ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

映画『プリズン・サークル』鑑賞にあたって

明日公開となる映画『プリズン・サークル』。

わたしも観ます。

prison-circle.com

 

自分のための覚書とささやかなリンク集と宣伝です。

 

●拾えた範囲のインタビュー。あとで必ずや読みます。

www.huffingtonpost.jp

 

note.com

 

maga9.jp

 

 

坂上香さんの前作、『トーク・バック 沈黙を破る女たち』でゆるっと話そうをひらきます。2月11日(火・祝)シネマ・チュプキ・タバタにて。ファシリテーターを務めます。

chupki.jpn.org

 

チュプキでは坂上香監督の映画『Lifers ライファーズ 終身刑を超えて』や、冤罪被害者をテーマにした金聖雄監督の映画『獄友』の上映もあります。

chupki.jpn.org

 

chupki.jpn.org

 

 

●現状の世論は厳罰化を求める方向へ、より向かっています。「処罰から回復へ」とは真逆の方向です。

2020年1月に出たばかりの、死刑制度について内閣府が5年に1度実施している世論調査の結果はこのようです。(途中から有料記事ですが途中まででもぜひ)

www.asahi.com

 

しかしいったいどれだけの人が、死刑制度について知っていて、意見として持っているか?というと甚だ疑問です。(こちらは2018年の記事)

www.asahi.com

 

 

●わたし個人の経緯です。

hitotobi.hatenadiary.jp

note.com

note.com

hitotobi.hatenadiary.jp

note.com

note.com

note.com

 

人間には誰でも処罰感情がある。
その処罰感情の行き着く先は、「死刑」ではないか。
そして実は死刑制度が存在することによって、加害者にも被害者にも回復の途が閉ざされているのではないか。

そのようなことが、わたしの問題意識としてあります。

加害者に背負わされた社会構造の軋轢、被害者に与えた影響の大きさ。

人間同士の関係から、健やかさと人間らしさを奪う暴力の機構。

 

ほんとうに見つめなければならないのは、何か。

 

映画『プリズン・サークル』を鑑賞し、感想を交わす、対話の場が、そこかしこにひらかれますように。わたしもまた、そこに仕事としてかかわれますように。

 

対話を通して知り、気づく。

映画の問いかけにこたえていく、受け取っていく。

一人の市民として意見を持つ。

 

この映画が、わたしたちの社会を考えること、議論のきっかけとなりますように。

 

処罰から回復へ。

対話から希望を。

詩のない場所に詩を。