人生の謎がするすると解けていった衝撃の一冊。
因果関係で成り立つこの世界と、同時並行で進んでいる目に見えないもうひとつの世界との係わりを、村上春樹の作品を引き合いにしながら丁寧に言語化している。
村上春樹の解説本ではなく、あくまで思春期を読みとくための村上作品。
これが万人の正解ではないけれど、少なくともこの解釈はわたしにとってとてもしっくりきた。
紹介してくれた友人らに感謝したい。
▼わたしが読んだのはこちら。
▼2016年の増補版「定評あるロングセラーに、近年の村上作品を取り上げた論考を新たに加えた増補版」とのこと。こちらも読みたい。
友人がひらいていた読書会。
告知 https://ameblo.jp/lychee-tangerine/entry-12239559493.html
感想 https://ameblo.jp/lychee-tangerine/entry-12260770229.html
この読書会出たのか出てないのか記憶が曖昧だけれど、彼女とこの本の話をしたのはくっきりと覚えている。
自分の思春期が癒えたり、子の思春期への怯えがなくなった。
他者との対話から気づくことができる。場(関係と機会)の力。