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ヒトトビ〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する場づくりを通して考えることなど。

「これはのみのぴこ」


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谷川俊太郎・作、和田誠・絵

 

息子が学校で知って、おもしろいよ~と教えてくれた本。

「これはのみのぴこ」にはじまり、

「これはのみのぴこがすんでいるねこのごえもん」、

「これはのみのぴこがすんでいるねこのごえもんのしっぽふんずけたあきらくん」

というふうに、ひとつひとつ関係が数珠つなぎに増えていく。


うしろのほうへ行くほど繰り返しの部分が多くなるので、読むほうは大変だけど、聞いているほうはその大変そうな感じも含めて楽しい。
読み聞かせるのは、息つぎが大変でけっこう練習が要る。変なところで切るとリズムが狂うし、修飾の場所が変わって意味が変わってしまう。


音としてもおもしろいし、この世にあるものはすべてなんらかの関係がある、ということをほんのりと感じられるところも秀逸(大人的な目線では)。


わたしは、吉野源三郎の「君たちはどう生きるか」の世界への入口に立っている心持ちになる。