ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

劇場版「おっさんずラブ」は二度観るべし

大ヒット上映中の劇場版「おっさんずラブ」

 

友だちのゆきこさんに勧められてドラマを観て、感想を語るラジオを配信して、

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映画も観に行って、またラジオを3本も配信して、 

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自分でもびっくり。 

「ハマっている」という表現とはまた少し違う。

 

おっさんずラブがくれたものと共に、日常を過ごしている、という感じ。

 「ああ、これもおっさんずラブのテーマだなぁ」とか、「でもきっとおっさんずラブの世界観なら」と、日々を幸福なほうに転換していくようなことが起きる。

 

自分で自分を喜ばせることに躊躇がなくなって、うれしい。おっさんずラブ効果。

 

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きのう「マイヒストリーの発表会」で自分の半生を語ってホッとしたあとに、今度は小5の息子と「おっさんずラブ」を観に行ったら、またまたたくさん受け取りました。

自分の人生の棚卸しするのも語るのもエネルギーの要ることだけれど、それを聴いてくれた人たちが皆、佳きものとして祝福してくれた。

その後だったから、おっさんずラブが届けてくれる「まぁ過去にいろいろあったけど、幸せになっていいんだよ!幸せになろうね!」というメッセージが、どーんと響いてくるのでした。

 

ドラマ版もみてないし、あらすじも全然知らない息子も、冒頭からよく笑ったり泣いたり、内容もよく理解し、楽しんでくれてよかったです。
そういえば一昨年の春に二人で香港に行ったことなども思い出して、うれしかった。

 

ゆきこさんとラジオでしゃべったから、ついつい小道具や持ち道具などに目が行ってしまうし、音楽や音にも注意深くなっている。俳優さんの細かい表情も見えてくる。息子も、こちらからは何も言っていないのに、「このシーンはどうやって撮影しているのか」など聞いてくる。楽しい。

ゆきこさんにもらったシナリオブックでセリフを確認して、二人で言ってみたりもして。

 

練りに練られた脚本、心に残るセリフ。


おっさんずラブが届けてくれるものには、嘘がない。
人生でこういうことって起きるよね、ということに寄り添ってくれる。
そして、勇気を出して幸せを願おうよ、と背中を押してくれる。

 

「世の中悪い人はいない」ということでもない。

ただ、映画にできることを丁寧にやっている。

だから信じられる。世界は自分が望むようにできていくと思える。

こんなにもわかりやすいのに、こんなにもこの社会を解くためのメタファーの宝庫になっているのが、とにかくすごい。

 

1992年は「もう恋なんてしないなんて言わないよぜったい」だったのが、2019年は......。この変化は大きい。

 

そう、変化しているから、次に行こうぜ!!というメッセージ。

 

それをまた劇場で観ている、他の人たちと共有しているという確かな感覚。

笑ったり泣いたり、水を打ったように息をつめて見守ったり...。

今日時点で40回以上劇場に足を運んでいるという、ゆきこさんは、これを感じに行っていると断言していたけれど、わかるなぁ。

それって、かつて映画が人々の貴重な娯楽だった時代、「映画が幸せだった時代」には普通にあったもの。それが今の時代に、形を変えて再びきらめいている。

 

映画館で働いていたことのあるわたしとしては...もう感無量...。

 

 

1回目でよかったー!と思ったら、ラジオを聴いて、ぜひ2回目も観てみてください。

たぶんこれ、2回観ることになる映画なのかも。

今思えば、ラジオでは映画の話ができていなかったんですよね。

最初の衝撃が大きすぎて、衝撃の中身ばっかり話してしまったなぁ...。

3回もしゃべって、やっと落ち着いて2回目、映画として観られたかもしれない。

 

という個人的感触からなんですが。

だまされてみてください。

 

 

帰り道は清々しく。
息子と秋の虫の声を楽しみながら帰りました。


ああ、もう一回観たいなぁ。(それをハマるというのか?)

 

 

オフィシャルBOOKとシナリオブックもぜひ。

どちらも劇場版仕様です。 

  
 
 
 

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