ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

お知らせ

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自分の本質とつながる場をつくる、主催者のための
個別セッション

対面またはZoomで1枠60分 ¥10,800(税込)
内容により枠数が異なります。

  • 場づくり相談
  • 募集文の添削、フィードバック
  • ふりかえりの壁打ち相手
  • マンツーマン講座

  • 参考動画「公開コンサルテーション」

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6/22(土)夏至のコラージュの会@あきゅらいず美養品・森の食堂

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 7/22(月)爽やかな集中感 競技かるた体験会

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ことほぎラジオ 

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連載中 「場づくりの技術を身につけよう」 

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 note  ロングインタビューの音声・テキスト、ひととびラジオ

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お仕事について

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【アンケート】第2回参加型対話イベント『語らずにはいられない!沈没家族と"わたしの家族"』

5月10日にひらいた、参加型対話イベント『語らずにはいられない!沈没家族と"わたしの家族"』のレポートを書きましたが、

hitotobi.hatenadiary.jp

 

ご覧いただくとわかるように、とっても壮大になってしまったので、アンケートを別投稿にしました。

 

当日参加した方で、アンケートをこれから送ってくださる方も大大大歓迎です。

時間が経ってから出てくる思いもあると思います。お待ちしてます。

こちらのフォーム

 

 

それではアンケートのご紹介です。

 

このイベントで印象に残っていることはなんですか?

  • 穂子さんの強い女性の感じがよかったです。
  • 進行が楽しかった。
  • 穂子さんとめぐちゃんと話せてよかったです!
  • やっぱり子育て終えた年代の方々ばかりなのだなぁと。
  • 対話→自分とは別の視点がある。
  • 穂子さんの話。
  • 様々な子育てのお話が聞けてよかった!!
  • ざっくばらんな感じがよかったです。
  • みんな幸せそうでした
  • 参加者が皆楽しそう。穂子さん、土くん、ライチさんに会えた。自然体ですてき。
  • 自分のまわりにはあまり興味を持ってくれる人がいなかったのですが、今日いろんな思いを持っている方にたくさん会えてよかったです。
  • めぐさん含め当事者の話に影響を受けました。
  • 参加者それぞれの沈没ハウスがあるんだなーと勝手に思いました。
  • 生の穂子さんの空気感に触れられたこと、家族についてだけでなく、居場所づくりの話などもできたこと。
  • ナマ穂子さん!& 皆、沈没スタイルを求めているんだなぁ!
  • たくさんの方が『沈没家族』について語りたくて集まったこと。
  • いろんな立場の方の意見を聞けたこと。
  • 穂子さんの一挙手一投足。
  • 何かを発信したり企画してる方が多いと感じた。また、母子家庭の方と何人かと話しした。

 

 

 

感想やメッセージなど自由にお書きください。

  • 初めて会う方にオープンマインドで話せる雰囲気がすごいなと思いました。とても楽しかったです。
  • 「対話」の場をもっともっと増やしていくとナニカが変わると思います。ありがとうございました。
  • 「沈没家族」もっともっとみなさんに見られますように!
  • "シェア"や"拡大家族"はかなり主流になってきてるように感じてましたが、レイヤーによってはまだまだ全然で、孤立する人もいるのだろうなと。
  • コレクティブハウスとして転化、発展できるといいと思いました。
  • 山くんの「がんばったよ」のところ...理想の家族になれなかった?ってことかな。
  • この映画と出会えてよかった。「人」も捨てたもんじゃないと思いました。
  • ラッキーな体験でした。
  • これから観るのが楽しみです。
  • 会えてうれしかった!(沈没メンバーの方から他のメンバーの方へ)
  • 土監督にはこの映画を撮ってくれて感謝です! 自分の育ってきた環境を語ることって、なんかやっぱり少しタブーっぽいところ、神経質になってしまうところがあるけれど、「沈没家族」を観て、家族のこと、人とかかわることについて話がしたくなりました!
  • 違いを知るって楽しいですね〜
  • この後、初めて観ます!やっと観られる!!戻ってきてくれてありがとー!

  • 全く同じ取組はできなくても、まずは穂子さんのように感じるままに動いてみたいな、動ける人間になりたいなと思いました。

  • ナマ穂子さんの、想像以上の野性+知性+無防備な雰囲気に、いろんなことに納得がいってしまいました。

  • 緻密な計画性よりも、本能と、最上級の行き当たりバッタリと、柔軟さから、沈没家族は成り立っていったのかもなぁ、とか、穂子さんは、人を信じる力が強いのでは、と想像しました。あなたを信じてるよ、と委ねられたら、人は悪いことできないと思うし、だから無謀に見える、ランダムに集まった人達と家族でいられたのかな、と。

  • 大人というのは子どもにとってロールモデルなわけなので、いろんな大人の背中を見ながら育つのはいいことだし、大人も大人で、子どもから学ぶこととかもたくさんあるので、環境としての、沈没スタイルは最高。そして、生活、日常。

  • 私もえいやっとできることから。やっぱりみんなでご飯を食べるとこから!日本の子育て環境には風通しの良さが必要。そして専門性より人間力

  • また観たい!続編もぜひ!

  • 聖子さんの場づくりのおかげで、居心地良い時間を過ごすことができました。
    3人トークは、ボクらの時代の場を共有しているようでした。素敵な場所をつくってくださりありがとうございます。

  • 映画を観た瞬間というのは、自分の中で消化する時間が欲しくなります。その後に必ず誰かと語りあいたくなります。特に沈没家族はそうでした。このイベントを企画くださって有難うございました!まさに語らずにはいられない!

 

たくさんのご回答ありがとうございました!

 

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【レポート】ひらきたいだけひらこう!第2回参加型対話イベント『語らずにはいられない!沈没家族と"わたしの家族"』

レポートが大変遅くなりましたが...5月10日、金曜日の夜、
映画『沈没家族劇場版』の参加型対話イベントの第2回を開催しました!

 

会場は、前回と同じくポレポレ東中野1Fのカフェ、Space&Cafe ポレポレ坐

全面貸切です!

 

準備が全部終わって、お客さんが入るまでの、しんとしたこの時間がわたしはとても好きです。

今回は映画を観ていない方もOKとしているので、ウォークインは映画のトレイラーを流していました。

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この日の登壇者。左から、
加納穂子さん。監督の母。八丈島から到着したばかり。
加納土さん。この映画の監督。
高橋ライチさん。映画では「しのぶさん」。沈没家族の住人。

開始前に既にビールが入ってゴキゲン^^

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時間になって続々とお客さんが入り、なんと、第1回と同じく40人超もの方が来てくださいました!

金曜日とはいえ、平日夜。
レイトショー上映前の時間帯という微妙な設定にもかかわらず、当日駆け込みの方もいらっしゃり、大盛況でした。この時点でもう胸いっぱい。

映画公式や関係者などのFacebooktwitter、ポレポレ坐のHP、友人からの紹介、たまたま通りがかって(この映画が気になっていたので)など、ルートも様々。

 

 当日のファシリ進行表。

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まずはこの場のファシリテーター(わたし)の自己紹介をし、今日の場のねらい、進め方、対話のルールなどについて説明。

 

特に、「ひみつはまもる」「後日もちださない」については、

タイトルが、『語らずにはいられない!沈没家族と"わたしの家族"』だったのですが、自分の家族について語りたいけれど、少し躊躇することもあるかもしれない。そのときに、ああ、口にしなきゃよかった!ということがないようにしたいと思いました。

この日こういう場のしつらえの中だからこそ出てくる気持ちや語りを大切にし合いたい、という意図です。

 

また、観ていない方もいるので、「これは観てないとわからないかも」という部分についてはおもしろさがそがれない程度に補足説明したり、観ていない方も「それは何ですか?」と遠慮なく質問してほしい、ということもお願いしました。

ここでなんと、まだ映画を観ていない方も1/4ほどもいらっしゃることが判明!
この語る場に出てから観る予定、観るか決めるつもり、の方だったようです。
これはすごい!この場が画期的だということの証!うれしい!

 

写真撮影の許可もいただきました。

 

皆さんにこにこしてうなずきながら聞いてくださるのがありがたく、わたしも次第に緊張がほぐれてきます。

 

場は最初の5分が肝。そこに当日の全体の6割の力をかける、と師の一人から教わりました。

飛行機の離陸に似て、この時間で「よし!」という感じがあれば、あとはスッと飛んでいく。この日もよい感触を得て、ひらけました。

 

さっそく参加者同士、1テーブル3人でこちらをテーマに対話をしました。

もう観た人は、「沈没家族、どうだった?」

まだ観ていない人は「なんで興味もった?どんなイメージ?」

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まずはA5の紙に今パッと出たキーワードやフレーズ、言葉で出ない人は絵を描いてもらって、それを元に1人1分で紹介。その後12分ほどテーブルの3人でフリートークをしてもらいました。こうすると、きょう、今、この場で、自分がどんな関心から座っているのかが相手にもわかるし自分にもわかります。飛び石のまずは最初の石を置きます。

 

一度映画を観た方はやはり、"あの"穂子さんを見たい!会いたい!という動機が大きいかなと思われますが、他にも、"家族ってなんだろう"と日頃から考えている方や、共同保育やシェアハウスという暮らしに関心のある方、とにかく衝撃だった、うらやましい、なぜか気になるから...といったような関心があるように見えました。

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話しづらそうな人はいないかなと見回っていましたが、最初に一人ずつの話す時間を取っていたのと、合間で声が聞こえない人がいたらお話を振ってあげてください、などお願いしたり、3人という話しやすい人数で組んでいたからか、どのテーブルもいろいろな話が盛り上がっていました。

 

それはそれはもう大変なにぎやかさ!!この景色がやっぱりうれしい。

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話してみてどう?

終わってから、「どんな話をしたのか、話していて印象に残ったことがあればシェアしてほしいです」と7, 8テーブルぐらいの方にマイクを回すと、これまた1テーブルごとに、1人ひとりに異なる、彩り豊かな景色を話してくださって、「そんな関心から?」「へえ、そんなふうに見たのか」「あれを見てそれを受け取るのか!」など、話を聞いていてまた話したくなるような衝動がわいてきます。

40数人中ごく一部の方の声だったけれども、こんな方がきょうここに来ていて、声を聞かなかった他の方にもさぞかし多種多様なエピソードをお持ちなんだろうなぁとも思わされました。

3人では少ない、でも全テーブルだと時間が足りないし、聞き手(お客さん)が受け取る容量オーバーで聞き続けられないだろう、というところで、7,8人ほどで「こんなものかな」と止めました。もっと聞きたかったけど!

実は沈没のメンバーも数人紛れていたりして、ちょっとしたサプライズ感もあったようです。

 

 

そのような流れを受けて、次は、真ん中の椅子に登壇者の穂子さん、土さん、ライチさんの3名に座っていただいて、

今のみんなの話を聞いていてどう思う?

をテーマに語っていただきました。「こんな話やこんな話が出ましたが、今それについて感じること考えることは?」と振ってからわたしはその対話には入らず、外側からお客さんと一緒に聞きました。

 

最後にマイクを向けた方が「自分は一人の時間が大事なので、沈没ハウスに暮らすのは難しいのだけれども、そのあたりのプライバシーについてはどうだったんだろう」という感想を話してくださったのを、穂子さんが受けて、「わたしも一人の時間必要ですよ」と話しがはじまりました。

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その後話題が展開していき、こんな話をしました。

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ちなみにこれは、誰がどのタイミングで何を書いてもよい付箋。

人の話を聞いていると書き留めたくなる人種(!)が一定数いるのです。わたしもその一人。書いて出すと安心する。そしてそれがテーブルの上に置かれていると、他の人たちの理解や整理の助けになったり、「自分とは違うポイントを拾う」=多様な視点に気づくきっかけになります。

 

 

 

次は、「観客」の時間。真ん中の椅子にお客さんの中から3名の方に出てきていただき、わたしがファシリテートしながら、

今の登壇者3名の話を聞いてどう思った?

を話しました。先ほどはわたしが個別にマイクを向けて感想を聞き、全体へシェアする形にしましたが、今度は4人で話しているところを鑑賞してもらいます。

こんなふうに、「観客」と「映画の人」のそれぞれの対話と鑑賞の時間をつくっています。なんのために、だれと、何をするかを関わる人たちと設計していくのが場づくり、ファシリテーターの仕事です。

 

ここの写真がなかったので、どなたかが書いてくださった付箋を貼ります。

ここまで場で語ってきたこと、3名の対話を鑑賞した経験、そこから出てきた自分の物語が語られました。

深まる対話、ひらかれる自己。

ノリとは全く異なる、この流れでなければ出てこなかった、ほんものの言葉。

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ここで席替え1回目。

せっかく来たからには、できるだけ多様な背景と関心を持つ人と交流して、自分にはない視点を持ち帰ってもらいたいのです。

 

さらに、分かれて対話していた【観客】と【登壇者】の垣根を外して3名もテーブルに入ってもらい、

今のを聞いてどう思った?

を話していただきました。

 

盛り上がるテーブル。付箋ももりもり。

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10分ほど話していただいたところで、

席替え2回目

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話は尽きない!でも終わりの時間が来てしまいます。この直後のレイトショーを観る方のために、この日はどうしても時間は守らなくては!ということで、クロージングへ。

きょうのひと言!
を1人1枚書いていただきました。


皆さんの受け取ったものの、凝縮された表現!!

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お客さんが書いてくれた一枚をライチさんが指名して、それに書かれている言葉について聞かせていただきました。穂子さんへの質問で、「八丈島に移った理由」について。これもまた、ここでしか聴くことができない話。

場にいて個人的にずっと感じてきた、「ドキュメンタリーがずっと続いている!」がここで場で共有されたような感覚がしました。

映画「沈没家族」は土さんがカメラを通して写し、物語として編集し、人生のごく一部を切り取ったものだとわかっているけれども、あのドキュメンタリーを観た自分が感じた存在感は確かにあった。

その存在感を生身の体で生きている人がいて、あの物語の続きを、語られていなかったことを山ほど持ってきょうも生きている人がいる。

それが今目の前にいる、というダイナミズム。

 

最後の最後にこのような時間が訪れた。

場が連れて行ってくれる美しい場所に、皆さんで一緒にたどり着いたような感触をわたしは得ました。

 

最後に監督から挨拶があり、皆さんで記念撮影をしました。

 

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ご参加くださった様、ご関心・ご声援をお寄せくださった皆様、
ありがとうございました!!!!

 

観てなくても語りたい!
語ってからこのあと観るのがより楽しみになった!
もう一回観たくなった!

などの声が聞かれ、鑑賞対話の場の可能性を感じました。

 

あふれる思いのアンケートはこちらに掲載しています。 

 

 

わたしのところには、
「ず〜っとみんなの話を聴いてたかったし、わたしもず〜っと話してたかったなと思いながら帰りました」
という感想が届いて、ああ楽しんでいただけたんだな、よかったなぁと、あたたかい気持ちになりました。

 

付箋の山から見つけたこんな言葉も、映画の力、場の力。

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観て語る、対等性と個別性、多様性を大切にして語る。
それが実現できているのはこの映画と、産み育んできた方々のおかげだなぁとも思います。

 

穂子さん、始めてくださって、
ライチさん、作ってくださって、
土さん、撮ってくださって、
配給の大澤さん、宣伝の加瀬さん、ポレポレ東中野さん、届けてくださって、
カフェポレポレさん、場所を守ってくださって、
ありがとうございました。

 

映画はポレポレ東中野でもロングラン上映が決定!仙台、大阪を皮切りに、全国上映がはじまりました。ぜひお運びください。

上映劇場一覧(公式HP)

http://chinbotsu.com/theater.html

 

それから、
これまでこの映画を観に劇場に足を運んだり、この映画について、言葉にして表現してくださったお一人お一人に、ありがとうございました。

わたしはこれからも映画はもちろん、さまざまな作品・表現に対話をセットし、作り手、届け手、受け取り手のあいだをつなぐ場をつくっていきます。

(そのお仕事の話はこちらに書きました。ご興味ある方は読んでくださいませ!)


どちらかでまたお目にかかれますように。

 

 

 

*おまけ*

 

穂子さんが八丈島で育てているとーとーめ(鶏)の卵。

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大きさを比べるために名刺を置いてみたが、このボリューム感はやはり写真では伝わらなかった...。いろんなサイズがあるのも鶏が産んで、人が届けてくれた感じがする。

"トウモロコシを資料に加えていない"から黄身がレモン色になる...知らなかった。美味しかったです。

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"とーとーめも人も、それぞれの営みをそれぞれまっとうに送り、命をのっとられずに生きることを望みます"、というところが穂子さんらしい。

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園芸外交

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息子が学校で育てていたマリーゴールドが3世代目。
花が咲いて、同じプランターに植えた朝顔が芽を出してます。
 
しそを苗で買ってきて植え替えしました。
 
「九条ネギの根っこがついてるやつを挿しといたらまた生えてくるよ」と聞いて、それもやってみます。
 
植木鉢が余っているので、ゼラニウムを植えたい。簡単で長持ちしそうだから。虫除けにもなるし。
 
ベランダの多肉植物もみんなぴっかぴかでちょっとずつ根や芽が出てきました。去年隣の大家さんにもらった多肉二種類は、あの猛暑を生き抜き、ちょぴっと大きくなっています。
 
 
***
 
 
ベランダ以外は、ぜんぶ路地のおばちゃんが毎日水やりをしてくれています。
3年ぐらい前からちょこちょこ草花を植え出して、すぐに
会った時に「ありがとうございます、いつも」と言うと、「いいのよぉ、ついでだし、4人で交代でやってるから」と言ってくださる。
 
最初はわたしに対する優しさや親切心からなのかなぁと思ってたんですが(まぁそれもあると思うけど)、ある日立ち話をしていて、
 
「お花が咲くと楽しみでしょ。おたくが朝顔を植えてるから、うちらは植えないでいいし。それに、通りを歩く人が、きれいなお花が咲いてたらうれしくなるしね」
 
と言われたときに、思わず泣きそうになりました。
 
 
そこには、自分の所有物で自分の範囲を飾ることで自分の満足だけを得るというのとは、全然違う次元のシェアの感覚があって、驚いたのです。
 
こういう人たちが地に足のついた日常を営んで、コツコツとまちの手入れをしているんだと思うと、ここに暮らしていることがほんとうにうれしくなります。
 

対話が連れていってくれる、NOとリクエストを考えるシェア会(夜の部)

NOとリクエストを考えるシェア会〜1/2成人式をめぐる学校とのやりとりを手がかりに〜の夜の部をオンライン会議システムのZoomで開催しました。

 

(その前日に行った昼の部のレポートはこちら)

 

 

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進め方は、

・チェックイン(お名前、お子さんの年齢、きょう楽しみにしていることなど)
・録画(前半)鑑賞
・全体共有
・録画(後半)鑑賞
・質疑応答
・チェックアウト(収穫など)

 

「どちらかに来られるように、昼と夜と2回やりたいね」と話していたときに、
「昼のほうを録画して、夜それをみんなで観て対話したらいいと思う」とライチさん。

「それはいいアイディア!」とすぐにわたし飛びつきました。

話すほうとして、1回話したらけっこう満足してしまって、同じようなエネルギーでは話せないのではないかという懸念がありました。

でもこれなら2回目は対話に集中できるし、前日の経験を踏まえてより丁寧でよりわかりやすい質疑ができる。わたしもわたしの話をじっくり鑑賞できる。

逆に1回目は、その場にいる方々の反応をダイレクトに受けながら、よりライブ感をお互いに楽しむことができる。その熱さを共有しながら、対話や質疑応答ができるし、ランチをいただきながらざっくばらんに話せる。(Zoomの場合は一斉にわいわいしゃべるということが難しい)

 

......なんとこれは!

体験をシェアし、鑑賞するための形式を発明した!!!!

これは画期的です!

 

途中、録画ができていなかった箇所があり、その場で再演するという一幕もありました。スムーズに運ばなかったにもかかわらず、皆さんがあたたかく受け入れて、協力してくださって感謝。

わたしとしては、録画もその場のライブもあったのがおもしろかったです。

 

 

 

 

 

オンラインというしつらえの違いもあったと思いますが、昼の部に来てくださった方とはまた全く異なる動機、感想、収穫を聴かせてくださいました。

 

今回のテーマになっていた小学校、中学校、幼稚園、保育園、PTA。
1/2成人式、組体操、普段の授業、教育方針...。

それぞれにお子さんが通っている、通っていた場所を組織と考えたときの付き合い方
戸惑いや違和感があったり、傷ついたことがあったり。

言いたいことはあるけれど、誰にどう言っていいかわからない。
そもそも言っていいのかもわからない。
それが及ぼす影響を考えると怖れがある。

 

わたしは、「どんな感情がわいても、それは鑑賞する方の自由で、たとえば憤りのようなものがわいてきても、それも大事にしてほしい」というような話をし、自分の経験を語り、語りながらもそのときの感情をありありと表現してみせて、さらにそれを解釈し、希望を語りました。

具体的なやり方も紹介しました。

違和感をおぼえて、断りたいとき、どんなふうにNOを表明するのか、そしてそのあとに、どうリクエストを出すのか。

相手が良い人で、お世話になっていることを感謝していることと、でもそれに参加できない、YESと言えない、ほんとうはこうしてほしいと思うことは別のこと。

 

それぞれに深く、大きなものを受け取ってくださっていたことが、シェアの時間に感じられて、ありがたかったです。

 

同じように行動しようとか、廃止の運動をしようという呼びかけではなくて、意図したのは、NOを言うこととリクエストを出すことが自分を大切に生き、希望をつなぐことになるよ、ということでした。

 

 

自分でも印象に残っているのが、前夜に降ってきたこのフレーズ。

NOを言いリクエストを出すことは、規範や役割に閉じ込められている相手を自由にし、より人間らしさを促すこと。

勇気を持ってNOと言う。そしてさらに信じてリクエストを出す。

リクエストは、「どうせ聞いてもらえないに決まっている」からではなく、
たとえば「わたしたちはお互いに子どもたちの健やかな成長を願っていて、そのために共につくり、協力し合いたい。わたしたち同士も大切にしたい」という望みから、具体的に出す。

だから自分にとってクレームや非難や争いにはならない。(相手の受け取り方はコントロールできないけれども)

 

 

ライチさんが「個別具体の話をすると、普遍が生まれる」とおっしゃっていましたが、まさにその通りのことが起こっていました。

一人ひとりの背景や気持ちが大切にされ、聴いてもらえて、他の人の話が自分にとても関係し、見えないところで大切なものを渡し合っていることが感じられるあたたかい場、これこそがわたしたちが見たい世界なのではないか。

説得や脅しは必要なくて、対話が連れて行ってくれるのではないか。

 

 

これが表現をする側から見える世界なのだなぁ、とも思いました。
わたしというドキュメンタリーを演った。

様々な経験やそのときの感情や自分の変化を味わい観察し、表現として昇華させる。

パフォーマンスとして観せる。

 

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昼の部の冒頭でも話したのですが、わたしがこの会でシェアしてみようと思えたのは、友人が5年ほど前に、ある出来事を通して、お子さんが通う学校とのやりとりをしたときの経験をシェアする場をひらいてくれたことがありました。

わたしは当時、小学校と何か重大な問題が発生していたわけではなかったのですが、言語化しづらい違和感や漠然とした不安を抱えていて、参加しました。

その場で、友人が語ってくれたこと、出来事と感情と解釈を聴いた体験、それに対して感想を話し合ったり、質問をした体験は、とても大きくあたたかく、わたしを支えてきてくれたのでした。

それがあったから、わたしも今、このシェアの場をひらいたほうがいいのではないかと思えた。

 

そう、「あのときあの場があったから、今のわたしがある」という体験。

人間を生かす上で不可欠なものの一つだと考え、場をつくる仕事をしています。

 

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この2回の場を経て、また一層、世界への信頼が高まったように思います。
この試みに参画し、一緒に場をつくってくださって、ありがとうございました。

 

このテーマ「NOとリクエストを考える」は、とても大切なことなので、この先も継続的に発信できるような仕組みがないか、ライチさんと相談しているところです。

またご案内できるときがくれば、と思います。

 

5月の競技かるた体験会、ひらきました

5月14日は、横浜Umiのいえで3ヵ月に一度ひらいている「爽やかな集中感 競技かるた体験会」でした。

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8人でわいわいにぎやかに。末次先生のRTで知ってきた大学生、4年くらい前からせいこさんのかるたの場来てみたかったとの知人、前回も来てくれた友人、Umiのいえのスタッフさんたちなど。

もともとはスタッフさんたち自身がやってみたいからこの講座がはじまったという経緯があって、それでも1回で終わらずに回を重ねられているのはありがたいことです。

 

いつものように前半はレクチャー。

百人一首の歴史、百人一首の構造、競技かるたへのつながり、競技かるた界はどうなってる?などをご紹介しました。

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わたし手持ち参考本の一部をご紹介。

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ルールを説明して、後半は実際に並べて取ってみます。

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歌を無理に覚えなくていいとお伝えしているけれど、ルールは公式通りで行います。

ルールの中で、のびのび一生懸命やると自然と「あぁもっと覚えたいなあ!」となる。「つまりこのルールの中でたくさん覚えていて決まり字でとれるほうが断然楽しいってことですよね?」と自発的に気づいていく、というところがよくて。

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競技かるたは未経験だけど、小中学生時代に学校でやって覚えた、好きだった経験がある人は、札を見てさわって音を聴いているうちに思い出されていく。あるいは30,40になった今はじめて知って、興味が出てきた。一首も覚えられない、でも一枚でも場所を覚えたり払い手ができると、これぞ!と楽しいとか、そういうみんなを見ているのがいつもうれしいのです。

 

競技をしている「わたしたち」しか行けなかった島。
見えてるけど遠かった島へ船で連れて行けて、みんなで上陸して。
ここはこんなふうになってたのかー、これ楽しいねーと夢中で遊び。
時間になって帰るときには、島から陸へは船じゃなくて橋がかかっている。陸が近くなってる...。

というようなイメージが浮かびました。

 

「2時間の講座でここまでいけるのか!」というところにお連れできているような感じが、わたし自身もしています。

教える、おすそ分け、ガイド、、やっぱり楽しい!!

 

 

Umiのいえの階下にある斎藤整骨院の院長からは、構え云々以前に腰を治したほうがいいですよと言われ、簡単な施術をしてくださり、東洋医学古武術の観点からの身体の使い方を伝授されました。ありがたい。

腰の治療については考えようと思います。まずは骨盤を締める帯から。。

こちらはUmiのいえと連携しているので、お子さん連れでのご来院歓迎とのことです。

http://saito-seikotsuin.uminoie.org/

 

 

 

 次回は7/22(月)14:00-16:00 お申し込み受付中!

coubic.com

 

 

2、3ヶ月に一度のペースがわたしにとってもちょうどいいのも続けられている理由です。

今回から次回のあいだは、わたしが競技者としてかるたで経験することもあるし、日々アンテナを張っているから知識も自然と増える。出会いもある。

より楽しく講座が育つ期間です。

 

競技かるたにご興味のあるあなたと会えますように^^

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《Information》

●出張講座、承ります。

参加者4名以上で承ります。2時間の場合は競技かるたをメインに、2時間半〜3時間の場合は百人一首の歴史などもお伝えします。実施例 をご参考に。謝礼についてはお問い合わせください。

 

●お子さんのための百人一首オンライン個人授業、承ります。

子どもが学校から百人一首の暗記の宿題が出たが、覚え方がわからない、乗り気じゃない。おもしろさや楽しみ方を知ってより前向きに取り組んでもらいたいが、親の自分は百人一首に親しんで来なかったのでどうすればいいかわからない.....などのお困り事や興味に応える授業です。

暗記の仕方はもちろん、百人一首の歴史的・文化的背景、特徴、歌人のプロフィール、歌の味わい方などもお伝えします。過去の実施例はこちら。対面もOKです。授業料は60分¥10,800(税込)〜です。

 

百人一首や競技かるたの趣味の会を立ち上げたい方へのアドバイス、承ります

2012年1月〜2017年9月まで、かるたCafe〜百人一首を楽しむ大人の部活というコミュニティを運営していました。また2016年に本格的に競技かるたをはじめてからは、有志の練習会も催すこともあります。
場づくりのプロのアドバイスを受けながら、会の趣旨を立て、場所を選び、仲間を集め、当日の進行を準備し、運営に取り組んでみませんか。(※全日協の登録会を目指すための情報やノウハウ提供ではありません)
オンラインまたは対面にて。コンサルティング料60分¥10,800(税込)〜

 

お気軽にお問い合わせください。

お問い合わせフォーム

 

クリムト展がますます楽しみになるウィーン・モダン展

国立新美術館で開催中の
ウィーン・モダン〜クリムト、シーレ 世紀末への道
を観てきました。

 

同時期に東京都美術館クリムト展を開催中。

両方観た友人に、「どちらを先に見るべき?」と聞いてみたら、「ウィーン・モダン展を先に行って"あの時代"を抑えた上で、その文脈にのってクリムト展を見るとよいのでは」とのこと。

「ウィーン・モダンのほうは、美術品が多いのは後半なので、前半はだいたいの流れを頭に入れられる程度に見る感じがいいと思う」ともアドバイスあり。ありがたや。

 

クリムト展をより充実して見たいというのと、あとはこの一人芝居をどうしても見たかったというのがあります。

これを見るには展覧会を見ておいたほうが絶対にいいだろうと思い、スキマ時間に行ってきました。

artexhibition.jp

 

時間がなくてほとんど予習ができなかったけれども、毎日小学生新聞でたまたまやっていた、びじゅちゅーんの井上さんのクリムト解説がおもしろかった。クリムトとモデルの関係のところは特にウィーン・モダン展を理解するのにも役立ちました。

井上さん、ありがとう!

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展示のほうは、あまり詳しいメモも取れなかったのだけど、ほんとうにアドバイス通りだった!

前半の経緯と背景があっての、後半の具体的な芸術群なんだけれど、後半にたどり着くまでがけっこう長い。じっくり見たらそれはそれでおもしろいと思うのだけれど、時間がなかったので、やや駆け足気味で観て、クリムトへ突入。

 

19世紀後半から20世紀前半の30年ほどの短い間に、こんなキレッキレの時代があったなんて!というのがまず感想。

好きー好きだわーー!!

この感じを引っさげてクリムト展を観に行くのが楽しみ。


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美術のなんとか主義やなんとか派とは何か、それぞれへの流れや関係を見たい時に、この本を教科書にしているのですが、同時期に起こっていたのは、象徴主義ベル・エポックデカダンス、ラファエル前派、アール・ヌーヴォー

画家でいうと、

イギリスはロセッティ、バーン=ジョーンズ、

フランスはモロー、シャヴァンヌ、ルドン、

ベルギーはアンソール、クノップフ

ノルウェームンク

スイスはホドラー

など紹介されているのですが、オーストリアのこの時期の美術は載っていなかったのですよね。ウィーン分離派も。

わたしもクリムト、シーレは知っていたけれど、なんとなく独立した存在になっていて、この時代の、この国のひとつのムーヴメントとしては捉えていなかったところがあり、今回の展覧会で光を当てたところが秀逸でした。

 

そしてちょうど今東京ではラファエル前派展とモロー展を開催中で、去年はルドン展とムンク展もあって。たまたまなんでしょうか、いつも展覧会同士が響き合っているような感じがするのは。

 

 

 

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クリムトやシーレはもちろん本物で見られてよかったけれど、収穫はそれだけではなく、それまで音楽の都、とだけ冠されていたウィーンで、こんなモダンでスタイリッシュな建築、家具、食器、ファッションが存在していたとは、驚きでした。

↑ のA5ファイルにもあったポスターなんかも、めっちゃカッコいい。

好きすぎて、ウィーン世紀末美術の多くの作品を収録してある画集が売っていて、1万〜2万ぐらいするのだけど、一瞬衝動買いしそうになりました。。

 

ちょうど今開催中で、先日わたしも行ってきてブログにも書いた「トルコ至宝展」もそうだったし、「有名だけど知っているようで知らない」、有名な単語や画家のその背景から観ることができるように、新しいテーマを据えて光を当ててわかりやすいように見えてくれている展覧会がこの国立新美術館では続いていて、とても楽しい。

 

カルティエ展も、楽しみです。普段ジュエリーって特に興味ないけれど、新しいアプローチをしてくれるんじゃないだろうか。

 

 


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そして出直して翌日はこちら。

展覧会の半券だけでこれが観られるなんてありがたすぎる。

直前にドイツの旅の話を聴いて、ガランチャを生で聴いた話を聴いて、ドイツ行きたいーーと思ってたところの、このオーストリアの女優さんMaxi Blahaの美しいドイツ語を1時間浴び続けるという至福。

 

その身体と存在がそもそも芸術である上に、このエミーリエ・フレーゲの解釈。

現代に蘇ったエミーリエならこういうふうに語るかもしれない、「わたし」とクリムトとの間にあった出来事、関係性を独白する。

怒り、悲しみ、憤り、歓び、挫折、葛藤、妬み、怖れ、誇り......。

一瞬たりとも目が話せなかった。これは無理して行ってほんとうによかった。

 

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このすばらしさをトレイラー越しに想像してみてほしい。。

 

youtu.be

 

youtu.be



クリムト展も、ラファエル展もとっても楽しみです。

友だちが言っていたとおり、今年はほんとうに展覧会の当たり年。

ソフィ・カルとジョゼフ・コーネルだけでもう十分!なんて書いたけど、やっぱり見たいのがたくさんあって、身一つでは足りない。

 

知れば知るほど理解が深まり、学びが深まる。

またその学びを共有できる友だちがいることも、宝。

 

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ひらきました!NOとリクエストを考えるシェア会、昼の部

NOとリクエストを考えるシェア会・昼の部が終わりました。とてもよい時間でした。

 

ご自宅でパンの講座などをなさっている場所、ふみかか亭。

 

この話をするにあたって、生活の場がいいんじゃないかと思った。人が作って食べて風呂入って寝る。一緒に住んでいる人が熱出したり回復したり、ケンカしたり仲直りしたり、思いやったり思いやれなかったり、泣いたり怒ったりしている場所。地に足のついた営みが日々繰り返されている場所。

 

庭に咲いていたお花をサッと生けてあしらう。すてき。

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同じ谷の住人だけど、それぞれ個性豊か、色とりどりムーミンマグたち。
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わたしの話は参加してくださった方のコンテクストによって、実に様々に解釈されていって、「そうかこの話はそういうふうに受け取られるのか」「別の言葉や別の事象から表現するとそうなのか」などがわかり、刺激と学びを得ました。

 

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実際はぜんぜんこの通りに進みませんでしたが、やはりスケジュールをつくることは大切で、つくってあるからその場で調整が可能になるんだよね、ということをライチさんとふりかえりで話しました。

そう、企画、想定大事。やるから想定を超えられる。

 

対話の場づくりをするわたしたちなので、単に時間が来るまでわたしが自由に話してたのではなく、設計をしました。

前半のトークは「あったこと」

後半のトークは「その後何が起きたか・そこからわかったこと」

と構成しました。

 

 

前半の「あったこと」は時系列で、

  • 日にち(時期)
  • できごと
  • 関係者の行動や言動
  • わたしの行動とそのとき感じた気持ち
  • 支援者の行動や言動

にまとめました。

 

後半の「その後何が起きたか・そこからわかったこと」では、

  • こういうことをするときに、どんな感情や気持ちが生まれるか
  • 変えたいことがあるときに、何が良く作用したか、効いたか
  • NOを言う、それ以前にあること
  • なぜわたしは行動できたか
  • その経験を経てわかったこと
  • わたしがいつも大切にしていること
  • 提案

とし、解釈や総括を加えました。

 

ただ個人の話を聞くだけでは、表面的な環境や状況、あるいは個人の資質の部分に目が行きがちで、聞き手が自分事として聞きにくいのですが、感情の話を出し惜しみなくすることで共感しやすくなり、さらに時系列で物語ると理解しやすく、自分のことに引き寄せて考えやすくなります。

さらに、解釈や総括を加えることで、個別の物語の中にある個別性と同時に、普遍性も立ち上がってくることになり、これが場の共有知になります。

聞き手が、自分との関連を見出して、取捨選択し、解釈し、その方だけの知恵として、カバンに入れて持って帰れるようなぎゅっとした形のあるものになる。

 

これこそが、小さいけれど確かな希望。

世界、他者、自己への高まる信頼。


このシェア文化をますます流行らせたい!!

 

翌日は夜の部。

昼の部で録画したわたしのシェアをYoutubeに限定公開し、Zoomでみんなで観て感想を話し(鑑賞する)、質疑応答するという進行。

 

どんな動機できてくださるのか、自由に鑑賞して、何を見出してくださるのか。

さてどんなことが起こるのか?!

 

また書きます。

 

 

 

深刻そうだけど、実際はめっちゃ楽しい。
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ランチ。色も美しい。今の体験を美味しいごはん共に、摂り込み栄養を血肉に変え、、ということをしたかった。
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なんとなく、一緒に参加してくれていた感のある方。
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そして、

 

きょうの会場をご提供くださり、美味しいランチを出してくださったふみかかさんが、さっそく当日のうちにブログに書いてくださいました。

忙しくてランチのメニューを計画立てて考えられなかったけど、「筋肉で作りました!(笑)」というふみかかさんの言葉からはじまって、この日は「これも筋肉、あれも筋肉があるからできるのか」という話題によく収束したりしていましたが、このブログを書くのもやはり早い!!

 

これも鍛えているからできるのだなぁ。

ふみかかさんにとっても自宅講座を再スタートする日になったということで、うれしいです。

ふみかかさんちがいいかも!と白羽の矢を立てるライチさんのひらめきもすごい。

 

ありがとうございました。

 

ameblo.jp

 

 

以前にもライチさんと組んで、経験をシェアする会をひらいてもらったことがあった。やはり聴いてもらえると作品になり、鑑賞されるものになる。わたしはそれがうれしい。

hitotobi.hatenadiary.jp

 

初夏のある日。最高のお日柄。
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6/22(土)夏至のコラージュの会:あきゅらいず森の食堂にてひらきます

3ヶ月に一度、暦の節目につくるコラージュの会。

春分夏至秋分冬至当日やその近くの日程で開催しています。


今回は、夏至当日です。

お申し込みはこちらから
https://collagegeshi2019.peatix.com/

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6/22(土)夏至のコラージュの会@あきゅらいず森の食堂

雑誌やチラシや写真を切って、台紙に貼り付けていくだけ。
だれでも気軽に楽しめるコラージュです。

頭の中でもわもわしている好きなこと、したいこと、ほしいもの、行きたい場所。
あらゆる制限をとっぱらい、直感を頼りに写真や絵や文字を切り貼りしているうちに、
今の自分の状態とこれから生きたい世界の様が、おぼろげながら形をとってきます。

無心で集中する心地よい時間です。



制作のあとは発表会。
自分では理由もわからず貼っていたものにも、
他の参加者からの感想や質問により、一つひとつのパーツに大切な願いが込められていたことに気づきます。

会が終わる頃には、作品にあふれる自分らしさを愛おしく感じることでしょう。

コラージュがはじめての方には、新鮮な体験を。
何度かつくったことのある方には、より自分が確かになる体験を。
「今わたしに必要かもしれない」という気がしたら、どうぞご自身の直感を信じておいでください。

わたしは心を込めて皆さんをガイドします。



今回の会場は、旬の野菜や季節のお魚などの日本の家庭料理がいただける、あきゅらいず美養品が営む森の食堂です。
もともとは社員食堂として運営されていたところ。近所の人も利用したい!となってひらかれていった、風通しのよいあたたかな空間。
ごはんが美味しくて、厨房で働いている人たちも楽しそうで、活気にあふれています。
そんな食堂でゆっくりとランチをいただき、郊外のゆったりと流れる時間を感じて身体をゆるめてから、製作に入ります。
(森の食堂で開催できるのは、今回が最後かも...)

ご参加をお待ちしております!



●●● 詳しいこと ●●●

▼日時
2019/6/22(土) 12:00-16:30

▼会場
あきゅらいず美養品 森の食堂
東京都三鷹市野崎3-21-18
http://blog.akyrise.jp/morisyoku/

▼参加費
6,000円(ランチ代、材料費込)

▼定員
5名

▼持ち物など
・B4サイズのコラージュ作品を持ち帰るための袋やバッグ
・写真、ポストカード、チケットの半券、チラシ、マスキングテープ、シールなど、使いたいものがあればご持参ください。
・雑誌はご用意していますが、ファッションやライフスタイルは好みがはっきりとあるものなので、お手元に製作に使ってもよい雑誌があればご持参いただくとベターです。
(雑誌、はさみ、のり、マスキングテープはご用意しています)

▼注意事項など
集中してワークに取り組むため、保育の必要なお子さんは信頼できる方に預け、単身でご参加ください。

▼進み方
ランチ & お互いのことをちょっと知る(12:00-13:00)

キーワードから物語るワーク(13:00-

コラージュを作る

発表:こんなの作ったよ!

あーだこーだ感想を話す

きょうどうだった?(-16:30)


★お申し込み
https://collagegeshi2019.peatix.com/

★キャンセルポリシー
3日前(6/19)までのキャンセル →無料   
 ただし、以下の場合はPeatixのシステム上、返金手数料としてキャンセル1件につき500円の手数料が発生します。
  -クレジットカード払いにて支払日から50日以上経過している場合
  -コンビニ・ATM払いでチケットを購入した場合 
2日前(6/20)〜当日(6/22)のキャンセルまたはNo Show →参加費の100%   



★前回「春分のレポート」もご参考までに。
http://hitotobi.hatenadiary.jp/entry/2018/12/25/222902

ご感想
・ああ、やっぱり自分はこうなんだ、これが好きでこれが大事なんだ、と確認できてよかった。
・だんだんと素の自分に還っていったみたい。始めと終わりの自分の顔がちがったように感じました。
・こんなにまとまった時間に集中することがなかなかなく、貴重だった。いつも細切れになるので。
・なりふり構わず貼りまくった。パンパンと切って貼っていくことが大事なひとときだった。
・あるモチーフを選んだことが自分にとってとても印象深かった。


★ガイドプロフィール
舟之川 聖子(ふなのかわ せいこ)
・表現と鑑賞に橋をかける【場】をつくるデザイナー、ファシリテーター、アクティビスト。「表現は鑑賞によって完成する」「鑑賞もまた表現である」
・体験と交流の場づくりをサポートするコンサルタント
・コラージュ製作の場を催して8年目。他に読書会や映画・舞台・美術展の鑑賞対話の会を中心として、あらゆる表現に鑑賞の場をセットすることを目論んでます。

 

 

 

最近撮った写真を選んで並べてみました。こうして眺めてみると、日々というのはなんと愛おしいものかと思います。(コラージュの会で作るものとは異なります)

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立葵や紫陽花が咲き始めて、夏に向かっていく気配に背中を押されながら、もう少しこの気持ちいい景色を楽しんでいたい。

夏至の頃はどんな気候でしょうね。もう何十回も経験しているけれど、季節の巡りは毎回まるではじめてのように新鮮です。

 

紙を切ったり貼ったりして立ち現れてくる自分の好きなものや願い、夏至のコラージュの会でぜひ味わってくださいね。

 

 

 

 

Information

コラージュの出張開催承ります。
詳しくはお問い合わせください。
https://ssl.form-mailer.jp/fms/97f33a63303170

 

コラージュの会を自分でもひらいてみたい方

自分の好きなもの、好きなことをみんなにシェアする、みんなで愛でる会、読書会、勉強会など、イベントの企画・設計・進行・宣伝のご相談のります。

hitotobi.hatenadiary.jp

 

 

 

シャセリオーが連れて行ってくれたモロー展

パナソニック汐留ミュージアムで開催中の、ギュスターヴ・モロー展に行ってきました。

panasonic.co.jp

 

bijutsutecho.com

 

 

モロー展は、それはそれはよかったです。

実はこの「めちゃよかった境地」に至るには、2017年の国立西洋美術館のシャセリオー展があってのこと。

 

 

シャセリオー展の概要についてはこのブログが詳しいです。

culturemk.exblog.jp

 

 

行ってみたわたしの感想。

hitotobi.hatenadiary.jp

 

ちょうど今ぐらいの季節だったですね。すごくよかったのにGWだったのにお客さん少なくて、なんとか観てもらいたい!と思い書きました。

 

書くだけでは飽き足らず、ポッドキャストでもしゃべりました。

doremium.seesaa.net

 

 

シャセリオーは、画業人生も短くて、日本ではまだあまり知られていませんが、モローやシャヴァンヌ、ルドンに大きな影響を与えた画家として、シャセリオーのDNAが感じられるような作品と共に展示されていました。

特に、24歳のモローが、シャセリオーの壁画を見て感銘を受け、弟子にしてほしいと、当時30歳のシャセリオーのアトリエの隣に部屋を借りて住んだというエピソードには、熱いものを感じられずにはいられませんでした。

 

37歳で早逝したシャセリオーの死を悼んで、彼と「同じく」イタリアへ留学し、その経験をもって描いた「若者と死」や、晩年のシャセリオーの横顔を繊細に描いた鉛筆スケッチなど、師としても友人としても敬愛していたことがうかがえ、モローとシャセリオーとの関係は、このときに非常に印象深く残っていました。

 

 

 

そんな中での、今回のモロー展。ついに来た!もちろん行く...! 


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予習は、公式HP青い日記帳さん、そしていつもお世話になっているこちらの本。

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最近ワイド版を手に入れて、より分厚くて重くなったので、該当箇所のカラーコピーをとって、余白にメモを入れていくのが最近の習慣です。

 

予習が苦手な方も、入館前にロビーで流れている映像を見ればかなり抑えられます。

東寺展のときも思ったけど、最近のこの方式?形式?すごくいいですね!

 

 


今回のわたしの目当ては神話とサロメ

来月友人たちと「そういえばギリシャ神話ってなんだ?」という勉強会のようなものをひらく予定なので、関心が高まっていること。

サロメは、モローといえばこれ!というくらい印象的な「出現」を生で見たかったのと、シャセリオー展でも一点見たので。(シャセリオー展の図録より)

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「出現」へ至る道のりがたくさんの習作で追えるのですが、これがほんとうに、とてもよかった。このシーンをどう解釈するか、サロメおよび刑吏や王をどう描くか、サイズは、技法は、、さまざまな試行錯誤の末にあの作品が生まれたということがよくわかる展示になっていて、鳥肌ものでした。ここだけでずいぶん時間を使いました。

神話や聖書の世界に彼を惹きつけて止まない、一生つかまえて離さない探求テーマがあり、それを徹底的に描くことによって、自分の表現を常に大胆に繊細に変更していったことが感じ取れます。

 

 

幻想世界を描いているけれども、ふわふわと夢見がちなものではなく、神話という盤石なものに依って、現実世界の人間や事象のリアリティを持ち込み、人間の本質に鋭く切り込んでいるように思いました。

 

サロメにしても画一的な悪女ではなく、一人の人間が「そこに居る」ように、解釈し、存在させる。それでいて、男性のモローとして、永遠に謎の存在の、別の性としての女性への好奇心や畏敬や嫌悪などもあり、モローの人生に影響を与えた母と恋人とはどんな人たちだったんだろうと、興味がわかずにはいられません。

たくさんの女性の絵を見ていると、ポール・デルヴォーを思い出したりもします。
彼も母親と特別なつながりがあったとか、たしか読んだような気がします(うろ覚え)。

 

リアリティといえば、モローの描く赤は、まぎれもない血の色で、血ではないものを描いている箇所にも、どくどくとしたものを流しているような感じがあって、その自分の身体との近さも印象的でした。

 

 

シャセリオーとの関係でいえば、「サッフォー」「アポロンとダフネ」など同じ題材で描いているものもあり、解釈はそれぞれにありつつも、なにかした「近さ」を感じさせる。。というか同じ題材で描いている、というだけで、なんとなくグッとくるものがあります。

 

METライブビューイング「サムソンとデリラ」を観ておいてほんとうによかった!と思ったりもしました。

 

今観ても画期的な表現技法や構図に立ち止まることしばしば。

漫画「乙嫁語り」もびっくりな描き込みもあるのに、72歳の生涯で遺したのが、元アトリエを改造して作ったギュスターヴ・モロー美術館に収められているだけで、油彩850点、水彩350点、デッサン枚数は7,000点という点数。

なおかつ、書くことにも才能があって、一つひとつの作品の構想などを記したメモなども入れると大変な量です。あふれ出る表現。情熱。ただただ圧巻です。

 

順路の途中でパリのギュスターヴ・モロー美術館の映像が流れますが、点数が多いのでぎっちぎち!!!

あの絵、あそこにかかっているのあの絵が、さっき見たやつかーということが確認できてうれしくなります。

 

さらに、Instagramではいつでもその気分が再現できます。
こちらの美術館の公式アカウント、ほんとおすすめ。

www.instagram.com


 

そもそもどうして汐留ミュージアムでモロー展をやるのだろう?と疑問だったのですが、66歳で国立美術学校の教授になったときの生徒にジョルジュ・ルオーがいたからなんですね。汐留ミュージアムは、ルオーの収集をしているから。

ルオーの他、マティスやマルケもモローに師事したとのこと。

 

アングル → シャセリオー → ルドン、モロー → ルオー と続いてくるこの師匠と弟子、友人の関係という軸で、美術史を眺めていくと、連綿と続いてきた人類の歴史や営みが、とても身近に、愛おしく思えてきます。


シャセリオーに影響を受けた一人、シャヴァンヌについては、2014年にBunkamuraで展覧会があったらしいです。ぜんぜんスルーしてました。

今シャヴァンヌ展やってたら絶対行っていたなぁ。図録の在庫もなかった、ざんねん。

 

ブログは書かなかったけど、ルドン展は去年行ってとてもよかった。
こういう流れをもって、来月、神話の会に入れるのはすごくいいなぁ。

 

 

 

いつものスケッチ。恋人と自分を天使に見立てたスケッチにきゅんとしました。

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次回パリに行ったら、絶対にモロー美術館に行こう!と思って、そうか!と思ったのは、

 

もしかして、ここの隣が、かつてのシャセリオーのアトリエだったのか???
ということ。どうなんだろう。引っ越したかな。

 

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ここのショップの本の選書がわたしにとてもヒットして、こんなに買ってしまいました。ずっとこういうテーマ・内容で、こういう編集で、こういう体裁の本があれば!と思っていたままにあったので、びっくりして。

著者さん、出版社さん、編集さん、デザイナーさん、書店さん、ありがとうございます!

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これで当日一般1,000円、お得。ほんとうに行ってよかった。この汐留のオフィス街の奥地に突如あらわれる異界への扉って感じなのもよかったなぁ。

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シャセリオーとモローを隣同士に。また宝物の図録が増えました。

"懐かしの"文フリ

初めて文学フリマに行ってきました。

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文学フリマとは、

文学フリマは「自らが<文学>と信じるもの」を自由に販売するフリーマーケット形式のイベントです。小説・評論・俳句・ノンフィクションなど様々なカテゴリの作者が集います。プロ・アマ問わず。同人誌・商業誌、個人・出版社・文芸サークル・短歌会・句会・同人など。(公式HPより)


 

友だちが「有象無象」という本を出しているのと、Twitterで見かけたヴァージニア・ウルフ本と、田房永子さん責任編集「エトセトラ」めあてで行ったんですが、思いがけずたくさん連れ帰ってしまった…。

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活字と紙と本が好きというのもあるけれど、中学の頃の京都のコミケを思い出して懐かしかったっていうのが大きい。当時はコスプレとかなくて、文芸部と漫研と美術部みたいな、ほんとこんな感じだったのです。

この、ゲットした本を見せっこしたくなる感じも、すごいコミケっぽい!

 

この話は以前配信したポッドキャスト
http://doremium.seesaa.net/article/451594678.html
10. コミケの話(56'47")
でしてるので、よかったら聴いてください〜

 

 

友だちが出店してなかったら、文フリの存在を知りもしなかったので、こうして再会させてもらえて感謝だなぁ。

 

出店者さんらとたくさん話して、「そんな世界があるんですね!」という発見があったり、「そこが興味関心のはじまりだったんですね!」「そこが萌えポイントなんですねぇ」というやり取りがまた楽しい!

夜になってTwitterFacebookを見ていたら、実はあの人もあの人も出店していた!ブースに行けば会えた!お話できた!みたいなことがあとでわかって、ぎゃー(ニアミス)となっていたけど、まぁ初回だからこんなもんだ!

 

膨大なブース数なので、お目当てのもの以外は何を見れば、、と目が泳ぐのですが、そんな方のために見本誌コーナーが用意されているあたり、さすがのキャリア。半年に一度の開催で、東京だけでもう28回を数えるそう。

 

 

ものすごくたくさんの人の表現熱に当てられて、1時間くらいでもう退散!

年に一度出店してきた不忍ブックストリートの一箱古本市もエネルギー交換がすごいけど、ここは自分で作った本を売ってるわけだから濃さが違いますね、やっぱり。

好きとか愛とかしかない。

 

わたしのおしごと的には、今人々がどんなことに関心を向けているか、どんな手段で表現しているか、どんな手段でつながりをつくっているか、どんな場がつくられているか、何が人を突き動かしているのか、などを自分もそこに飛び込んで体験しながら、見てました。

 

こういう日々の体験が"表現と鑑賞に橋をかける場をつくる仕事"に生かされたり、わたし自身の表現となって循環していきます。

 

きょうもありがとう、世界。

 

友だちと合流して、めっちゃうれしそうなわたし。後ろの人のあたまがかぶっておもろいことになってる。

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★次回の文フリ東京開催は、2019年11月24日(日)東京流通センターにて

bunfree.net

5/10(金) 対話イベント第二弾開催!!「語らずにいられない、沈没家族と"わたしの家族"」

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映画「沈没家族劇場版」
4月の参加型対話イベントが大好評だったため!

なんと!第二弾を開催することになりました!!

 

 

5月10日(金) 19:00〜20:45   Space & Cafeポレポレ

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誰もが会ってみたいと思う本作の主人公「穂子さん」がまたポレポレにやってくる!
映画を観た人たちと、
映画に登場する穂子さん&土監督&しのぶさんが繰り広げるトークを聴きながら、
心に思い浮かんだ自分の「家族」のことを言葉にして交換してみませんか。
いろんな家族観にふれて、「どんな家族もアリかも!?」と思えたなら、
あなたももう”沈没家族”のメンバー!!

 

 

 

会場は同じポレポレのカフェですが、穂子さんも来ますし、テーマもちょっと変えて、前回とはまた違う進め方をします。だから、

 

・前回来てくれた人、また来てほしい!

・穂子さんが動いてしゃべってるとこ見てみたい人、穂子さんに聞いてみたいことある人、来てほしい!

・あのとき都合つかなかった人、今度こそ来てほしい!

・なんならまだ観てない人も来てほしい!そのあと21時の回観てってください!

 

 

 

語らずにいられない、沈没家族と"わたしの家族"


■日時:2019年5月10日(金) 19:00~
18:30~開場〜
19:00~スタート
20:45終了予定(※『沈没家族 劇場版』21:00~の回上映前)

■対象:『沈没家族 劇場版』をご覧頂いた方、ご覧頂く予定の方
     予約制、先着60名まで

※まだ観ていない方もご参加いただけますが、
映画の内容や解釈に深く触れる話が交わされることをご了承ください。

■参加費:2,000円 (1ドリンク付)

 

◎ご予約
申し込みメールアドレス【chinbotsu1995@yahoo.co.jp】まで下記お送り下さい。
・タイトル「5月10日(金)沈没家族イベント参加希望」
・氏名:
・電話番号:
・お連れ様人数:

※定員に達していない場合は、当日受付も致します。
詳細は5月10日(金)当日に会場または下記までお問合せ下さい。

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ファシリテーター
舟之川 聖子
表現と鑑賞に橋をかける【場】をつくるアクティビスト。
「表現は鑑賞によって完成する!」体験と交流を大切にする場づくりをサポートするコンサルタント
あらゆる表現に鑑賞対話の場をセットすることを目論む。

◆登壇者
加納 土
『沈没家族 劇場版』監督。武蔵大学社会学部メディア社会学科の卒業制作として本作を2015年から撮影を始める。
現在はテレビ番組制作会社に所属し、日々番組制作に励みつつ、本作の上映にも奔走している。

加納 穂子
言わずと知れた本作の主人公。“沈没家族” は全てこの人から始 まった!
公開初日に舞台あいさつで来場して以来2回目のポレポレ東中野での登場。
公開期間中はこれで最後になるはず。
映画を観た人は誰しも会いたくなる加納穂子さんと対話できる貴重な機会です。

高橋 ライチ
本作出演者「しのぶ」。沈没家族初期メンバー。
カウンセラー、講師として「聴く」「聴き方を伝える」「聴いてもらえる場をつくる」を生業としている。
現在もゆるく共同生活をしており、数年後に拡大する計画中。

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【お問い合わせ】
『沈没家族 劇場版』配給 ノンデライコ(担当:大澤一生)
電話:090-9304-3275/メール:chinbotsu1995@yahoo.co.jp

 

 

加納土監督からメッセージ

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監督の加納土です!

GWに入り、『沈没家族 劇場版』多くの方に観ていただいています!
ありがたいです!

上映後、僕は舞台挨拶のために毎回劇場にいますが、多くのお客さんが映画の感想だけでなく、自らの「家族」のことを語ってくれます。

溢れ出る「何か」を観た同士で共有する場が欲しいという方!
お待ちかねです。4/21に開催したイベントの第2弾を今回やります!

映画を観た人、作った人、出た人の垣根なくゆるりと話せる場になればと思います。そして今回は僕と高橋ライチさん(映画にも出ていただいたしのぶさん)に加え、加納穂子が八丈島から東中野に来てくれます!

母・ホコさんが八丈島でやっている養鶏のたまごが毎週末、八丈島から送られてくるのですが、それを僕が売っているので仕方ないなという感じで来てくれました笑  他の用事のついでの上京でもありますが、ホコさんが映画に協力してくれて本当にありがたいです。

ぜひ、イベントではホコさんに直接聞きたいことなど聞いてみてください!その日の21時からの回、上映後には舞台挨拶もします。

自分の意見や感想がはっきりなくても全然気にせず、言葉にできないモヤモヤこそを共有していきましょう!

 

 

 

公開から1ヶ月。前回のイベントでもそうだったし、土さんも書いてらっしゃるように、やっぱりみんな自分の「家族」のことについてしゃべりたくなってしまう、だれかに聴いてもらいたくなってしまうみたい。

ほんならそれ、のびのび語ろ!
みんなほんまぜんぜんちゃうから!ふつうとか幻想やし!
もはや映画の感想はしゃべってもしゃべらんでもいいし!
しゃべるの苦手やったら聞いてるだけでもいいし!
……という趣旨で今回はやります。

 

「金夜やからな〜子どもおるしな〜」という方は、子どもいても場のほうは問題なし!むしろいてくれたほうがいい場になりました、前回。
単身で集中したい人は、パートナーにちょい早く帰ってもらって、映画館前で引き継ぎするとか!
パートナーと住んでない人は子育てパートナーに託したり!
でもせっかくやしみんなまとめて一緒にきたら?とか(笑)!

 

 

だれもかれも、引っ張っていってとにかく見せたい!!

 

一度でも観た人全員イベントに来てほしい!!

 

観て語るっていうめっちゃ楽しい「あそび」をわたしたちと一緒にやってほしい!

 

 

 

ちなみに前回イベントはこんなでした。

hitotobi.hatenadiary.jp

 

 

 

あと、わたしが考えているのは、「こういう対話の場できるんやったら、うちとこで上映会をやってみようかな」と思う人が出てくれたらな、ということ。

つまり、自主上映会やりませんか?

ドキュメンタリーという性質上、DVDも映像配信もありません。
でも映画館で観る以外に地域で上映会を催すという形がある。

映画を通じて、地域で人と人とが交流する、対話する場をつくれる。

"映画『沈没家族劇場版』の上映会を開いてみませんか?"
http://chinbotsu.com/jisyu.html

子育てコミュニティ運営してる人、お寺さん、地域創生・まちづくりやってる人、家庭医や公衆衛生・予防医療関心ある医療の人、社協のイベント、哲学対話やってる人、遊休スペース活用したい人...、

10日のイベントに来てみて、こういう対話が生まれる可能性があるんだ!と思えたら、きっとやってみたい人いると思うんです。わたしも場づくりコンサルしますよ!

 

 

 

ああ、いつもながら情報過多になってしまいましたが、言いたいことはこれだけ!!

5/10(金)のイベント来てーーーーー!
もうそれだけ。よろしくお願いします!

 

 

youtu.be

 

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【映画やイベントに関するお問い合わせ】
『沈没家族 劇場版』配給 ノンデライコ(担当:大澤一生)
電話:090-9304-3275/メール:chinbotsu1995@yahoo.co.jp

 

【せいこへお問い合わせ】

ひととびお問い合わせフォーム

岩崎久彌さんありがとう!旧岩崎邸庭園がよかった話

今朝、湯島のあたりに行く用事があり、

そういえば近くに旧岩崎邸庭園てあったやん、
こないだ東洋文庫ミュージアム行ったから、岩崎久彌聖地巡礼(?)しとかなあかんのちゃう?

と思い立ち、行ってきました。

 

 

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はっきり言って...ここもめっちゃよかった…(´Д⊂ヽ 
あああ…なんでこんな近いのに来たことなかったん...と猛烈に後悔しました。

いやいや、でもきっと今来るのが一番よかったのよね。タイミングがあるものね。

 

残念ながら12月頃まで洋館の外壁の修復工事が行われていて、完全体としては見られなかったのでだけど、クリストの「包むアート」に見立てると、これはこれでおもしろい。緑が美しくて、今の季節とてもおすすめです。

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他の季節の写真が掲示してあってすてき...。

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どこを撮っても美しくて、「きれいですよねぇえええ!!」と思わず隣のおばちゃんに話しかけそうになった(…けど不機嫌そうだったからやめといた)。

 

 

ぜんぜん詳しくはないけど、この邸宅には、ジョサイア・コンドルの数々の仕事の中でも、芸術性と日常性のすばらしき調和が見られるように思います。

当時の岩崎家の国家の重要人物としての立場を世界に示しつつ、彼の一個人や家族の長としての立場を置き、彼の家族を守り育む住居としての建築。

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一番好きなのが、この二部屋。ピンクからグリーンへ。はぁーたまらん。

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このきらきらの壁紙は金唐革紙といって、当時イギリスで流通していた革の壁紙を和紙で模してつくったものらしい。さわれる見本で確認したけど、和紙の感じがしなかった。

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天井の高い木造の建物は美しいけど、今の時期でも寒かったから、真冬はなかなか厳しいかったと思われます。

洋館は1階が暗い印象。工事中だから?
和館は障子や襖がメインで一枚が大きいから開放感がある(同時に寒い)。

採光についてはどう考えていたんだろう?

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内装にイスラムの文様が見られるのは、コンドルが日本と西洋の架け橋をイスラムに見出し、意図して設計したからだという解説に、これまた最近行ったトルコ至宝展のことが浮かび、実際、オスマン帝国で大流行していたチューリップ柄のタイルがあったりなんかして、興味関心がつながるってやっぱり楽しいよね!!と思いました。

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庭にはでっかい石がごろごろしていて、これも岩崎さんの別邸で、石が名物の清澄庭園を思い出しました。やっぱ岩崎さん石が好きなんやね。

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他におもしろかったこととしては、

・"ジャコビアン様式"の建築らしい。ジャコビアンって何?と調べてみると、イギリスの17世紀ジェームズⅠ世の頃のもの。ジェームズ風をラテン語読みしてジャコビアン。なんでラテン語読みするんだろう。カッコいいから?素朴な疑問。
このページ詳しくてなるほど。
https://mag.rafuju.jp/glossary/jacobeanstyle/

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・当時邸宅内で使われていた電球は、全部がGE製で東芝販売のマツダランプというものだったらしい。このマツダの綴りはMAZDAで、ゾロアスター教最高神Ahura Mazdāから来ている。車のMAZDAもここから。へぇー。でもなんでゾロアスター教から?音が同じで威力ありそうだから?そしてゾロアスター教のことよく知らない(から知りたい!)

 

映画「沈没家族」の影響で、最近よく家族のことを考えているから、岩崎家という家族についても写真を見ながらあれこれ考えてしまいました。

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もう少し概要を知りたい方は、こちらのサイトをどうぞ。写真が美しいです。

https://sumau.com/…/parent_information/sumaus_scene/770.html

 

 

次の「巡礼」は、三菱一号館美術館のたてものツアーに参加してみようと思います。
またなにかわかるかも!

mimt.jp

 

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【レポート】やっぱりみんな語らずにはいられない!"沈没家族"のそのあとで

映画を観た人、沈没家族にいた人、映画を作った人、みんなで『沈没家族』を語り合う対話のイベントをひらきました。

 

《参加型対話イベント》語らずにはいられない、"沈没家族"のそのあとで

●ポレポレ坐のお知らせ:http://pole2za.com/event/2019-4-21.html

●せいこのお知らせ記事:

http://hitotobi.hatenadiary.jp/entry/2019/04/08/104010

 

 

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会場は、沈没家族を上映中の映画館「ポレポレ東中野」のあるビルの1階にあるカフェ、ポレポレ坐。

カフェの奥に突如出現した、落とした照明と木目のしつらえ。洞窟のような、アジトの雰囲気もあるスペースは、劇中の"沈没ハウス"を彷彿とさせて、わくわくします。

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集まってくださったのは約40名の方々。

事前予約の方や当日直前の回を観て参加を決めてくださった方、世代、性別はもちろん、映画を知ったきっかけやイベントに参加を決めた動機もさまざま。

小さなお子さん連れで来てくださったり、元沈没ハウスのメンバーがさりげなく混ざっていたりも!

 

 

当日の様子をスライドショーにしてみました。

 

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今回のイベントは、この映画にも本人として出演している高橋ライチさん(映画の中ではしのぶさん)がご縁をつないでくださって実現したものです。

わたしとライチさんは、友人であり、対話の場づくりを広げる仲間。
これまでも映画を観て語る会を一緒にひらいたり、お互いの場に参加しあってきた仲なのです。

 

 

映画の鑑賞をより深めたいというときに、

 アフタートークのイベントを聴くのもいいし、
 上映が終わってから監督に話しにいってもいいし、
 一緒に来た友だちと、帰り道に一杯飲みながら話してもいいし、
 ブログやSNSで綴ってももちろんよい、

のだけれど、

このようにリアルの場に集い、時間と空間とテーマを区切り、
進行役がいて、デザインされた場だからこそ出てくる言葉や思いがあり、
映画の新しい見え方がある。


作った人も観た人も、立場を超えて、感想をフラットに語りあう。
語り合う場をつくる、参加する。

こんな楽しい「あそび」をたくさんの人に体験してもらいたい!

そしてこの映画はそんな「あそび」にぴったりだ!

というのが、わたしとライチさんの思いでした。

 

 

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・どんなきっかけでこの映画を観に来た?
・観て何を感じた?思い出した? 
・気になったシーンや人物は?
・それを聴いて映画を作った・出た・届けた人はどう感じただろう?

などを話題に90分間、もりもり対話しました。

「その気持ちわかる!」
「わたしもそこが気になったけれど、理由は違うかも」
「その視点は自分にはなかったのでびっくり!」など、
他の人の感想から刺激を受けて、また自分の中から新たな感想がわくという、尽きることない循環が繰り返され、会場は終始、熱気に包まれていました。

 

 

★皆さんの声★

・みんながしゃべりたがっていた。

・いろんな層の人が参加していた。

・観た人それぞれの「沈没家族」があるというのが、おもしろく新鮮だった。

・「家族」を重く考えすぎているのがいろいろこじらせているのかも、と思いました。

・ぜんぶ生の声。

・自分の思っていること、感じたことを今日はじめて出会った方に素直に打ちあけ、肯定も否定もなく共有してもらった。

・映画も関わっている方たちのお話も、観た人たちのお話も、このイベントも全ておもしろかったです!!

・初対面の人とスムーズに対話できてよかった。

・とじてない映画。声がひろがっていく。

・みんなが自分の家族のことを話していた。

・家族というつくられた囲い、枠を解き放っている。

・語り合える映画をつくってくれてありがとうございました!

・いろんな人ともっと話したい。

・山くんのことを、アナザーストーリーとして、自分のこととして捉えた方の感想がすごかった。

・どの言葉もとらえかたも、思考がゆさぶられます。何もかも人間臭いのがやっぱりいいです。人っておもしろい。

・いろいろな意見が聞けてよかった。

・みんなで共有した感想を、監督や他の方たちとさらに共有できてよかった。

・このような形式の場は初めての参加でしたが、感想を共有できたことが新たな発見になりました。

・これからは"沈没家族"を含め、様々な家族構成を認める世の中でありたいと思う。

・いろんな家族があっていいんだなぁと体験できる、ひろめられる、ゆるせるようになる、いろんな想いや価値観に共感できる映画をありがとうございます。

・自分の育ってきた環境を語ることって、なんかやっぱり少しタブーっぽいところ、神経質になってしまうところがあるけれど、「沈没家族」を観て、家族のこと、人とかかわることについて話がしたくなりました!

 

 

たくさんのご感想、ありがとうございました!

 

 

ライチさんのレポート。「わたし側」からとはまた違う景色の美しさに、当日も思わず涙してしまったのですが、あらためて胸がいっぱいになります。

ameblo.jp

 

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言葉にしてひらいてみてわかる、一人ひとりが、誰も代わりのいない存在であること。作品を経由し、対話するからこそ辿り着ける思い、景色...。


みなさんと行けてよかったです。ご参加ありがとうございました!!

 

 

 

★★ 第二弾・緊急開催決定 ★★

語らずにはいられない!沈没家族と"わたしの家族"

5/10(金)19:00-20:45 Space & Cafe ポレポレ坐
http://pole2za.com/event/2019-5-10.html

今回は穂子さんが来ます!穂子さん、土監督、しのぶさんを囲んで語りましょう!映画をまだ見ていない方もウエルカムです!(でも見てからくるのがもちろんおすすめ!!)当日イベント終了後に21:00の回の上映あり。

 

ご参加お待ちしております!友人、知人、家族を誘ってのご参加大歓迎!

 

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ぜんぶがぜったい宝物!トルコ至宝展がよかった話

友人から「招待券があるから行かない?」と誘われて行ってきたトルコ至宝展が大変によかった。

turkey2019.exhn.jp

 

正直なところ「行きたい展覧会リスト」には入っていなかったので、「めっちゃラッキー!」というわけではなかったのだけれど、興味はあったし、その友人とゆっくり会うのも久しぶりだったのでぜひにとOKした。

 

そのあとでふと、ん?これは「至宝展」ということは......、

ぜんぶが宝物!ぜったい美しいものばかり!?

と気づき、「あたしすっごい宝物を見に行くんだぁ〜♪」と、日が近くにつれて気分がよくなっていった。もうそれだけでこの展覧会はわたしにとっての価値がある。

 

さらに、せっかく見るなら歴史的背景をさらっておこうと、いつもお世話になっている山川の世界史の資料集を広げてみたら、なんとなんと、オスマン帝国とはなんと広範囲に勢力を伸ばし、長い歴史を生きた大帝国であったことか!

イスラーム世界の発展、イスラーム文明の発展、東ヨーロッパ世界の発展、トルコ化とイスラーム化の進展、トルコ・イラン世界の展開、近世イスラームの大都市、オスマン帝国支配の動揺と西アジア地域の変容...など、関連する読むべきページはたくさんあって、しかも資料豊富。読みやすい。

 

オスマン帝国の成り立ち、同時代の世界の動き、その中でのオスマン帝国の位置付け、隣国、ヨーロッパや東アジアとの関係、宗教、政治体制、経済、文化、、、

昔習った世界史の年号や単語が、ただの数字や字面ではなく、生き生きと流れや動きを伴った人間の壮大な歴史として頭に入ってきた。そこに、これまで得てきた知識や経験を元に自分なりに構築した体系があり、有機的なつながりを見せる。

具体的に一つひとつ「これがこうで」と説明できないのだけれども、時空を超えたつながりを感じる体験に、鳥肌が立ってしまった。

今さらながら、あらためて、歴史、おもしろい!!

 

それにしても、日本に比べると、西欧、中欧、バルカン、トルコ、中東の人たちの「国史」の勉強って圧倒的に大変そうだなぁとも思った。

目まぐるしく変わる。為政者も宗教も境界線もあっちいったりこっちいったり。

どんな教科書使って、どんな勉強をしてるんだろう。興味がある。

 

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今回の展覧会の英題、チューリップを意味するトルコ語の“Lâle”にクオーテーションをつけている意味はなんだろう?と思っていたが、こことか、展示の中に非常に重要なことが書いてあった。知っていると知らないとでは全然見え方が変わるので、ぜひ丁寧にご覧いただきたい。

 

オスマン帝国はOttoman Empire
ソファの足置きのあの「オットマン」はここから来てるの?と思って調べたらやっぱりそうだった。

美術館でも博物館でも、展示を見るときに英語のほうも見るのはおすすめ。

同じなんだけどちょっと違う表現に発見があったり、日本語でよくわからなかったことが英語だとスッと理解できたりする。

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展覧会の中身については、青い日記帳さんがとても詳しく紹介してくださっていて、これも予習の一環で読んだ。(高まる期待!)

「トルコ至宝展」 | 青い日記帳

 

 

わたしの感想としては、ほんとうに行ってよかった!という感じ。

国立新美術館の空間の広さを生かして、トプカピ宮殿が体感できる空間デザイン、構成になっていて、おまけにとても凝っている。雰囲気たっぷり。
お宝を飾るのに、ただガラスのケースに陳列しただけではおもしろくないものね。

 

オーディオガイドで話していることもさらに鑑賞をわかりやすくしてくれていて、よかった。これもぜひ借りてほしい。

 

 

「スルタンのカフタン(オスマン帝国の儀式用の装束)は、どうしてこんなに腕部分が長いのか」という謎を宿題として持って帰った。袖が長いもの以外には、つけ袖の展示もあった。

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と思ったら、東京外大のトルコ語科の方の論文がヒットした!
どんぴしゃで答えが書いてあって、とてもわかりやすかったし、他のページもとても興味深かった。ありがとうございます。

http://www.tufs.ac.jp/common/fs/asw/tur/theses/1999/nayuki.pdf

 

 

 

予習で政治的、歴史的流れを掴んで、この展覧会の現場で文化の面を体験して、イスラームにまた少し近づけた感じがする。

たとえば、

イスラム教では清潔は信仰の半分と言われる

ムハンマドの肌からバラの匂いがしたので、バラ水は珍重されている

・トルコ国旗にも書かれている三日月は、権力の象徴である新月を表している。新月は見えないので、代わりに細い三日月を描いている

・コーヒーはオスマン帝国で大ヒットして、コーヒーハウスが最初の外食産業として生まれた(参考HP

など。

実際に物を見ながら、解説を聴きながら、友だちとあーだこーだ経験や解釈を話しながら回るので、感動と共に知識が入ってきて経験になっている。


この世界に大きな影響を及ぼしている、しかし自分にとっては未知の存在を、興味関心からゆっくりゆっくり知る、わかるのはうれしい。

 

戦いに勝ってここからここまで領土を広げた、こんな政治改革を実行したという同じ時間の流れの中で、スルタン・アフメド3世自らチューリップの品種改良や栽培に熱中していたり、流血も厭わずに世論弾圧を行った「赤い血のスルタン」と呼ばれたアブデュルハミト2世が日本とトルコの最初の架け橋になったりしている。

そうそう、学校で習う歴史なんて枠組みだけ。そこにどれだけ人間の気配と営みを投入して、さまざまな分野の事柄を持ち込んで体系立てて、今の時代とつなげて、おもしろがれるか、だよなぁ。

 

 

 

今年は日本におけるトルコ年だから、この展覧会は文化交流の意味合いでひらかれている。改元天皇退位・即位などもある(4月中に行ったので)ので、皇室との関係に対して、なんとなく会場の感度が高くなっている、ような気がした。

 

宝物を見せ合いっこしたり、自分のとっておきのものをプレゼントするのは、友だちになりたいとき、友情を深めるときの儀式みたいなものだけれど、国同士のお付き合いも同じなのねぇと思った。あの国の人ならこういう感じが好きそうだから、数多ある陶磁器の中でも有田焼を選ぼうとか、あの国王は工芸もプロ並みだから美しい彫りを入れた大工道具を送ってあげよう、とか。

 

実は2003年も日本におけるトルコ年があって、そのときにNHK主催で「トルコ三大文明展~ヒッタイト帝国・ビザンツ帝国オスマン帝国」をやったらしい。知らなかった。当時もわたしはスルーしていたんだろう。うう、今見たらさぞおもしろかろうなぁ。

 

 

 

その他関連して紹介したいこと。

 

▼「闇のパープルアイ」世代としては、篠原千絵先生の漫画で、スルタン・スレイマン1世の后・ヒュッレムの生涯を描いた「夢の雫、黄金の鳥籠」を読みたくなった。

www.shogakukan.co.jp

 

 

▼トルコ文化とトルコ映画をざっと紹介してくれていてわかりやすい。エルトゥール号のことが映画になっていたなんて知らなかった。

filmaga.filmarks.com

 

 

ワタリウム美術館で、「オスマン倶楽部2019」という会がひらかれている。これも日本におけるトルコ年関連イベントなのかと思いきや、2015年から山田寅次郎研究会としてひらかれ、去年からオスマン倶楽部という名前になっているようだ。

http://watarium.co.jp/lec_trajirou/index.html

 

 

▼日本トルコ協会のホームページ。トルコ料理、美味しそう。「スルタンのお気に入りのケバブ」とか作ってみたい。

http://www.tkjts.jp/recipe/


 

宝物の見方が変わったところで、今年の10-12月に国立新美術館でやるカルティエ展も、今までとはちょっと違う感じでおもしろがれるかもしれない!?ジュエリーに特別興味があるわけではないけれど、歴史や人が創り出し磨き上げてきた工芸として、おもしろいかもしれない。どうだろうか。

http://www.nact.jp/exhibition_special/2019/cartier2019/

 

 

だらだらいっぱい書いてしまったけれど、いろんな要素がつまっていて、どういう関心から見ても楽しめる展覧会だと思う。おすすめ。