近所の公共図書館に行ったら、リサイクル本のコーナーにこれがあったので、貰い受けてきた。
リサイクル本とは
図書館の蔵書から外す「除籍」の対象になった本。所蔵になっていた本もあれば、献本されたが所蔵本に加えられなかったものも含まれている。
ほしい人はだれでも無料で持ち帰ることができる。
公共図書館では定期的に行われている。
思いがけない掘り出し物があるので、わたしは行くと必ずこのコーナーをチェックしている。
この本に目が留まったのは、いじめがテーマの読書会をひらいたときに、扱った小説にtwitterでの誹謗中傷のシーンが出てきたことを思い出したからだ。
闘う必要が生じたとき、自分がこういう被害にあったとき、子が巻き込まれたとき、どうしたらいいのだろう、という疑問もわいていた。
わたしがもらってきたのはこの本の第一版なので、情報がやや旧いところがあるかもしれないが、どのような権利が侵害されているか、何が問題か、どのような手続きで解決できるかは基本変わらないので、とても参考になる。
さらにtwitterでこんな投稿が流れてきたのも目にしたので、備忘として投稿しておく。
例えお金で解決しても被害は被害、心中お察しします。
— レモミル (@Lemon_and_Milk) 2020年2月16日
5chは比較的証拠が残りやすいサイトですが、これがTwitterになるとすぐに削除されたりと少し難易度高いです。Twitter中傷向け、発信者情報開示請求の前提となる証拠を保全する方法を置いておきます。https://t.co/NdGRznLTw4
このようにtwitterを叡智の共有の場にすることもできる。
先出の本の前書きにある、
当初はインターネットの情報は信頼性がない、所詮は仮想現実だなどとして、あまり気にする必要はないといった声もありましたが、インターネットがもはやインフラの1つとなっている以上、現実のものとして捉える必要があるのはいうまでもありません。
という一文は非常に重要だ。
根本の部分をアップデートさせること。
被害当事者、当事者の周りにいる人が抑えておきたい点。
また、手続きがある、教えてくれる、支援してくれる専門家がいると知ることは、社会の中で生きる上で、怖いものを減らしていくことにつながる。