2021年夏至のコラージュの会をひらきました。
collage2021midsummer.peatix.com
気づけばコラージュの場をつくりはじめて10年が経っていました。
2011年に、人の企画した場でやってみたのがきっかけ。「あれ、これ子どもの頃にやってたやつやん!」と思い出しました。わたしは子どもの頃は、切ったり貼ったりが大好きで、部屋中、工作に使うもので溢れていました。壁にもベタベタいろんなものを貼っていたし、置物も好きでした。常に部屋中カオス。今と変わらない。
誰か他の人から見て「良い」とか、「ちゃんとしてる」とか、「役に立つ」とか、べつにほんとうに良いのですよね。自分がそれを気に入っているかどうか。
今回は夏至。
北半球では一年で最も昼の時間が長い日。北半球では、というところも大事ですね。基本、北半球で生きてきたので、当たり前のようにこの環境を受け入れていますが、南半球は冬至です。
陽の気が最大になり、ここからまた陰へ向かってゆっくりと動いていきます。芽吹く春から旺盛な初夏は、勢いはありますが、その分かなり疲れる時期でもあります。個人的な感覚で言えば、何か大きなことを決断するのが、春分から夏至にかけてのこの時期です。ここから少しずつ落ち着いていくとよいなぁと思います。
今回参加してくださったお二人も、大きな変化の直後や、ここから仕舞っていく関係や状況がおありとのことでした。「コラージュを作ることで何か見えてくるかもしれない」と当てにしていただけるのはうれしいことです。お二人ともリピーターさんなので、効果はよくご存知!
今回の【製作前ワーク】は、マインドマップを使ってみました。マインドマップが苦手な方は箇条書きや付箋など、自分のやりやすい方法でOKとしました。
「今気になっていること(わくわく、もやもや)」を真ん中のテーマにして、浮かんできたものを書いていったら、「人の名前がよく出てくる」「自分でそれほど重要だと思っていなかったことが半分を占めていた」など、可視化されたことで見えてきたものがありました。
ひとりでやってみても発見はあるのですが、誰か聴いてくれる人がいると、自分でも思わぬところまで勇気を持って行けますし、やってみたあとも発見しがいがありますね。
それこそがコラージュの醍醐味です。それをプレ体験していただいた後は、一旦気になることは置いておけたということで、じっくり【製作】に入っていきます。
1時間15分ほどかけて、素材選びとレイアウト、貼り付けをします。
途中で2回ほど時間のコールをします。
製作のあとは、【鑑賞】。どの時間帯も楽しみですが、発表して感想をもらうのがまた楽しいのですよね。「自分ではこういうつもりで貼った」というものを受け取ってもらいながら、見た人なりの意味を見出してもらえる。つながり、一貫性、多様さ、同じと違い、「らしさ」。つくる人の個性も素晴らしいですが、観る人の感受性もいつも素晴らしいなと思います。
つくった作品はご自宅の好きなところに貼って、しばらく一緒にいていただくことをおすすめしています。作ったときはなぜかわからなかったものが、時間が経つごとに「これのことかも!」とわかってくる。それが楽しい。
自分だけにしかわからないサインを、自分の作品の中に読み取っていく。
わたしはよく「場づくりを自給自足できると、この世界は生き心地がよくなる」とお伝えしていますが、このコラージュもやはり自給自足のひとつの形です。様々な方法で世界を楽しんでいく。
そして、探究はひとりでやっても楽しいけれど、人とやるのも楽しい。人とやるのも楽しいけれど、ひとりでやるのも楽しい。
そんなことを実感した夏至でした。
今回のご参加、ありがとうございました。また必要な頃にお越しくださいね!
作品ひとつひとつ。
次回は、9月23日(木・祝)秋分の日に行います。
今後の予定
秋分:9月23日(木・祝)
冬至:12月22日(水)
春分:2022年3月21日(月・祝)
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