ヒトトビ〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する場づくりを通して考えることなど。

ことほぎラジオ第7話、配信しました。


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ことほぎラジオ第7話、配信しました。

ブログでの前回のお知らせが第5話で止まっていましたが、その後、

 

doremium.seesaa.net

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と、次々と配信しておりました。

「あ、これがやりたかったのかも!」とか「もうちょっとでなにか見えそうかも」という予感と衝動でつくりまくった、勢いのある2ヶ月でした。ああ、楽しかった。

 

第7話は少し落ち着いて、タイトルのとおり、「日常をしっかり」を感じ考え続けた中での収録となりました。

 

今回はリスナーさんからのおたよりがみーんな示し合わせたみたいに同じぐらいの量で長文で、おもしろいなぁ。ほんとうに丁寧に聴いてくださってるんだなとひしひしと伝わってきて、ありがたいです。おたよりはしていないけど、同じように感じてくださっている方の存在がこの10倍ぐらいはありそう。

 

楽しんでもらえるとうれしいです。
なんて言ってるあいだに、そろそろ第8話の収録の時期です。
さてさて、今回はどんなふうになるのかなぁ。

 

忘れものを届けない話

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月曜の朝は〈体操服、給食の白衣、上靴、歯ブラシ〉の入った‬「お持ち帰りバッグ」を息子が忘れていきがちである。先週も出て行ったあとバッグが置いてあるのに気づいた。出るついでに届けてあげたこともあったけど、その日は時間がなくて、届けなかった。

 

夕方迎えに行ったら、「きょうお持ち帰りバッグ忘れちゃったんだよねー。あなた(!)が届けてくれるのかと期待しちゃったー」とガハハと笑っていた。わたしも「きょうは時間がないし、ついでもないからしなかったよ」と言って、「そっかー」みたいな感じで話は終わった。忘れたことについては自分なりに解決したらしい。先生に相談などしたんだろう。

 

ここで「ごめんね、届けられなくて」というのも違う。それはわたしが責任をもつことではないから。「そんなもんお前の責任じゃ」というのも違う。息子はそれが自分の責任で行うべきだったとわかっている。

 

自分にも相手にも責任の範囲がある。まずは各々がそれをやる。もちろんそれを超えて行うことだっていっぱいある。でもそれは人の選択で自由である。超えてしてもらったら感謝。でもしなくて非難しない。そういうことかなぁ。全部に当てはまらないと思うけど、この日はそんなことを考えた。

 

忘れて致命的に困ることもたまに起こるし(パスポート忘れて飛行機に乗れないとか)、忘れるのが人間だから、どうやったら忘れないか工夫だなーみたいな話もした。これはわたし自分にも言っている、ということは息子にバレバレであった。

 

 

こどもは不思議

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今朝息子が別人になってた。顔立ちも違う感じ。内のほうの見えないところでなんかぐーっと変化があったんだなぁ。ほうほう。

 

だいたいそういうことの前にはすごく甘えてきたりするんだけど、そのときにどうぞどうぞと「甘やかす」をしてみると、安心してびゅーんと飛んでいけるみたい。後ろ姿が眩しい。

 なにかはわからないけど、おめでとう。

 

ああ、この人は、わたしでもなく夫でもなく、一人の人間なのだなぁということに感謝する。自分で産んだわけだけど、「あら、この男の子はどうしてここにいるんだろう、不思議だなー、不思議だなー」と思いながら、伸びたい方向へ生命力豊かに伸びてきて、8年経った感じ。

 

親子の関係性もちょっとずつ変化する。それぞれの世界の中で生きて、いろんな部屋に入って出て、また同じ部屋に戻ってくる。

 

まだしばらくは同じ部屋に。‬

 

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シャセリオー展を観てきたメモ

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国立西洋美術館で開催中のシャセリオー展、とっても良いです!!GWなのにお客さん少なかったからだらだら宣伝します!!5/28まで。国立西洋美術館

 

ポスターの「カバリュス嬢」、かわいいなぁ〜と思ってたんですが、本物はもっとぐっと迫ってきます。同じ部屋の肖像画群も、「肖像画ってこういうものだったのか!」と開眼した感じがあります。ロマン派ってよくわかってなくて、「すごく古い時代のヨーロッパ絵画」ぐらいの雑な捉え方しかしてなかったんですが、新たな潮流を起こした一人で、だいぶ異端児だったみたい。シャセリオーにしか描けない世界があって、シャセリオーの手にかかると人にも動物にも神話にも魔法がかかる。

いろんな対象と「恋愛」して、目でお話して、情熱をとらえる方だったんじゃないかなぁ。物腰柔らかで繊細で激しい。人間の感情をどれも美しいものと見て、美しいものに光を当てて、一番美しく描き出す。

 

新古典主義のアングルに11歳弟子入りして、16歳でサロンデビューするも、別の流れにいったドラクロワに傾倒して、新しい画風を作り出して行った。アングルからも画壇からも叩かれたこともあったようだけれども、若いモローやシャヴァンヌ、ルドンなどが影響を受け、慕い。モデルになった恋愛関係のあった女性たちが生涯絵を大切にしていたとか、彼の人生とてもドラマティック...。実際、絵柄もとっても漫画っぽいというか、きれいとか美しいの感覚が現代の我々に通じるものが多くて、わかりやすいし、すごく共感できる(←ここ重要)。

 

ドラクロワ、モロー、ルドンと並べた構成もよかったし、音声ガイドもとてもよくて、山田五郎の解説がとてもわかりやすくて3回ぐらい聞いた。ドラクロワの版画もとてもよかったです。

 

シャセリオーを観て常設のモローとシャヴァンヌを観るとまた味わい深いし、ナビ派を観たあとなので、ゴーガン、セリュジエ、ドニ、ボナールが並べてあるのとかうれしい。

 

 
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常設展の2階の「スケーエン展」もとてもいいです。観るのは2回目なんだけどまた新しい発見があった。19世紀のデンマークでこんな素敵な絵を描いてる人たちがいたんだー。人々の体つき、顔立ちは、それまで見て来たフランスの人たちと全然違って、バイキングの血を感じる。人々の暮らしぶりや海辺の風景なども独自のものがある。人間が風景に溶け込んで描かれているところとか、色や光が心地よかったです。

 

さらに下の階に行くと、モローとシャヴァンヌがいて、ゴーガン、ボナール、ドニがいて。ラジオの番外編でも取り上げたばかりだったので、この流れはすごーい!と興奮しました。

 

常設&企画だけで半日は要したので、ぜひ時間をかけてゆっくり観ていただきたいな!

なんだか元気になる展覧会です。

 

 

一箱古本市、出店しました。

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不忍ブックストリートの一箱古本市が無事に終了しました!あー楽しかった!!

2人が自宅や友人たちの本棚から持ち寄った本のうち、38冊が旅立っていきました。

 

昨年秋に初めて一箱古本市に出たときに、話したのはこんなこと。

"思い入れがあったり、その本について何かひと言添えられる本だけど、もう自分の手元にはなくてもいいな、と思える本を持っていきたい。処分ではなく、次にその本を必要としている人に手渡す気持ちでお店を出したい。"

 

今回もまたそんな気持ちで本を集め、お客さん一人ひとりと言葉を交わし、音読を聴いていただき、手渡ししました。このインスタントには買えない面倒くささがいいし、そういう面倒くささをむしろ歓迎する方々がたくさんいらしてる古本市だなという感じがしました。一回一回のやり取りが小さな出会いの場になったかなと思います。

 

やっぱり「お店をやる」って楽しいなぁと思います。パッとひらいて、もってきたものを陳列して、もってるものを披露して、集まってもらって、交換作業があって。それを「同じ場所」で積み重ねていくこと。古本市でのやり取りはほんの一瞬なんだけど、「この本懐かしい」「この作者はぜんぶ読むことにしてる」「この装丁なんか気になる」などの呟きから広がる、その人とその本とのドラマ(過去か未来か)をちょっぴり聴かせていただける。お客さんが「この本とわたし、今なにか関係してるのかも?」という気配に包まれている瞬間は、ほんとうに美しくて、とても好き。

 

音読をしたのは、持って帰ろうと決めた本を読む楽しみがより広がるように、より愛着がわくといいなというお節介からでしたが、大人になってから一対一で読み聞かせしてもらうことってあまりないから、皆さん喜んでくださったみたいです。「他の誰でもない目の前のあなたに」っていう贈り物をしたかったのです。

 

ラジオをはじめてから音読が楽しくてしょうがなくて、時々録音して友だちと交換して楽しんでます。そういうのもきっかけとしてあったな。これまでやってきたこと、今ちょうど出会っていることが次々につながっていってうれしい。


そしてなんと!なんとなんと!トリとニワトリは「谷根千工房賞」をいただきました!本屋が生業でないこと、一箱に収めていること、音読のアイデアがよいことなどが受賞の決め手だったようです。うれしい。商品は谷根千地域のおせんべい屋さん6店舗分の詰め合わせ、雑誌「谷中・根津・千駄木」、多肉的な植物の挿し穂。もう2人とも、どれも、大好物!(そういえば森まゆみさんの本も一冊出してました!)


立ち寄ってくださった皆さま、運営の皆さま、同じスペースでサポートしてくださった先輩店主の方々、本を譲ってくれたお友だち、ありがとうございました!

そしてなにより相方のニワトリ・まきさんにありがとう!!いつも知的な刺激と深い優しさをもらってます。

 

本を通じての出会い、楽しいな~  また一箱古本市に出てみたい。

売るって楽しいな〜 お店で働く仕事の楽しさを思い出した。

 

きょうは怒濤の祭りから一夜明けて、ちょっと喪失感と、あーまた知らないことを知って世界が刷新された!感と両方あってぼんやりしています。準備して、実践して、堪能して、省察して。楽しい。

 

 

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出店します!:4/30 不忍ブックストリート 一箱古本市

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昨年はじめて出店したので味をしめ、今年はなんと一箱古本市の元祖、不忍ブックストリートの一箱古本市に出店することになりました!

不忍の特徴は、書店、カフェ、ギャラリー、教会、ホテル、老人ホーム、文化財指定古民家などなど、地域のさまざまな建物の軒先をお借りして開かれるもので、言ってみればまちじゅうが会場になるという楽しいもの。(軒先をお借りできるので、雨天でも決行できるんですねぇ)

毎年秋にひらかれる芸工展にも通じますが、「まちじゅう」と「思ってもみなかった出会い」があるところが好きです。

 

 

わたしたちのお店の名前は、

トリとニワトリ

です。

 

2017年春:店主一覧 | 不忍ブックストリートにも載っております。

会場は、ギャラリーKINGYOさん 文京区千駄木2-49-10

同じ場所で出店する方々とは、はじめまして。どんなコラボレーションが生まれるんだろう。わくわく。

 

こんなコンセプトでやります。

大切にしている物語・暮らし・アートの本を、家の本棚から持ち寄ってお店開き。色とりどりの世界観が混じり合う本を介して、たくさんの方と小さな出会いの場をつくります。

 

 

 

まわりの店主さんたちは各地の古本市で腕をふるってきた猛者(?)ばかり。
どきどきしていますが、わたしたちなりの小さな場を楽しんでつくりたいと思います。

 

遊びにきてね!

 

 

 

前回出店した古本市の様子 ↓

 

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イベント・コミュニティ立ち上げの企画メモ①

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 わたしが教わったり発見して、役に立ってることの一部、雑多なメモ。

タイトルに①って書いたけど、この先あるか不明。あれば思いつきで。

 

 

◉ホームページまたはブログ

・あるのとないのでは大違い!

・Who we areの開示(一人でやっていても"We"の構えで)

・なぜはじめるか、なぜわたしたちか。

・会いたい人へ熱く声をかける。

・そのテーマと関係ある部分のプロフィールを明記。

・申し込みをホームページ以外のサイトで行なっていても設置する。

・人はそれを行なっているのが「何者か」「何のためか」「自分とどのぐらい関係があるか」を知りたい。

 


◉スピリットとボディを感じる名前

・ボディとは、場や集いの名前。
例)会、室、サロン、学校、部活、クラブ、サークル、祭、フェスティバル、セミナー、講座、屋、店、舎、会議、ラボ、etc...

・存在感、種類、規模、雰囲気を読み取れるか。

・名前は主宰者(団体)も、イベントやコミュニティもどちらも重要。

・読み仮名をふらないとわからないものは避ける。難読漢字、外国語。

・なによりも自分自身が愛着がもてるか。

・名前は初心にかえる一番の力を出すもの。

 


◉第◯回

・単発でなければ、継続していく意志を表明

・単発のつもりだったのに、2回目を企画することになったら、第2回。

 はじめをプレ(0回目)として第1回としてもいい。

・回数が重なるごとに、明記されている意味を感じてくる。主宰者も参加者も。

 

 

◉誰と何を

・「何を」から思いついても、「誰と」のほうが重要。

・対象者を絞り込む。一度やっても毎回見直す。

・誰とつながりを持ちたいか。

・他の項目との一貫性が見える。

・その場でなければ実現できない必然性が伝わる。

・1,000人に1人しか響かないものにこそ意味、価値があるので恐れず出してみる。

・そのアクティビティは本当に目指すものに近づいているか。

 

 

◉記録&アーカイブ

・毎回の活動記録を取り、写真とレポート文をブログ形式で投稿する。

・告知とはその単発の回だけが起こすものではない。

・開催日から3日以内(記憶の鮮明なうち)に一発目を書く。熱や勢いが大事。

・熟して出てくる考えや発見は、「わかってから」書こうとすると難しい。

・レポートを書く前提で場にいると、感度も上がる。

 

 

◉場の安全

・参加にあたって迷うこと、不安に思うこと、トラブルが想定、配慮されているか。

・主宰者が守れる範囲/参加者が判断するしかない範囲を明確にし宣言する。

 

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いろいろ軸が混ざってるけど、、、まぁいいや!