ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

ショールーム型ラジオ「リブトビ逆噴射トークライブ 」はじめます

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10/6(土)の午後、友人のちほさんとこんな場をひらくことになりました。

 

リブコ(liveco)のちほと、ヒトトビ(人と美)のせいこで、月に一度、テーマを変えて、90分のショールーム型ラジオのようなおしゃべりを踊る場をつくってみることにしました。

peatix.com

 

内容は、イベントページを見ていただくこととして。

今考えていることをつらつらと。

 

ちほさんは「キャリア」、わたしは「場」というキーワードでずっと生きてきて、6年前にたまたま同じイベントにスピーカーとして登壇したことからのご縁。主にキャリアの話をする場。そのときにちほさんはわたしのことを「外と内が合ってないのでは」と既に見抜いてくれていた。自分では全然気づいていなかった。違和感を覚えるのはそのちょっとあと。

 

以来なにかと、わたしが困ったり迷ったりしたときに話を聞いてくれたり、提案してくれたり、臆せず心情を吐露くれたり(それはわたしにもすごく関係のあるテーマ)、頼り頼られ、生きてきた。友人、友だちなんだけど、一緒に生きているこの感じは、もっと名前のつけられない特別な関係という感じ。その豊かさについても、いつも話す。

 

今回は、「そうそう、そういうのやってみたかってん!」という企画をちほさんが提案してくれてとてもうれしい。0→1(ないところにあらしめる)も好きだし、こうして誘われて乗っかって一緒にやるのも好き。

 

いつか一緒に何かできたら、ということは何度も話してきて、今年の4月に一箱古本市に出ることにしていたのだけれど、急に主催側の都合で日程が合わなくなり、流れてしまっていた。ようやく一緒にできる!と思ったんだけどなーという気持ちは引きずりつつ、枠がなくてもやろうぜ!と言ってくれたこともとてもうれしい。ちほさん頼もしい。ラブ♡ 

 

そこに「これもやりたい」「あれもやりたい」とお互いにぶっ込んでいっています。

いろいろやってきたつもりだったけど、まだまだやってみたいことがあるんだ、ということにも自分で驚いている。うれしい。伸び代いっぱい。

 

 ちほさんが書いてくれた企画書。

liveco.hatenablog.com

 

 中でもここが気に入っている。

 

提供するもの

何かになろうなどを強いないけれどただ生きて楽しく過ごしている2人の不思議な会話をそのままシェア


スタンス

みんなの前で、ひらいて踊ってみよう。どこまで私たちはひらけるか?!

 

みんなの前で、ひらけるところまでひらいて踊る。

踊ることが好きだから。

踊るわたしたちを見て、踊りたい人はぜひ踊ってほしい。

 

 

お互いの可能性を広げるようなこと。「一緒にやってて何も減らない損なわない、ただ増える満たし合う一方」を、いろんな人と時期が合ってやる。そんなふうに生きていきたい。

役割や約束も大事だけれど、それに縛られず。時間や人間、どちらも有限だとわかりながら、あえてそれを広く捉えて。

 

今回はその序章。わたしたちの本気の研究開発。ささやかだけれど壮大な実験。

 

★ ★ ★

 

場(人と人との関係、機会、営み)という観点から見ると、はじめ方、立ち上げ方の話は多いけど、辞め方、閉じ方、終わり方、仕舞い方の話はあまり語られないように思う。

 

なるべく迷惑のかからないように、

なるべく傷つかないように、

なるべく事務的に済ませられるように

自分を守る。

 

怖れが強すぎるために終わらない、続ける、という選択だってある。

それもいい。

 

でも、そこで動く感情や望みを怖れはあってもしっかりと見つめられたら、終わりは始まりだということや、終わることは祝福と受け容れられることもあると思う。

関係を生み出し、変化する関係と共に生きるのは、そんなに簡単に手続きだけでは終われない。

 

 

 「仕舞う」という言葉は、お能の「仕舞」とルーツが同じなのか、漢字を当てただけなのかわからないのだけれども、関係あるかと思ったことはぜんぶトークに持ち込もうと思っているので、その話もするかもしれない。

場がそこに集う人たちが持ってきたものによって構成されるという様を、あらためて舞う側から見てみたいと思う。

 

★ ★ ★

 

お金のことについても今回は挑戦がある。人生終わったときの、経済的収支はとんとんだと思っているけれども、定価をこちらで決めて、約束どおり完成させて、定額通り払ってもらうということだけがお金の回り方だろうか?という疑問がある。

どうつながっていくと、わたしにとって、みんなにとって、幸せなお金の回り方になるか。

人間の心理を利用するとかだけじゃなくて。なんかもっとないのか、とか。

このあたりはいつも話すテーマ。

 

★ ★ ★

 

2001年、ドイツで夏を過ごしていた頃を時々思い出す。

ドイツの夏は夜8時を過ぎてもまだまだ明るくて、緑いっぱいの庭でビールを飲んで、飛行機が頭上の高い空を飛んでいくのを眺めていた。25歳のわたしは、早く何者かになりたくて、焦りながらも毎日楽しかった。たぶん人生で今が一番気楽で幸せだから、この先はタフな出来事が待ち受けているから、今のこの時間、この風景、この感情を胸に刻んでおこうと自分にかたく誓っていた。

 

何者か、という言葉を聞くと、あの 時間にふっと戻る。

今なら、あのガーデンチェアに座って空を見上げている自分に、どんな言葉をかけるだろうか。

 

 

★ ★ ★

 

当日は風土はfoodからはお休みですが、料理長の石丸さんが、美味しいおやつを用意してくれています。秋田の08coffeeさんのコーヒーも淹れます。

お楽しみに。

 

 

↓ きのうお店で打ち合わせした。

 
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当日はライブ配信を予定しています。

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風土はfoodからで、オンラインで、お目にかかるのを楽しみにしています。 

 

 

 

↓ ちほさんが遊びでつくってくれた。こっちも好き!

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