ひととび〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

〈レポート〉10代とトリセツをつくる授業最終回「観て話す」

昨年度、『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』の筆者3人で、神戸のラーンネット・グローバルスクールの5, 6 年生の授業に取り組んできました。
 
最終回のレポートを書きました。
 
3学期のテーマは、「観て話すのトリセツ〜作品を通じて人とつながる」。
講師は私、舟之川です。
一人ひとりがつくってシェアした「観て話す」のトリセツ。
あらすじ、特徴、作者、どこで観られるか、この作品を選んだ理由、自分なりに感じている見どころなどを、スライドを使ったり、実際に物を見せながら、シェアしてくれました。それにコメントが寄せられ、その場で即席の観賞会が13こひらかれたような時間となりました。
単なる「自分が好きなものを紹介するプレゼン」ではなく、「この作品でみんなで感想を話すとしたら?」を意識しながら。一人ひとりが違う作品を持ち寄って、それぞれのやり方で。難題だったと思いますが、いつものように軽やかに取り組んでくれました。
かれらは、違っていることが当たり前で、いろいろであることが喜びで、どんどん変わっていく今を全身で味わっている人たちでした。
3学期の記事、私はどうしても「子どもたち」とは書けませんでした。10歳前後から20歳前後までの人たちを言い表す適当な言葉が、今はまだないということに気づきました。その言葉が生まれたとき、私たちは年齢差別や子ども差別を扱いながらも、敬意と信頼を持った人間同士として関われているのではないかと思います。
そんな社会を私は望みます。
 
以下のnote記事には、この授業の企画から過去のレポートも一覧で載せてあります。
一年間終わってのふりかえりと、コーディネート担当の方の言葉もいただきました。
 
ご興味ありましたら、ぜひ全文ご覧ください。
 

note.com

 

『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』稲葉麻由美、高橋ライチ、舟之川聖子/著(三恵社, 2020年)