ひととび〜人と美の表現活動研究室

他者の表現にふれることから、自分の中にある美の感覚にもふれてみる、自分の美を表現してみる。みんなで探究する鑑賞の場づくりを通して考えることなど。

〈お知らせ〉2/7(日)教育の当たり前を問い直そう!映画”Most Likely To Succeed” を語る会

2021年は「これ」をやっていこうとふと降りてきた。
教育。
わたしの人生において避けられないテーマ。
 
2018年12月から2年かかって本をつくったことで、方向が明確になってきました。
スタートがこちらの場です。  

 

教育の当たり前を問い直そう!映画”Most Likely To Succeed” を語る会

アメリカのドキュメンタリー映画Most Likely to Succeed” (以下MLTSと略)を観た人と、教育を変えていくために動きたい人たち同士で感想を語る場です。これからの日本の教育について立ち止まって考えたり、具体的なアクションの中身について話せる仲間に出会えることを目指しています。

午前中:映画の同時再生、午後:トークセッションの二部に分かれています。
同時再生から参加してもよいですし、映画は事前に観ておいて、当日トーク時間に合流しても、どちらでもOKです。

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映画を語る会なので、何を感じてもOKなのですが、場の目的自体はかなり明確です。
イベントタイトルもかなり思いきったものをつけました。
この日は、「難しいですよね、はNG」という気構えでおります。
開催背景など、みっちり書きましたので、ご興味ある方はぜひ読んでいただきたいです。

 
 f:id:hitotobi:20210201172407j:image
 
 
アメリカのドキュメンタリー映画Most Likely to Succeed” (以下MLTSと略)を観た人と、教育を変えていくために動きたい人たち同士で感想を語る場です。
これからの日本の教育について立ち止まって考えたり、具体的なアクションの中身について話せる仲間に出会えることを目指しています。
午前中:映画の同時再生、午後:トークセッションの二部に分かれています。同時再生から参加してもよいですし、映画は事前に観ておいて、当日トーク時間に合流しても、どちらでもOKです。
 
------詳細------
▼日 時
2021年2月7日(日)11:00〜15:30
【第1部】同時再生(11:00-12:30)
※各自で再生ボタンを押してください
映画視聴ページ https://vimeo.com/ondemand/mostlikelytosucceed/318863199
Vimeoに会員登録の上、レンタルまたは購入してご視聴ください。
【第2部】トークセッション(13:30-15:30)
※鑑賞済みの方はこの時間からの参加OK
▼会 場
オンライン会議システムZoom
※URLはお申し込みいただいた方にお送りします。
▼定 員
30名
▼参加費
一般 ¥2,000
25歳以下 ¥1,500
※映画の鑑賞料金は個別に実費でお支払いください。
トークセッション内容(予定)
・アイスブレイクトーク「MLTSどう観た?」(内藤&舟之川のトークを鑑賞)
ブレイクアウトトーク(小部屋に分かれて数人ずつ)
・全体シェア(メインルームで全員)
・ふりかえり
▼参加にあたってお願い
・ご自身の感想を話す意欲があり、他の方の話も聴きたいという好奇心をもってご参加ください。疑問や異論は歓迎ですが、持論を展開したいだけの方、意見の違う方への攻撃は固くお断りします。
・録音および画面キャプチャ、スクリーンショット他の写真撮影はお断りします。
・事前にZoomのインストールおよび動作確認をお願いいたします。
 
▼開催の背景
主催者の内藤千裕と舟之川聖子は、それぞれ異なる経緯から、日本の教育(主に学校教育、公教育、教育行政等)に疑問を持ち、変革を求めて日々活動しています。
わたしたちが教育について、より深く話すようになったきっかけに、内藤が卒論で研究していたイヴァン・イリッチの『脱学校の社会』があります。
『脱学校の社会』を読み、MLTSを観て、また様々な立場や価値観の人と対話や議論を重ねる中で、わたしたちの問題意識はより強くなりました。
社会が大きく変わっているのに、学校だけが特殊な環境のまま取り残されていたり、評価や統一テストがあるために学びが非常に限定的になっていたり、能力主義を助長し格差を拡げることを後押ししていること。そして、もう機能しなくなったシステムが慣性の法則で動いているだけのようであったり、そのために人間の尊厳や権利が奪われているように、わたしたちからは見えています。
もちろんプロジェクト型学習(PBL)や探究学習をベースとした、学習指導要領に依らない新しい学校や、新しい教育の形も出来てきてはいますが、学校自体の存在意義を問い直す活動は、全体から見ればまだまだ少なく、誰もがアクセスしやすい状況にはありません。
学習指導要領自体の改訂も行われてはいますが、学校的な価値観(人をデータとして扱う評価と選抜のしくみ、人間の発達段階を無視したカリキュラム、知識は分類できる・他者が学ぶことを決められるという前提など)を問い直さなければ、いくら内容が変わっても、学校が社会と接続しているとは言えないのではないか、と考えています。
知的好奇心を封じられ、与えられることに慣れて、カリキュラムのタスクをこなすことが日常になると、カリキュラム以外のことを学ぼうと思わなくなったり、カリキュラム以外を役に立たないものと捉えることが起こります。
生活や人生、生きることのすべてが学びの実践場であるにもかかわらず、現状はカリキュラムが優勢すぎて、落伍者になることの恐れだけをかきたてる装置になってしまっています。そうではなく、学びたいことにしたがって生き、自分で自分の人生をつくっていく感覚を持ち、希望と共にその感覚を持ち続けることが、学びの本質ではないでしょうか。
MLTSに登場するHigh Tech Highは学校ではありますが、学校自体の存在意義を問い直し、学びの本質から場を築いている。そんな観点からこの作品を鑑賞し、語り合うことは、大きな刺激になるという予感があり、選びました。
 
▼この映画について
Most Likely to Succeed”
予告編

vimeo.com


本編視聴 
MLTSは、「人工知能 (AI) やロボットが生活に浸透していく21世紀の子ども達にとって必要な教育とはどのようなものか?」というテーマについて、「学校は創造性を殺しているのか?」TEDトークで著名なケン・ロビンソン卿、カーンアカデミーのサルマン・カーン氏、ハーバード・イノベーション・ラボ所属の、トニー・ワグナー氏などの有識者や多くの学校取材を2年間積み重ねられ制作されたドキュメンタリー作品です。2015年の公開以来、7000以上の学校や図書館、公民館といった公共施設や、SXSW edu を含む教育カンファレンスなどで上映されています。(futureedu tokyo website http://www.futureedu.tokyo/most-likely-to-succeed より)
 
▼主催者が目指していること
わたしたち自身は、「学校に行かなければいけない社会は変えられない前提で、学校の機能を拡充させたり、より質の良いものにする」ことを目指すのではなく、「新しいタイプの学校や塾を一からつくる」のでもない、何か別の形で提示したいと考えています。
それがどんな形なのか、何をするのか、まだわかりませんが、実際に自分たちなりに行動しながら探っていきたいと思っています。
2021年から、まずは映画の上映会と、その後に続くイヴァン・イリッチ『脱学校の社会』の連続読書会を通じて、学びと議論、共に活動できる仲間との出会いの場をつくるところからスタートしていきます。
MLTSに映っているのは、新型コロナウイルス感染症流行前の姿ではありますが、これまで当たり前とされていた「教育」や「学校」の前提を覆し、社会の変化に合わせて変えていこう、と試行錯誤と創意工夫を重ねる、様々な立場の人の声を聴くことができます。
アメリカの先進事例を知って、それを日本でどう実践できるか」を考えはじめるというよりは、まずは「自分の立場や関心から、印象に残ったところ」から話しはじめたい。
対話を重ねながら次第に、どんな社会に生きたいか、他者と共に生きるためにどんな学びを得たいか、そのためにどんな機会を得たいか、自分は何がしたいか......などまで探っていくことができたらと思います。
 
▼こんな人に来てほしい
・人が幸せに生きるための学びの場を探求している人
・学校があることによるデメリットを感じている人
・教育分野で実践しているが、焦りと孤独を感じている人
・自分と、社会と、つながって生きる人を増やしたい人
・子どもの教育に対する親の負担が大きいのは仕方がない、教育にお金はかかるものだ、という社会に違和感をもっている人
・教育のためにアクションを起こしたい人
 
 
▼主催者について
・内藤千裕(ないとう・ちひろ
1997年生まれ。新潟県燕市出身。新卒で株式会社アスノオトにて「さとのば大学」の広報や「しごとバー神田」の運営をしている。自分や社会とつながって学ぶ人で溢れる社会の実現を目指す。
twitterhttps://twitter.com/soymaru_0102
note: https://note.com/soymaru0102
・舟之川聖子(ふなのかわ・せいこ)
表現作品を鑑賞して、感想を語り合い、学び合う場を企画、進行する「鑑賞対話ファシリテーター」。〈集い・機会・関係性〉の面から、イベントやコミュニティをつくりたい人の相談にものっている。温故知新、学びのシェア、エンパワメントと連帯、芸術文化の振興と継承が活動のテーマ。2020年12月に共著『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』を出版。10代の人たちに向けて、”社会も人生も自分の手でつくれるよ!”とのメッセージを込めて、「場のトリセツ」「シチズンシップのトリセツ」などの執筆を担当。
hp: https://seikofunanokawa.com/
twitterhttps://twitter.com/seikofunanok
MLTS鑑賞直後の感想:https://note.com/hitotobi/n/nfbce06e01279
最近の問題意識:https://note.com/hitotobi/n/n0ba4544ff1c2
 
▶︎お問い合わせ
office★seikofunanokawa.com(★→@)
 

 

開催まで1週間となり、こちらのコメントも加えました。

こんにちは。主催の一人、舟之川と申します。

多くの方から関心をお寄せいただいております。ありがとうございます。
Peatixでの申し込み時に「この場への期待」をうかがっているのですが、一人ひとりが熱いメッセージを伝えてくださり、やはり企画してよかった!と奮起しているところです。
 
・教員として、保護者として、教育事業に関わる者として思うことがある。
・日本の教育制度、環境、手法の問題点をこのドキュメンタリー映画を通して探ってみたい。
・俯瞰したり、様々な角度からふれたり、具象を見つめたり。
・自分の立場からどのように変えられるか。
・手がかりがほしい。対話する中で見出したい。
 
そんな声をいただいています。
25歳以下の方は割引料金を設定しております。いろんな世代の方と語り合えることも期待しています。
  
もう少し雑談をします。

わたしが今、当日までの準備としてやっていることは、まずは"Most Likely To Succeed"や『脱学校の社会』をおさらいすること。

その他に、100分de名著『資本論』を観たりテキストを読んだり、ブルシット・ジョブについての言論にふれたり、ベーシック・インカムについての本を読んだり、日本型雇用についての動画を観たり、サッチャー政権下の教育改革についての論文を読んだり、ブレイディみかこさんの本を読んだり......などしています。

一見関連がないようなことも含め、今のわたしの関心下にあるものは、なるべく持って行ってみようと思います。教育のことを教育のことだけでは完結はできない。おそらく労働について、社会保障について、政治について語ることにもつながるでしょう。

わたしは学校教員の経験はありませんが、作品を鑑賞して感想を語りあう場は、知や学びをシェアする場であり、教育の本質に近いと感じています。ファリシテーターという職能についても同様です。自分の役割を問い直す場にもなりそうだと感じています。
 
舟之川についてお知りになりたい方は、以下のページをお訪ねください。(告知文に載せたものと同じです)
著書『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』https://amzn.to/2MDJWpx
MLTS鑑賞直後の感想
 
最近の問題意識
参加される方お一人お一人のバックグラウンドから、この映画がどう見えるのか、感想を聴かせていただくのを楽しみにしています。
ご参加お待ちしております。
また、周りの方へのご紹介も大歓迎です。
よろしくお願いいたします。

 

 

内藤より

今回のイベントでもお話したいなと思っていて、わたしがずっと持っているテーマでもある「脱学校」という概念について、noteにまとめてみました。
イベントに参加予定のかたも、今回は難しい方も、ぜひ読んでいただけたらうれしいです。

 

 

 

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鑑賞対話イベントをひらいて、作品、施設、コミュニティのファンや仲間をふやしませんか?ファシリテーターのお仕事依頼,場づくり相談を承っております。

2020年12月 著書(共著)を出版しました。

『きみがつくる きみがみつける 社会のトリセツ』