ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

本『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?国会議員に聞いてみた』読書記録

昨年、映画『なぜ君は総理大臣になれないのか』を観てから注目している国会議員・小川淳也さん。小川さんを取材した本を読んだり、日々のSNSyoutubeでの発信を見てきて、今年9月、このような本が出たことを知る。

すぐに買って、刊行記念トークライブも見たが、実際に読み始めたのは、衆院選期間に入ってから。

 

 

読後のツイートから。

『時給はいつも最低賃金、これって私のせいですか?国会議員に聞いてみた』ようやく6章まできた。読んではメモを取り、悩み、考え、調べ、一旦消化できたタイミングでまた読む、というとても時間がかかる読み方をしている。その分本と対話し、自分と対話している手応えがあって、とても充実感がある。

とても長いタイトルなのだけれど、略せない、略しようがない。最短でも「時給はいつも最低賃金」までは言わせる(書かせる)!というような、なにか鬼気迫るものを感じる。

遊び紙が白い分厚めのコート紙で、表紙側と裏表紙側と2枚ずつ入っているのが、ちょっとホワイトボードみたい。対話の場にはやっぱりホワイトボードなのか(いや、知らんけど)。私はここに気づいたこと、疑問に思うこと、わからないこと、誰かと話したいことなどを書いた付箋をぺたぺた貼っている。

著者の和田靜香さんが私の代わりに聞いてくださっている!という感じがどこまでもする。そう、そういうことが知りたかったんですよ!そういう言葉を聞きたかったんですよ!聞いてくださって、たくさん学んでくださってありがとうございます。私もずっと同じ部屋にいて対話に参加している感じです。

楽観的になれることは一つもないんだけれど、少なくともここに隠すことなく課題が並べられているということと、それについて人間が二人、懸命に真摯に対話をしている、諦めずに模索しているということが、ものすごい希望だと思った。そしてそれが本の形で残っているということも。

これを手がかりにまた何かが起こっていくし、誰かが勇気づけられていく。こういう無数の「誰かがやっといてくれはった」ことが世の中にはあるんだろう。私の知らないところでたくさんあるんだろう。自分も「やっとく」一人になって、手が止まらないようにしたい。

アレクシエーヴィチの『戦争は女の顔をしていない』を思い出す。男の言葉で語られた歴史からは拾われなかった声、置き去りにされていた感情、ないことにされていた存在。 民主主義の女の顔の面を見る思い。

読了!「初めに詩(うた)来たる」ってそういうことだったのか。。小川さんと和田さんの幸福論に泣く。

和田さんがすぐ相撲たとえするのワカル。私もすぐ競技かるたにたとえるし。スポーツや武道って自分がプレイヤーであれ観客であれ、入れ込んでおくとどこかしんどいときに助けてくれる。スポーツに限らないか。なんでも「道」というものは。

https://twitter.com/seikofunanok/status/1456448138718240777?s=20

 


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