鑑賞の記録として。過去に書いたものから。2013年11月。
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印刷博物館:P&Pギャラリー > 世界のブックデザイン2012-13
開催初日に行ったのは、初めて。
さすがに並べ立てで、本がきれいです。
日本、ドイツ、オランダ、スイス、
オーストリア、ベルギー、カナダ、中国の8カ国で
それぞれ開催されたコンクールの入賞作品と、
毎年ドイツで開催される国際コンクールの入賞作品から、
約200点が展示されています。
「美しい本」というだけあって、一冊一冊がものすごく個
実物を手にとって、
サイズ、素材、紙質、色、フォント、言語、写真、
レイアウトなどなどを細部まで指で触れてみて味わって、
さらに解説も読んで...
というのを一冊ずつやっていたら、
まるで一人ひとりとじっくりと対話しているような気持ち
個性の強い200人といっぺんに話すのはさすがに疲れて
2/3ぐらいと話したところでストップして、
また出直すことにしました。
私は読書も好きだし、本というモノ自体も好き。
「美しい本を所有したい!」という気持ちもある。
ゆえに、「本というモノはなくならないであろうな」
とあらためて思いました。
紙はなくなるかもしれないけど、
本はなんらかの形で生き続けると思う。
ミュージシャンが生で演奏するのを聴きたい人がいるよう
本もまた、生のモノに触れていたい人がいます。
だからこそ、これからはもう、
美しい本しか存在しなくなるのではないか。
もっともっと美しさが追求されていくのではないか。
美しくない書籍や情報は、電子書籍やネット上に存在して
これからは、資源ゴミやリサイクルに出されていたよりも
もっと簡単に読み流され捨てられ、消去されていく。
じゃあ、その「本の美しさ」って何?
と思ったら、この展覧会へぜひ。
今、評価されているいくつかの美しさの基準が見えると思
それは、来年になったらまたもっと進化していることでし
しかもこの展覧会、無料!
私もまた足を運ぼうと思います。
映画、本、舞台、展覧会...等、
鑑賞対話ファシリテーションのお仕事を承っております。お気軽にお問い合わせください。
Information
募集中のイベント
▼2019年12月22日(土) 2019冬至のコラージュの会
https://collage2019toji.peatix.com/ (練馬)▼2019年12月27日(金) 映画『ディリリとパリの時間旅行』でゆるっと話そう
http://chupki.jpn.org/archives/4982 (田端)▼2020年1月8日(水) 爽やかな集中感 競技かるた体験会
https://coubic.com/uminoie/174356 (横浜)
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・表現物の価値を広めたい、共有したい、遺したい業界団体、
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