ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する場づくりを通して考えることなど。

映画「6才のボクが、大人になるまで。」がよかった話

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何年か前の夏休みの夜に見て、そのとき感想がずっと下書きしたままになっていたので、どさくさに紛れて(なんの)投稿してしまおう。

 

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今すぐの感想(第一感想)は、とにかくわぁーーーーと叫びたいような、なんて言ったらいいのか…とにかくもう言葉になんないきもち!!

 

映画の中のこと、現実世界のこと。過去のこと、今のこと、未来のこと。
俳優さんのこと、わたしのこと、わたしの家族のこと…。

たくさんのレベルのことが自分の中で多重のらせんになり、入れ子になり、層になり、複雑に関係し合っているものだから、途中で思考の処理能力がストップして、ただただ夢中で観て、聴いて、感じていた。

 

こんな映画があったんだ。すごい。

2時間46分があっという間で、こんなに終わらないでほしいと思った映画はなかったかもしれない。もう少し、この人たちといたい、という気持ちで。

ずっと気になっていて、でもこの長さに及び腰だった。観てよかった。

 

ファミリーヒストリーを淡々と綴っているだけの、「やっぱ家族っていいよね」的なアメリカっぽい映画で、成り立ちの特殊さのみで話題になっていたのかと思ったのだけど、全然そうじゃなかった。

テーマは家族、だけじゃない、たくさんすぎる、山盛り。味わいきる暇もなく、次から次へとやってくる。一人ひとりの人間の生の瞬間。その連続。それを抱えた人間同士の交差。絶え間ない運動。偶然の事象。人間の歴史。天の計らい…。

 

私的で、贅沢で、壮大で、奇跡の映画!

今のわたしの年齢や状況で、息子のいない夏休みのこの時期と嵐の夜に一人で観られてよかった。

 

ほかの人がどんなふうに観たのか、聴いてみたいなぁ。

 

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という熱い感想が書き残してあった。わたしよかったネ。

 

このあと友だちと話したら、イーサン・ホーク好きだけど邦題がなぁ...と思っていた「恋人までの距離(ディスタンス)」がめっちゃいいよっていう話だったので観てみたらほんとうにとってもよくて、続編の「ビフォア・サンセット」、「ビフォア・ミッドナイト」も一気に観てしまった。

いまいちだった邦題(っていう言い方も旧いのか...?)も「ビフォア・サンライズ 恋人までの距離(ディスタンス)」に改題されていた。

心のベストテンに間違いなく入る三部作。

 

他にも「スクール・オブ・ロック」とか「ウェイキング・ライフ」とかもおすすめされていたのを思い出したので、観たい。