「立合狂言会」と銘打ち、狂言の流派や家の垣根を超えて、次代を担う若手と中堅の狂言師が集い、研鑽を積む公演を始め、今回で七回目となりました。それぞれの家の狂言を演じ合うことで、より一層の芸の向上はもちろんですが、今後の狂言界の交流や発展の試金石になればと期待しての企画です。
立合狂言会、めっちゃ楽しかった!すごい。
狂言だけの舞台を観たことがないのだけど、きっと愉快で軽やかになるだろうなぁと期待して行った。
いやはや、もうそれ以上!
狂言✖️ソーシャルディスタンスって、また時事的なサブタイトルだなぁと思っていたら、観てみるとわかる、なるほどね〜!
あれこれ説明したくなくなるくらい満足した!来年も来たい。
一曲ごとも味わいがあり、流派と家の違いも感じられておもしろかった。
もっと狂言のことを知りたくなった。
能楽堂の売店「わんや書店」で狂言の本を二冊買った。どちらもおもしろい。買ってよかった!
曲ごとの解説の本。まだまだ観たことのない曲がたくさん。
Q&A集。見開きでひとつの質問で見やすい。素朴な質問、上級者の質問どちらも解説がわかりやすい。狂言を見始めた初心者にぴったり。
演者さんだけで総勢30名ほど、最後は舞台に揃い踏みで圧巻!
全員男性なんだなぁとも思いました。女性の狂言師さんもいらっしゃるのだろうけれど、この場にはいらっしゃらなかっただけかな。いや、でも圧倒的に男性の多い世界、社会ですよね。(だから何、というわけではないけれど)
来年の日程はもう決まっているそうです。
2022年2月19日、早速カレンダーに入れました。
友人の影響もあって、少しずつ狂言にも興味が出てきたのだけれど、一気に身近になったのは、コロナ禍から生まれた奥津健太郎さん、健一郎さん親子のオンラインワークショップがきっかけ。
(ちなみに奥津さんを知ったのは、天籟能の会が最初。天籟能の会を知ったのは安田登さんをフォローしていたから。安田さんを......といろいろつながってくる。それはまた別の機会に)
オンラインワークショップは毎月または隔月の頻度で開催されていて、レクチャーと実演、質問コーナーの構成になっている。
レクチャー中は、面や装束の紹介もある。前回は「神鳴(かみなり)」と名前はわからないけれど狐が人間になったときの面を見せていただいた。この独特の造形に、抗い難い魅力がある。国立民俗学博物館に展示されている、あのエスニックな世界観。
ただ観てもおもしろい話だけれど、騙し合いや張り合いを親子で演っておられる(こちらはわかっている)ので、余計に可笑しさが増す。
参加されてる方の質問を聞くのも、実はすごく楽しみ。
「そんなん考えたことなかった!」「言われてみれば!」「わたしもそれ聴きたかった!」などなど、お子さんも多いからか、いろんな質問が出てきて、勉強にもなる。自分も素朴な質問できて、すぐ答えてもらえてありがたい。いつもわくわくする時間。
奥津さんといえば、こちらの舞台映像もおもしろかった。
愛知の「伎芸精髄 あいちのエスプリ」というプロジェクトの一環で配信されている
「こなごなになりました」「こっぱみじんになった」
この間合いがたまらない〜自分でも演じてみたくなる。
狂言を現代劇に近づけたはずなのに、現代劇の人が狂言に近づけて演ってる感じがあって、不思議な体験だった。(意味わからないですよね、、ぜひ観てほしい)
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