この2枚。
下の句が「みをつくして」まで同じなので、
つい手が出て、お手つきになってしまっていました。
でも最近あまり手が出ないかも。
まず上の句が全然違います。
左は「なにわえの」、右は「わびぬれば」。
歌人が皇嘉門院別当(女性)、元良親王(男性)なのもあって、
歌の雰囲気、印象もわたしの中では全然違います。
色はそれぞれこんなイメージ。
そういうふうに考えてくると、この2枚は一卵性双生児の友人みたいです。
見た目はそっくりで最初は
「どっちが兄でどっちが弟だかわからん!」って感じなんですが、
仲良くなっていくうちに、
「あれ?全然似てないぞ?」ってなる感じです。
たとえが分かりにくいかもしれませんが…。
歌を一枚一枚、日本の伝統色と合わせていくのも楽しいです。