ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

映画『ビッグ・リトル・ファーム』鑑賞記録

いろいろ鑑賞はしているのだけれど、あれこれ忙しくなってきて、記録に残せていなかったが、きょう観た映画『ビッグ・リトル・ファーム』は久しぶりに書いておきたくなった。

 

原題は "The Biggest Little Farm"

synca.jp


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思い出したこと。

わたしの周りで、新型コロナウィルス感染症拡大が契機になって、都会を離れて移住した人が知っているだけで3人はいる。単身の人、カップルの人、子どものいる家族の人、さまざま。

コロナが怖いというよりも、前々から考えていてちょうどいい機会だったとか、実は自然豊かなところで暮らしたかった/農業をやりたかったと気づいて、など、理由もさまざま。

 

 

農といえば、3月〜5月の外出自粛期間を機に、小さなコンポストを試してみた。

ちょうど小松菜が育って、食べられるようになってきたところ。


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他にも植木鉢レベルだけれど、ネギ、しそ、バジル、ローズマリー、ミントなどを育てている。不要不急野菜。

ほんとうはもっとガッツリした野菜も育てたい。

畑をやりたいなぁという気持ちが一昨年ぐらいからむくむくしている。
東京23区でも市民農園のある区はあるが、わたしの住んでいる地域には残念ながらない。民間のシェア農園などは、賃料がとても高い。

願いだけしつこく持ち続けていれば、いつか叶うだろう。

わたしが時機を逃さなければ。

 

6月に観たこんな映画も思い出す。

"EDIBLE CITY" 『エディブル・シティ都市をたがやす』

http://edible-media.com/movie-ediblecity/

アメリカ・カリフォルニア州サンフランシスコやオークランドのさまざまな場所で、さまざまな動機から野菜をつくる人たちを追うドキュメンタリー・フィルム。
その根底にあるのは、工業的で政治的に管理された食のシステムへの抵抗と、食の主権の奪回、民主的な国の土台を作ろうとする社会変革。

自分がオーガニックな食生活をしているかどうか(なんか怒られそうとか)に関わらず、これも機会があればぜひ観ていただきたい。

56分の短い映画だけど、いろんなものが詰まっている。

たとえば、新鮮で栄養価が高く安全な食品に日常的にアクセスしづらいことと、犯罪率の高さの関係があるんじゃないかとか(いや、これはわたしの仮説ですが)。


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感染症の発生や拡大が、環境のバランスと関連があることも指摘されている中で、この映画を観ることの意義は大きい。

何気ないセリフの中にも、実用的でありながら哲学的でもあり、ハッと胸に差し込んでくる。

生きているすべてのものに"役割"があること。たまたま今年『風の谷のナウシカ』がリバイバル上映しているが、その原作の漫画でも繰り返し言われていることだ。

南部のことわざで、

正しくやる時間はなくとも、やり直す時間は常にある

というフレーズも気に入った。

 

やりたいことは時機を逃さずやれ、

あきらめず、観察し、感じ考え、実践しつづければ、やがて帳尻が合う、

というメッセージも受け取る。

 

清々しく、力強く、希望に満ちた映画。

 

観てからトレイラーを観てみたら、すごく綺麗だな(笑)!

実際の映画ももちろん綺麗。だけど、すごくタフでもある。

そのタフさが今、疑似体験ででも、とにかく必要な気がしている。

 

youtu.be

 

田端のシネマ・チュプキ・タバタでの上映は8/31まで。ぜひ。

chupki.jpn.org