「今の私スタイルを楽しむ会」第二回をナカオクミさんとひらきました。
第一回のレポートはこちら★
このレポートのタイトルになっているのは、参加してくださった方のご感想からいただいたもの。
今回もよき時間でした。楽しかった。
自己紹介タイムでは、各自のお悩みときょう楽しみにしていることの話からはじまりました。
体型の変化、輪郭のぼやけ、身体のガタ、おしゃれすることを見ないようにしてきた心理、気づけばカジュアルばかり、子どもがらみでない場に行ったときに自分を出せる服がない...などなど一人ひとり、率直に語ってくださいました。
それを丁寧に聴くクミさん。
子育てや人生の転換期にあって、ファッションへの関心がやや薄れていた数年〜十数年近くの間に、ファッションのトレンドもずいぶん変わっている。身体のラインを出さなくてもきれいに流れるラインを作れるような、フォルムや素材がおもしろいものもお手頃に入手できるようになっている。
...なるほど。でもどういうことだろう...と思いながらのメンバーたち。
クミさんのワードローブから試着しながら、形や素材や色や柄や分量のおもしろさで、魅力がどんどん引き出されている他のメンバーを見ていて、「あ、意味がわかった!」という表情。
次第に、体型の悩みという軸を離れて、ただもう装うこと、自分の変化が楽しい!という世界にいく時間に入って行く。
今から何かを大幅に改変したり、隠す目的だけで選ばなくてもよいというか。
今の自分を真に楽しむファッションはこれ!をクミさんが思いっきり引き上げてくれる。ここまでいけるよ!と。
そのスケールが変わる、対象範囲が一気に拡張される感じが、諦め気味の、でも諦めたくない欲望に火をつけてくれる。
場をひらく人の本気は、そこにいる人たちを本気にさせる。
勝手に気づいたり学んだりしてしまうんですよねぇ。
プロ/素人、本業/副業、生業/趣味(?)、これで生計を立てている/いない、看板を掲げている/いない
...表現はよくわからないけれど、それらの違いはともかく、こういう現場にいると、仕事や商いって、やっぱり人のニーズと提供できるものの交換によって成り立っているんだなと思うし、その原点は楽しい!うれしい!幸せ!からはじまっている。
★皆さんのご感想
「色味」と「柄」と「素材感」について新たな刺激がいっぱい入りました。これから先何十年も楽しめるんだ!という希望にもなりました。
これまでの私の服を選ぶ基準が、似合う似合わないや体型よりも、自分の今の役割としてこういう服装をすべきという枠、それも思い込みで作った枠だったのかなということでした。
私の今の外出理由は6割が子供がらみで、その際のキーワードが「The 無難」だった!と今更気付いたのです。
もちろんそれで気持ちが落ち着くならいいのでしょうけど、「無難スタイル」や「無難と好みの折衷案スタイル」に私はモヤモヤしていたんだなと。
服の選択と時同じくして、実は自分の個性(というか癖)を押し殺してきました。普通ってこんな感じで良かったかな?みたいに。
シャバで仕事は持たずに乳幼児のお母さんをやる事への気負い、世間に紛れないといけない、みたいな思いがあったのかな。でも、クミさんが私に見せてくれた魔法は、自分を思い出させてくれました。単純にきれいになりたいなって思いました。
「自分ではぜったいに手に取らない服やアイテムが意外といける!」って思えるのが、この会のすごくよいところ。
何点もバリエーションを変えて着てみて、お悩みにもしっかり向き合ってもらいながら、殻を外からつついて破ってもらえる。
たかが衣食住、されど衣食住。
わたしは、どれだけ自分が衣食住を適当にやってるかを、ここ十年ほど一生懸命アピールしてきたけれど、それももう虚しくて、ほんとうはずっとやめたかったんでした。
本当は自分が気に入るものを、感性を使って時間をかけて選んだり、大切にしたり、自分を素敵にすることを楽しみたかったのよね。
いいじゃん、すれば!!!!!
叶えてあげると自分が喜ぶ。
そういう笑顔をたくさん見られてうれしい。
美しいお花みたいな鳥みたいな。
たくさん咲いた笑顔が、鮮やかな色をまとって軽く飛んでいくような。
装うって素敵。
今週も三回目あります。楽しみだなー。