いつもは企画展に行くことが多い、清澄白河の東京都現代美術館。
今回はコレクション展を目当てに行ってきた。
MOTコレクション
Journals 日々、記す
特別展示:マーク・マンダース 保管と展示
2021年7月17日(土)- 2021年10月17日(日)
https://www.mot-art-museum.jp/exhibitions/mot-collection-210717/
1階の展示「Journals 日々、記す」では、現在進行形で起こっている地球規模の感染症や災害、オリンピックをテーマにした作品や、日々の記録をテーマにした作品から見えてくる人間の営みや社会のありようを受け取る。
常設されている作品も、テーマの違いにより、訪れるときの自分の状況や状態により、異なる対話が生まれる。
3階ではマーク・マンダースのインスタレーション「保管と展示」の展示。
6月まで開催していた「マーク・マンダース ーマーク・マンダースの不在」がコロナ感染症対策で開催短縮となったことから、「作家・所蔵者をはじめ各所のご協力により、作品返却までの間、同展の出品作品の一部を当館所蔵作品を軸とした全く異なる構成でお見せする特別展示が実現することとなりました。」とのこと。
レイアウトは作家のディレクションによるもの。
これだけの内容を500円のコレクション展料金で見られるのは、すごいので、強くおすすめしたい。静かな心持ちになりに一人で行ってもよいし、作品を観た体験を語り合うのもよい。わたしは友人と一緒に行ったのがとてもよかった。しかし今の時期は、駅からの歩きはとても暑いので、熱中症対策をしてお出かけください。
午前中さくっとMOTコレクション展に行ったら、これが大変よかった。全体的に気合い入ってた。現美好きだけど、ますます応援。何に人生の時間を使うか。さらにマーク・マンダース見逃してたからありがたい。しかし怖かった……。終わりのときは突然訪れる可能性。名もなき強制終了させられた人の叫び。
— 舟之川聖子|Seiko Funanokawa (@seikofunanok) 2021年7月21日
3Fのマーク・マンダース、一部でこれだけのボリュームがあるということは、「マーク・マンダース ーマーク・マンダースの不在」本展のほうはどんなものだったのか。つくづく見逃したことが悔やまれる。
— 舟之川聖子|Seiko Funanokawa (@seikofunanok) 2021年7月22日
現実味のない日々に、不穏な気配をただ感じていることしかできない中、作品とコンタクトすることでほんの少し足場が固くなる気が。隣の人と全く異なる世界を見ている。自分の中でもその日そのときによって切り替わるカメラがあって気忙しい。疲弊する。そうなっていることを知り、仕方ないことと思える
— 舟之川聖子|Seiko Funanokawa (@seikofunanok) 2021年7月21日
気合の入ったフライヤーとパンフレット。これは図録と言っていい。毎回豪華だけれど、今回はさらに。
▼インタビュー動画
"憧れは大切です。しかし強すぎてもいけない。"
If you really want to make something really great, it doesn't work. So you really have to be very nonchalant and very...You have this longing. This longing is very important not also too much. It's something in-between. In a way it's kind of magic trick. You also have to trick your own mind. Otherwise you cannot make things, I think.
▼つられて出てきた動画。TOKYO ART BOOK FAIR / VIRTUAL ART BOOK FAIR