ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

『凪のお暇』読書記録

『凪のお暇』コナリミサト/著(2017年, 秋田書店

 

妹に借りて6巻まで一気読みした。
こういう話だったのか。
ドラマが話題になったのは知ってたけど、観てなかった。

クセのある絵柄だけど、ぐんぐん読んでしまう。
作者の方の人間観察力がすごい。
人間ってこういうとこあるよな、こういう人いるよな、とグサグサくる。
あの人ほんま理解できん、という人の背景を垣間見られるのも痛快。

親、パートナー、友達(と思ってた人)の影響、
その時代の社会の制約、あれこれあるけれど、
自分で作った牢獄に自分を閉じ込めていることが多い。
気づいたら、今度は自由に解放していくほうにちょっとずつすすんでゆける。

その姿が周りの人に影響を与えていく。

お暇、サバティカル、退避所、必要だよねぇ。

 

 

 

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 2020年12月著書(共著)を出版しました。

『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』(三恵社