ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

意味を超えてゆく: リブトビ逆噴射トークライブのじわじわ

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10/6、風土はfoodからにて、逆噴射トークライブの第1回をひらきました。

 

録画。Facebookのアカウントを持っている方は、たぶんまだ見られると思います。

https://m.facebook.com/events/2161189974156018?view=permalink&id=2170705303204485

 

 

たっぷり90分、まったくどんな顔してるか気にせずに。

もう取り繕っていられない感じで。

こういうふうにいたいという願いだけもって、でも今の自分でできることを精一杯に。

刻々と変化していく中で、場に集ってくださった(今後録画を見る方も含め)人たちと、相方のちほさんを信頼して、常に自分を刷新し続ける勇気をもって、あそこにいた。

 

会場では、随時ツッコミやつぶやきが入ってくるのが、心地よかった。

舞台のこっちとあっちなんだけど、段差や時間差がなくておもしろかった。

基本遮られないけれども、影響をびしばし受けながら話すっておもしろい。

 

こちらで重さ深さのある話(冥界的な場所)に入っていったときには、会場も水を打ったようにしいんとなって、一緒に入っていってくれているのを感じた。それはほんとうにありがたかった。

 

 

 

 

こちらで用意していたおやつと、みんなが持ってきたお土産で、食べたり、スマホみたり、立ち歩いたり、関係ない話したりして、好きなほうにいてくださって、よかった。

(ぶどうがすごく美味しかった。お賽銭代わりにもうひと房いただきました。)

 

わたしたちの後ろに張っていたポスターが、スクリーンの黒枠と相まって遺影っぽくて、お通夜の日みたいでおもしろかった。「仕舞い方」だし。

 

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舞台(彼岸)にいる人に、必要以上にかかわらなくていいということが、安心になるということもある。こういう場もいい。

でもやってる時間中に、その感じが変化していくときもあるよね。講演会の質疑応答の時間とかさ。急に接近するときに、もう少し準備して近づいていけたりするといいのかもな。

 

 

見ていてコメントをくれたり、あとでメッセージをくれた人もいて、ありがたかった。

その中で、「その場を大事に思ってる人が仕舞う立場になる、という話が聞けて嬉しかった」という友人のコメントに、思い当たったのは、わたしたちは90分、それを言い方を変えてあれこれ言ってたのかということ。(他の受け取りももちろん無限大で可能)

 

「その場」であり、「その関係」であり。

 

それから、「仕舞い方」ってタイトルだけど、手法じゃなくて「方」の話をしていたんだなぁとおもった。お能でいうところの、シテ方ワキ方囃子方、とかの「方」。

 

「誰もわたしのようには愛していない」ということの孤独みたいなものもありながら話していたなぁとも思う。それは誰も肩代わりできないし、人間って本来そこでは絶対的に孤独な存在だよね、でもそれがあってよかった...みたいな、わからんけど、そういう温かさもこんこんと湧いてきた。

 

 

こういうことができるようになったのも、ことほぎラジオをやってきたことがすごく大きかった。あれがなければ今のわたしはない。感謝しながら、今もラジオからもらったものを日々還元しながら生きている。

 

人の前で自分のINSIDEを話す経験。

それがどう解釈されるかは、わたしの意図を超えている。

 

 

わたしはもっともっと自分の中に入っていって、INSIDEをひらいて表現していきたいという欲と望みがある、と今回のライブで自覚した。

 

 

それが何になるのかはよくわからないけれど。

今は、ただもうじゃぶじゃぶしていて、それを出さざるを得ないという感じでいる。

 

「INSIDEをひらいて見せてくれてありがとう。わたしも自分のINSIDEをOUTしたくなったよ。意味なくやるっていいね」とメッセージをくれた友人がいて、とてもうれしかった。

 

 

そうだ。

表現で、人と、深くつながりたい。

創造とつながりによって、自分を外から内から壊し続けたい。

 

創造は、意味を超える。
選択の際には、「分からない」ことが起こる、
つまり意図を超える。

というのを体験してしまいました。
ないものを作るのが創造なら、
意図できるはずないじゃん!だよね?

https://ameblo.jp/lychee-tangerine/entry-12408356793.html

 

...ということですな。

これを書いたライチさんも来てくれていて、さっそくブログに書いてくださった。

ameblo.jp

 

 

 

友人のナカオクミさんが描いてくれたスケッチ。わたしのスカートの色だ。

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ちなみにこの日の石井ゆかりさんの日報はこんな感じだった。ちほさん@獅子座、せいこ@山羊座。ちほさんもわたしも石井ゆかりさんが大好き。

 

あー、なんかとってもそんな感じの日だったなぁ。

しかもちほさんはいつもこんな感じの優しさなんですよねぇ。

大きくて受け取りやすい優しさを気前よくどーんとくれる。その気前のよさによって傷つくことだってたぶんあるんだろうけど、そういうとこも含めたちほさんに励まされたり、一緒に笑えたりするし、なにより彼女のそういうところが好き。

 

ライブ中は、なんでかよくわかんないけど、取り乱してるところもよかったなぁ。

そこは全然共感しないで聴いてたわたし(笑)。鬼か。でも、そういう自分が出せたのも、このトークライブはよかったな。配慮して、汲み取って、ボリューム大で共感するとかも、やめてた感じ。相当にわがままにいました。それもまたわたしだ。

そういうことに挑戦できたのもよかった。

 

うん、まだどんどん出てくる。

これからもきっと、わけがわからず衝動や疼きだけがあるほどに、あとから意味がわかってくる。

この、いつくるかわからない時間差が楽しい。

 

 

 

そんな二人であと2回やるよ!来てね!見てね!

第2回:11/16(金)リブトビ逆噴射トークライブ vol.2:ゴルゴ事件 | Peatix

第3回:12/8(土)vol.3:子育て(Peatix準備中)


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あらためて、応援、関心、好奇心、共感、信頼、探求、愛…言葉、思い、お賽銭...えとせとら…

 

たくさん持ち寄ってくださってありがとうございました!

 

 

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