ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

Year-End Collageの会、ひらきました

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ごくごく親しい友人たちと9人で、「Year-End Collage〜2016年をふりかえり、2017年を望む」と題したコラージュ製作の場をひらきました。

2011年ごろからはじめた年末/年始のコラージュも、もう6年目。節目のときに作ると、充実感がもてたり、気持ちがあらたまるように思います。

コラージュがより自分の中から出てきたものの表現となれるよう、製作の前にふりかえる時間をもつのですが、きょうは、こんなやり方で進めました。

手帳で1年間の「予定」を丁寧に眺めたあと、そのとき胸に去来している気持ちをペアになって聴いてもらう。話が終わったら、聴いていた人から、話の中に含まれていたと思う言葉をリストの中から探してフィードバックしてもらう...というもの。

わたしが受けとったのは、

Authenticity(自分に本物である), Self-Acceptance(自己受容), Initiative(自発性), Mattering to Myself(自己価値の承認), Independence(自立), Connection(つながり),Learning(学び), Pride(誇り) 

どれもうれしかったのですが、中でもAuthenticityとIndependenceは自分でもしみじみとする言葉でした。そう、それが大切だったんだよね、という。

そのあとに作ったのが上のコラージュです。
整然としつつも静かに上に伸びていこうとする感じが、今の自分らしいと感じました。

 

みんなが作ったものも、一人ひとり全然違っていて、それぞれの世界観が表れていました。

切ったり貼ったりしゃべったり。ボディワークを入れてゆるんだりしながら。

わーこれ楽しいね、楽しいね、とただ言い合う、わきあいあいとした場でした。

完成後は、近所のお店の美味しいアップルパイを食べながら、自分の作品を発表。

こんなことを考えながら選んだり貼ったりしたよと。

見ている人は、その作品から受ける印象を返していく。

それによってまた気づくことがあったり、受け止めてもらえるうれしさがあったり。

 

コラージュの場は、「見ればわかる」という即時性と、言語と非言語を行き来する振り子感覚があって、楽しいのだと思います。

 

また来年の年末にみんなとできますように。

きっとそのころにはまた「芸風」も幾分変わっていることでしょう。

刻一刻と、変わり続けるわたしたち。

 

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2014年に取り組んでいたのは、0歳の子どもを育てる女性向けのコラージュの場でした。自分の時間がなかなか作りにくい時期に、なんとか少しでも、夢中で切ったり貼ったり、自分に意識を向ける時間が持てればと、産後ドゥーラの友人に見守り保育に入ってもらっていました。

今はその活動はお休み中ですが、機会があったり、リクエストがあればやってみたいな。