ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

家事=神事

思い立ってガスコンロ(ガステーブルというの?)を磨いてみた。
五徳とかグリルも油でべとべとだったので、さすがに嫌だなぁと思って。
使った都度、お掃除すればいいのだろうけど、
いつもは皿洗うだけでもうヘトヘトで放置気味でした。
魚焼いたときはもちろん洗いますけどね!


掃除してみたら、ぴかーっと光って、そのあたりの空気までがとても美しくなった。
あらゆることが中断され細切れになる日常のなかの、小さな小さな達成感。


家事って全体の分量を考えたり、
そもそもとるに足らないことと思うと義務感ある労働でしかないけど、
いっこいっこの作業はけっこう神事に近い貴さがあったりするよなぁ。

この神事を司る感じは、小さい頃にばあちゃんの手伝いで、
仏壇の仏具を磨いたことに由来すると思います。
「磨いてきれいにすることは、自分もうれしくするし、
仏様も喜ばれること」というばあちゃんの教えがあった気がします。


自分が気持ちよい環境に囲まれる、その環境を自ら作れる、
みたいなことって自分を大切にすることでもある。
逆な状態は自分を傷めることに近い…というのは言い過ぎかもしれないけど。

普段からうちが片付いてるとかきれいに磨き上げられてるってことではないですが、
できるだけ「家の事」が簡単になるような暮らし方をしたいものです。


朝から晴れてて、ガスコンロが光ってて、
買い物に行かなくても冷蔵庫の中のもので昼ごはんも作れる予測が立ってて、
午後は息子が友だちと遊びに行くから、
わたしは家で好きにしてられる土曜日って最高だなぁと思いました。