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ヒトトビ〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する場づくりを通して考えることなど。

「こころのこえをきいてみる時間」をひらきました

場づくり 展示 言葉

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こちらで告知だけしておいて、どんな場だったかのご報告をしていませんでした。
いまさらですが綴っておきます。

 

11/12「こころのこえをきいてみる時間」@こころのこえをきかせ展 にて、

男鹿半島の夏を切り取った、True North, Akitaシリーズの最新作の上映と、写真の展示会で、映像を観て感想を聴き合う場をファシリテートさせていただきました。

 

映像を観たあとに心に浮かんだ風景や思いを言葉にしたり、他者の物語を聴く時間をもちます。語る人は、ただ自分の中から出てくるままに、些細な話やまとまらない話を声にしてみましょう。聴く人は、さえぎることなく、聞こえてくる音に静かに耳を澄まします。日常に戻る前の余韻のときを、皆さんで味わえたらと思います。

 

どんな言葉も、どんなその人も聴く、という気持ちでいたら、実はわたしが一番感情的で、涙があふれてしまいました。観るのは4回目なのに、こうも毎回涙が出るという…。それもひとつの表現ということで、まぁよしとしたいと思います(というか、もうどうしようもない...)。

 

場は、すうっとはじまり、またすうっとおわっていきました。
ひたひたと生まれ、何かが咲き実り、そしてはらはらと散っていく。
美しかった。


一人のこえをただ聴く行為は、その人の話の内容を理解しようとすることではなくて、その人のこれまでの生の時間を思うこと、その人が今生きて、そこにいると感じることなのかなと思いました。こえを聴かせてくださってありがたいなぁという気持ちにいっぱいになりました。


映像自体は17分の短いものですが、わたしは長編映画一本観たぐらいのたくさんの何かがつまっていると感じました。観る前と観た後では、自分の立っている場所は座標がちょっとだけ動いているんじゃないかとさえ。その感じを存分に味わえるように、日常にいきなり帰るのではなく、場を通過してからゆっくりと戻っていってもらいたい。そんなことも意図しました。

 

今回のTrue North, Akita#3は、今のところネット上に公開しない形をとっています。ワンクリックでは伝わらないことを大切にして、別の方法でゆっくりと、しかし確実に伝わっていくことや、人々の記憶に断片として残っていくようにとの思いから。


会期中は、スタッフがお客さん同士を紹介しなくても、その場に居合わせた方同士で自然と会話が生まれる。思わず感想を話しかけても、オカシイとかヘンだとか思われない、思わない雰囲気が、この時間と空間にはありました。

 

わたし個人的には、True North, Akita#1 がリリースされてから念願だった、映像集団augment5さんとの場づくりという夢が叶いました。

 

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「こころのこえをきかせ展」(会期は終了しています)
http://true-north.jp/

True North, Akita #1, #2 はこちらで視聴できます
http://true-north.jp/about 

 

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