2020年10月。
友達に「おもしろかったよ!」と教えてもらった、すみだ向島EXPOに行ってきた。
墨田区の京島(きょうじま)、文花(ぶんか)エリアを中心に巡ってきた。
奇跡的に空襲を生き残った多くの長屋、平屋。暮らしてきた、使ってきた人々の気配。家と外が近くて、人と近い。
東京の他の下町に似たところもあり、違うところもあり。
まちと人をつなぐアート。
真ん中にアートをすえることで、さらにエネルギーを持つ土地。
人の行き交いにより、次から次へと生まれる場。
人口過密な東京のまち。
ごちゃごちゃして息苦しくて片付かなくて。
わたしはここで生まれ育ったわけではないのに、なぜか落ち着く。
狭い中にもいろんな表情があり、営みがあり、気質があり、文化がある。
広い空間や自然を求める気持ちもありつつ、わたしはやっぱり"ここ"が嫌いにはなれないのだよなぁ。