ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

〈レポート〉2021年秋分のコラージュの会

2021年の秋分のコラージュ、開催しました。

https://shubuncollage2021.peatix.com/

 

蒸し暑い日でした。

秋分の日。お彼岸の中日です。2日前は「中秋の名月」で美しい満月が見られました。パワフルな雰囲気がむんむんしていました。

 

冒頭のチェックインでは、いつものようにお一人ずつ「きょう楽しみにしていること」をご発声いただいて始めました。

「Peatixで見つけて、前から気になっていて」と初めて参加してくださった方、前回参加してとても発見が多かったから・楽しかったからと参加してくださった方、以前リアル会場で開催したときの参加者さんでオンラインは初めてという方。

最後の方からは、

リアル会場では自分では買わない雑誌を手に取ったり、隣の人の切れっ端を分けてもらったり、その場で起こることが楽しかった。
雑誌も準備できなそうだしどうしようと迷っていたけれども、家の中にある紙類で作ってみようと思ったら、こういうものを集めていたんだなという発見もあり、部屋の整理にもつながり、始まるまでにおもしろい体験ができた。

というコメントもいただきました。

なるほど、確かにオンラインの開催だとご自分で素材(雑誌やチラシなど)を集めていただかなくてはいけないので、二の足を踏んでしまうかもしれないですね。

最近雑誌も嗜好品になってきましたし。それでもやはり雑誌はインスピレーションで溢れているので、わたしは好きですが。もちろんチラシでも十分です。


そんないろんな偶然のタイミングでこの日この場に皆さんと集まれてうれしかったです。

 

今回のワーク「今、気になっていること」の棚卸しと聴き合いは、「箇条書きで10個出す」というやり方にしてみました。

90秒という制限時間の中で、なるべくたくさん出そうと取り組むことで、脳に刺激を与えます。「気になっていること」は、悩みやタスクもあれば、興味関心、楽しみにしていること、やりたいことなども何でも「気になっていること」として括っています。

書き出したメモを元に、2人1組で聴き合います。5分話して、3分でフィードバックを交互に行います。話す側はひたすら話し、聴く側は相槌OK・質問やコメントNGでひたすら聴きます。

「書き出しただけでけっこう整理された」
「5分もひたすら話せてスッキリした」
「5分も話せるか心配だったけれど意外と話せた」
「相手の話が自分と真逆で楽しかった」
「今の自分を客観的に見られた」
「話したことで書いたことに対する解釈が変わってびっくり」

など、ほんとうにちょっとしたワークなのですが、スッキリ感があるのでおすすめです。家庭で、職場で、仲間内でやってみてください。

 

制作の時間はいつものように30分素材集め、30分でレイアウト、足りなければ10分延長の流れで進めました。

制作の時間中は話をしないんですが、画面はONにしてあるので、皆さんの存在を感じながら集中して取り組めます。

 

そして鑑賞の時間。自分の作品について「気にいっているところ」「工夫したところ」「自分でもよくわからないところ」などを紹介してもらい、その後他の参加者さんから感想や質問をどんどん出してもらいます。

自分の素朴な発見が他の人の鑑賞の助けになるので、どんな小さなことでもOKです。

この日もZoomのビュー設定を変更して各自大きめに写してもらったり、発表者の方にはモニター越しにアップにしてもらったりしながら工夫して鑑賞をしました。

 

自分の今の状態、関心、願い、希望などが、自分で言葉にしたり、言葉にしてもらうことでどんどんくっきりしてきます。自分の本質とのつながりを感じれられる作品になります。

これから自分は何を大切にしたいのか、どんな心の状態でいたいのか、チューニングされていく感覚が出てきます。

ワークで話したことと通じるものがコラージュでも出てきたという方がいたり、意味を考えずにただ自分が「きれい」と感じるものだけを選んでいったら、いい感じになってうれしい、などの感想も聞かれました。

 

最後はふりかえり

・コラージュやっぱり楽しい!
・1時間で区切られると、「カッコいいものを作ろう」という考えはふっ飛んで、「とにかく終わらせなきゃ!」が優先になるが、それがいい。

・ほどほどに考えつつ、余計なことが頭をよぎらないのでいい。

・鑑賞の時間に人の作品に無責任にコメントするのが楽しい。作った人に気を遣って「いいことを言ってあげないといけない」という感じもなく、ただ

・紙を埋められるのかな?と心配だったけれど、意外とはみ出したりするぐらいのびのびと作れた。

・他の人の作品を見て、「こういう素材を使うのもありなんだ」と発見があった。いろいろ集めてまた作ってみたい。
・つい頭で意味を考えがちだけれど、視覚的な刺激やおもしろさに目覚めた。快適さを大事にしていきたいと思った。

 

 

一人ずつの作品。なぜか皆さん、「いつもはやらないことをやってみたくなった」とのこと。今はそんな星のめぐりなんでしょうか。


f:id:hitotobi:20211001161106j:image

 


f:id:hitotobi:20211001161131j:image

 


f:id:hitotobi:20211001161140j:image

 


f:id:hitotobi:20211001161325j:image

 

自分の中にあるだけでは気づかないものが可視化されていくのが、コラージュのおもしろいところです。ちょっと先の自分から受け取ったメッセージが貼り込まれていることもあり、少し時間が経ってから気づくこともあります。

本人だけが気づく「コラージュの通りになっている」感覚もきっと出てくるはず。

ここから先をどうぞお楽しみに。

 

ご参加ありがとうございました! またご一緒するのを楽しみにしています。

f:id:hitotobi:20211001170515p:plain

 

次回は12月22日(水)冬至の日に開催します。

その後は、
冬至
:2021年12月22日(水)
春分:2022年3月21日(月・祝)
夏至:2022年6月21日(火)
を予定しています。
Peatixでお知らせしますのでご興味ある方はフォローしてください。
https://hitotobi.peatix.com/

 

コミュニティへの出張開催も承ります。

雑誌やチラシや写真を切って、台紙に貼り付けていく、だれでも気軽に楽しめるコラージュです。オンラインも可。お問い合わせはこちらへ。

hitotobi.hatenadiary.jp