ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

書籍『サイト別ネット中傷・炎上対応マニュアル』

近所の公共図書館に行ったら、リサイクル本のコーナーにこれがあったので、貰い受けてきた。

 

 

リサイクル本とは
図書館の蔵書から外す「除籍」の対象になった本。所蔵になっていた本もあれば、献本されたが所蔵本に加えられなかったものも含まれている。

ほしい人はだれでも無料で持ち帰ることができる。
公共図書館では定期的に行われている。

思いがけない掘り出し物があるので、わたしは行くと必ずこのコーナーをチェックしている。

 

 

この本に目が留まったのは、いじめがテーマの読書会をひらいたときに、扱った小説にtwitterでの誹謗中傷のシーンが出てきたことを思い出したからだ。

闘う必要が生じたとき、自分がこういう被害にあったとき、子が巻き込まれたとき、どうしたらいいのだろう、という疑問もわいていた。

わたしがもらってきたのはこの本の第一版なので、情報がやや旧いところがあるかもしれないが、どのような権利が侵害されているか、何が問題か、どのような手続きで解決できるかは基本変わらないので、とても参考になる。

 

 

 

さらにtwitterでこんな投稿が流れてきたのも目にしたので、備忘として投稿しておく。

 

twitterSNSが悪なのではなく、使い方なのだ。 

このようにtwitterを叡智の共有の場にすることもできる。

 

 

先出の本の前書きにある、

当初はインターネットの情報は信頼性がない、所詮は仮想現実だなどとして、あまり気にする必要はないといった声もありましたが、インターネットがもはやインフラの1つとなっている以上、現実のものとして捉える必要があるのはいうまでもありません。

という一文は非常に重要だ。

根本の部分をアップデートさせること。

被害当事者、当事者の周りにいる人が抑えておきたい点。

 

また、手続きがある、教えてくれる、支援してくれる専門家がいると知ることは、社会の中で生きる上で、怖いものを減らしていくことにつながる。