ひととび 〜人と美の表現活動研究室

観ることの記録。作品が社会に与える影響、観ることが個人の人生に与える影響について考えています。

〈レポート〉5/8 おうちで映画を観にいこう#2 『ラ・チャナ』

おうちで映画を観にいこう〉第2弾、ひらきました。

おうちで映画を観にいこうとは、

Zoomで待ち合わせ→各自オンライン配信購入&鑑賞→Zoomで感想を話す

をして、会えなくても、映画館に行けなくても、一緒におうちで映画を楽しもうぜ!という集いです。

オンライン配信されている作品からピックアップすることで、ミニシアターも応援しよう!という企画でもあります。

第1弾は、『ホドロフスキーのDUNE』でした。レポートはこちら

 

 

さて、今回はこちらの作品『ラ・チャナ』!

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https://www.uplink.co.jp/lachana/

ptix.at  

ラ・チャナ』は、一人のフラメンコダンサーの人生を追ったドキュメンタリー映画

若くして才能を開花させたラ・チャナでしたが、ある日突然、表舞台から姿を消します。

今だから語れる、その背景と、30年のブランクを経ても消えぬ踊りへの情熱。

なぜ踊るのか?
なぜ生きるのか?
なぜわたしなのか?
モニターを超えて迫りくる肉体の存在感が、見る者の魂を震わせます。

一人のアーティストの生き様にあなたは何を見ますか?

 

当日のこと

当日は、わたしがいる東京から3名、偶然にも秋田から2名いらっしゃるという、おもしろい顔ぶれとなりました。音楽が気になる、フラメンコを習っていた、サンバをやっていた、ミニシアター映画を観たくて、など、動機もさまざま。

今回はじめて参加してくださる方も、「待ち合わせて、わくわくしながら映画を観に行く感じがいいー!」とさっそく気に入っていただけた様子。うれしい。

 

わたしは、この映画の予告編を観たときに、とてもイメージがつきやすくて、なんとなく観たような気になっちゃいそうな映画だなと思いました。

でも実際観てみると、感じることや受けとるものは全然違いました。

さらに、この日観終わってから、Zoomで再び集まって感想を話してみたら、それぞれの方が注目していたところが全然違っていたり、同じところでも違うふうに観ていて、おかげで何重にも映画を楽しみました。

 

ほんといつもこればっかり言っているんですけど。

やっぱり感想を話すっておもしろい!!

人間の個別性ってすごい!!

特にわたしが印象深く残ったのが、ご自身も踊りをやっていらっしゃる方の、
「踊りの基礎訓練がないために、情熱だけで踊って身体を傷めてしまうことの怖さと、それを良し悪しで測れないことの深遠さ」の話でした。

ラ・チャナが膝や腰を傷めていたのは、指導者についていなかったこと、基礎訓練が積まれていなかったのでは?」との見立て。

観る人が観れば、そのあたりの危うさが感じとれるのですね。去年観た『わたしは、マリア・カラス』を思い出します。

 

ラ・チャナが才能や情熱に殺されてしまわず、温和なパートナーと共に、穏やかな日々を過ごしていてよかった。

だからこそ、なぜまた舞台に?という話にもなりました。そのあたり、わたしは後年のラ・チャナの踊りから、ギリヤーク尼ヶ崎やフジ子ヘミングを思い出しました。

アーティストというものはやはり、最後の最後まで舞台に立ち続けることを願うものなのでしょうか。

 

皆さんが場をとても楽しんでくださっていたので、話題はどんどん生まれ、新鮮な発見がたくさんありました。メモもみっちり。

 

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ひらいてみて思ったこと

感染症流行に伴って、映画も舞台もオンライン配信の機会がたくさんあるのはうれしい。

でも、ただでさえ人とリアルに会う機会が少ない中でデジタルコンテンツを観ていると、なんだか鑑賞体験がますます個別に閉じていってしまうのではと、少し危機感も持っています。

人と語り合う場で、体験がひらかれて、化学反応が起きることは、単に楽しいだけではなく、自分の存在の確認としても、今のような時期には大切になってくる。

このことをより意図的にもって、場をひらいていきたいと思いました。

 

それから、異文化を知ることができるのも、映画のおかげだったなと思い出しました。

わたしは10代の頃からたくさん映画を観てきましたが、言葉、感情表現、コミュニケーション、美術、ロケーションなど、映画に映る様々なものからその国の知識を得、憧れを胸に抱き、自分のルーツとの違いを思い、、ということをしてきたのでした。

映画のおかげです。

 

まぁなんだか小難しいことを並べましたが、発端は友人の、「聖子さんと映画を観に行きたいんだけど」とか、「一人で選べるし楽しめる年齢になったのに、あえて友だちを誘って、観る映画をすり合わせるとか、イイ♡」と出してくれた、楽しい思いつきでした。

今後もそんな感じで楽しくひらき、皆さんにも楽しんでいただき、そして映画業界にも小さく貢献できたらと思います!



参加者さんの記事をご紹介
note.com 

"映画って観ないとわからない不安要素がけっこうある。わたしは作品から大きく影響を受ける方なので、ちょっとでも疲れ気味の時は冒険したくないのです"
......すごくわかります。わたしもです!わりと念入りに調べて行きます。

"けれど、この場なら、作品のセレクトからよく練られているのできっと大丈夫です笑"
......というご信頼いただいていて、大変ありがたいです!作品の目利きもわたしの大事な仕事です^^


 
映画を語る場・今後の予定 
▼5月19日(火)映画 『ホドロフスキーのサイコマジック』を語ろう(要事前鑑賞)
ptix.at

▼5月22日(金)おうちで映画を観にいこう#3 『サーミの血』

ラ・チャナ』のキーワードであった、才能・民族・血がこちらにもつながります^^
ptix.at 

 

鑑賞対話会をひらいて、作品や施設やコミュニティのファンを増やしませんか?ファシリテーターへのお仕事依頼、ご自身が主催の場づくり相談はこちらまで!seikofunanokawa.com 
 

〈レポート〉5/3 映画『インディペンデントリビング』でゆるっと話そう、ひらきました

シネマ・チュプキ・タバタとコラボの映画対話の場〈ゆるっと話そう〉をオンラインで開催しました!

chupki.jpn.org

 

新型コロナウィルス感染拡大の影響で、チュプキさんでも映画上映ができなくなり、〈ゆるっと話そう〉も4月はお休みしていました。

でも5月は、こうしてまた皆さんと映画の感想を話せる!!
うれしくてわくわくしながら当日を迎えました。

4月30日までにオンライン配信で視聴すれば、チュプキさんにも興行収入が入るという、応援してね企画でもありました。

 

 

第11回ゆるっと話そう『インディペンデントリビング』

https://bunbunfilms.com/filmil/

映画館での上映がしづらくなっても、逆風にもめげず、オンライン配信をいち早く決めた新作です。 

障害者が自立生活を選ぶ。この映画で描かれているのは、リスクや責任を負いながら、生きることにチャレンジしている人々の姿。

自由って、自分らしさって、なんだっけ?
自分が生きたい社会や世界って、どんなふうだっけ?

今の「不条理」で「不自由」に覆われた世界を生きるわたしたちに、たくさんのヒントを差し出してくれているようです。(告知文より)

 
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7名の方がご参加!満席!

3分前に飛び込んだ方がいらして、満席になりました。このライブ感^^

遠方にお住まいの方、車椅子ユーザーでなかなか都心までは出にくい方も参加してくださったので、この点はオンラインでやってよかったところです。

聴覚障害の方がおられましたが、皆さんが話していることは、チュプキのスタッフさん2名が、UDトークという発言を同時に文字起こしするツールを使って共有し、ご自身の発言はチャットで、というやり方で進めました。

 

こんな話が出ました

・身近に障害をもった人がいる。社会が理解する必要があることと、障害を持った人からも歩み寄る必要があることと、両方あると感じた。そしてそれがこの映画で見ることができた。

・ヘルパーという仕事に興味があった。どんなきっかけでなるのか。どんな人がかかわっているのか。

・子どもが自立したがっているのに母親がなかなかさせない、失敗を心配するという人生にとどまってしまうことは、障害のあるなしに関わらず起こる。

・自立生活センターのスタッフは、親のサポートをしているようでもある。そのシーンがよかった。

・できないと思ってあきらめちゃっているけれど、実はできることたくさんあるかも。

・主体的になることの大切さを実感した。首から下が麻痺している人が、自分がしてほしいことを一つひとつ指示を出していくところは、すごいと思った。タフなことだ。

・「インディペンデントリビング(IL)」は福祉用語としてだけではなく、誰にでも関係ある大事な言葉として、流行らせたい。

・その人が望んでいることをサポートするという姿勢が大切。「その人の目の奥を見る」という表現や感性に驚嘆!

・周りがプロばかりだと、ついついやってあげてしまうし、言わなくても通じてしまうところが、良し悪し。

・時が止まってしまっていたのが、人のかかわりで動いていくところがすごかった。

・自分のやりたいことを諦めずに実現していく人を見て、また周りの人が力をもらっていっていることが感じられた。

・NHKEテレの番組『バリバラ』に出演している方も何人かいたが、彼らのふだんの生活を垣間見たようだった。

・大阪だからなのか?パワーを感じた。

・皆さんと話して、また観たくなった。購入期限があるまでは何度でも観られるのがオンラインの良さ。

・劇場での上映が再開されても、オンラインの〈ゆるっと話そう〉も両方あるといい。今までアクセスしづらかった人が参加できる機会かも。


......などなど、話は尽きず、60分じっくりたっぷり語りました。

 

わたしのふりかえり

・オンラインで話し慣れていない方もいらっしゃるので、参加者の方のアピールにお任せしない。「発言が少ないかな?」という方に話を振る、出た話題を全体に振って問いかける、当事者・側で支援する人・理解する人(アライ的な)などの立場が明確だったので、それぞれの立場からどんな感想を持ったかを質問を出してもう少し明らかにできたらよかった。すべてファシリテーションの基本。

・次回は、少人数で別室(Zoomのブレイクアウトルーム)機能を使って、なるべく話しやすい環境を作れたら。

・アンケートで、休日午前もよかったが、平日夜など時間帯を変えたりするとまた新しく参加できる人も出てくるのでは、というご意見もいただいたので、いろいろ試せたらなと思っています。

・事前申し込み制だと、場であったことのフォローができるし、アンケートもとれるので、これはこれでありがたい。

 

次回の〈ゆるっと話そう〉は、なんとあの話題作!!

近々ご案内します。どうぞお楽しみに!!

 

 

参加者さんの記事をご紹介します。

場で対話できたこともうれしいですし、こうして書いたものを読ませていただけるのも喜びです。(掲載の許可をいただいております)

note.com

 

田中監督、鎌仲プロデューサー、平塚チュプキ代表のトークライブ

4/29に配信された作品をめぐるトークライブです。こちらでアーカイブが観られます。映画を観る前に・観た後にぜひ!

 

こちらの本もおすすめです

3月の『37セカンズ』でゆるっと話そうの準備のために読んだ本です。

 

 

 

鑑賞対話会をひらいて、作品や施設やコミュニティのファンを増やしませんか?

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seikofunanokawa.com

 

『生理ちゃん』の3巻、出てますよ〜!

生理を擬人化した漫画『生理ちゃん』の第3巻が出ましたよ!

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モデル、不倫、夫婦のパートナーシップ、上司や同僚、中絶、働くことと妊娠、女性とは、職場と女性と生理......。

今回もまた「ああーそういう面もあるよなぁ」と思うエピソードばかり。
作者のリサーチの丁寧さを感じます。

WEBで無料公開もされているのですが、本として、一冊にまとまっているのもまた良いです。こういった従来の価値観を覆す発刊の仕方も、おもしろいなぁと思いながら見ています。

『生理ちゃん』といえば、昨年こんな読書会をひらきました。

hitotobi.hatenadiary.jp

 

対話のきっかけに、とてもよい作品です。

性や生理についての学びと対話の場をひらきたい方に、強くおすすめしたい。

作品を経由すること、安心安全に感想を語る場を設けることで、一見センシティブに見えるテーマも、ぐっと話しやすくなりますよ。

読書会ファシリテーターのご用命、企画や進行など場づくりのご相談、承ります。

▼こちらのContactから。お待ちしております。

seikofunanokawa.com

〈レポート〉カミュ『ペスト』を語ろう

カミュ『ペスト』を語ろうという場をひらいています。

4月中旬に1回目をひらき、2回目以降はリクエストにお応えする形にして、ここまで4回開催しました。

talkaboutpest4.peatix.com

 

なぜ『ペスト』を語る場をひらこうと思ったか

わたしが『ペスト』が話題になっていると聞いたのは、2月中旬。大型クルーズ船内での新型コロナウィルスの集団感染が起こり、多数の感染者、死者がではじめ、状況が厳しくなっていました。

ちょうどその頃から、書店で『ペスト』が売り切れ続出、重版がかかっていると。そして、「『ペスト』が今の日本を予見しているかの内容で、すごい」という感想が、方々から聞こえてきました。

コロナ危機の深刻な課題を見通した、カミュ『ペスト』の凄み(野口 悠紀雄) | 現代ビジネス | 講談社

感染症扱う小説や歴史書に注目 カミュ「ペスト」15万部増刷|好書好日


「これはみんなで語る場が必要かもしれない」と思いはじめました。

ただ、わたしはカミュの『異邦人』を読んだことはありましたが、『ペスト』はその存在も知らなかったので、一から読むことになります。

迷っているうちに4月に入り、NHKEテレの番組『100分de名著』が"ペスト"の回の再放送をすると知り、このタイミングしかない!と第一回を企画しました。

番組を観て、驚きました。

2018年放送時に、すでにこの未曾有の事態が予見されているかのような出演者たちのやり取り。『ペスト』という作品の魅力。カミュが込めた思いの深さ。本も読みはじめて、この物語には大きな力があることをさらに確信しました。

 

今、このコロナ禍を生きるわたしたちにとって、この物語にふれること、この物語について語ることが生きる希望になる。

もしもこの先、もっともっと長く影響が続いたとしても。

とりわけ有事には、立場や状況による世界の見え方の違い、何に困っているか・何を求めているかの切実さが、一人ひとり違ってきます。それを実感を込めて表現するときに、人を傷つけたり、分断を生んだり、孤立することが怖い。

でも、人は、自分の言葉で表現して現状を理解したい。

そのときには、作品を経由した対話が助けになります。

それが文学や芸術の力であり、場の力でもあります。

 

わたしが仕事を通じて貢献できることは、「いろいろ不安はあっても、今、比較的元気な人が元気なままでいられるようにすることだ」と、思い定めていたこともあります。

また、本を買うことや、番組を観ることで、社会にある他の資源ともつながりを持ってもらい、この場をきっかけに、小さいはたらきかけであったとしても業界を活性化したいという思いがあります。

作り手と届け手と受け手をつなぎたい。

『ペスト』に登場する人々のように、自分の信念にもとづき、今、自分にできることをする。したい。そう考えました。

 

場のすすめ方

タイトル。「読書会」というラベルはわかりやすい人にはわかりやすいですが、同時に限定的にもなりすぎるので、あえて「語ろう」とつけました。

対象者は、

・小説『ペスト』を全部読んだ人

・小説『ペスト』を途中まで読んだ人

・100分de名著『ペスト』を観た人

ですが、本を読んでいないことを引け目に感じないよう(たぶん引け目に感じがち)、「知らないことをシェアしあうことによって、深い理解につなげていけたら」という意図をもち、リマインドメールや冒頭でも重ねて共有しました。

100分de名著もすばらしい制作物として場で扱いたい、という意図もありました。

 

冒頭では、作品の周りにある世界の層を示し、どれもこの場での感想として扱うこと、行ったり来たりしながら対話を重ねていくイメージをお伝えしました。

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その他、話しやすいように、
・登場人物

・キーワード、キーフレーズ一覧

・時系列まとめ

なども準備して、スライドで共有しながら進めました。


わたしの役割としてはいつものように、
・作品を語る場である(6割は作品の話をしている時間)

・異なる視点、異なる解釈を自ら提案することと、参加者に提出を依頼すること

を大切に、75分間集中してファシリテーションをしました。

 


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ひらいてみて

4回ひらいている中でも、同じ話題になることがほとんどなく、毎回とても新鮮でエキサイティングな場となりました。

語り合いの中から見えてきたのは、

  • わたしたちが喪ったもの、変わらず愛しているもの、見出したもの、新たに手に入れたもの、ないことにされていたもの。
  • 今、とても複雑な中にいる自分の発見。
  • そんな世界を生きていきたいか。
  • 分断の悲しみや怒りと連帯の希望
  • 読むたびに示唆を与えてくれる、現実を直視する勇気を与えてくれる、対話を起こしてくれる本の貴重さ、普遍性。
  • オランのまちを生きる誰もがわたしであるという発見。オランの町にも、今わたしが感じているこういう思いの人や、こういう行動をとった人がいたんじゃないかと想像する。
  • 一人ひとりがまったく個別の存在であることへの感謝。

.....などなど。


わたしたちは、生活様式の変化や人生観の転換など、まだまだ大きな揺れを経験していくと思います。

でも、この物語にふれるたびに今の自分の座標を確認し、生きるヒント、歩むべき方向を手にし続けることができます。きっとできます。

 

皆さんが場を信頼してくださて、感性をひらいて惜しみなく表現してくださったことに心から感謝します。

 

ひととびセレクション》は、鑑賞対話ファシリテーター・舟之川聖子がセレクトする表現作品を真ん中に、感想を語り合う集いです。本(読み物)、映画(映像)、舞台、美術など、さまざまなジャ... powered by Peatix : More t..きょうも時間や空間、国や場所を超えて、たくさんの人間の生を旅しました。

15万部増刷され、たくさん売れているので、読んだ方はたくさんいるはずですよね。他の方はどんな感想をもったんだろう。きっと一人ひとり、まったく個別の読書体験をしているのだろうなぁと思います。この『ペスト』の物語と、みなさんと語り合う場に、わたし自身がとても救われてきたように思います。参加者の皆さんが、場を信頼し、感性をじゅうぶんに開放して、惜しみなく表現してくださったことに心から感謝いたします。

参加者さんの記事をご紹介します

受け取るものの、一人ひとりの違い。一人の中の、その時々の違い。豊か。
見せてくださって、ありがとうございます!

*許可をいただいて掲載しています。

 

note.com

 

note.com

 

 

\ 今後もリクエストに応じて開催します /

Zoomにて。定員5名。平日休日問わず。候補は以下の中から。

10:00-11:15

13:00-14:15

14:00:15:15

20:00-21:15

21:00-22:15

リクエストお待ちしております!

https://seikofunanokawa.com/contact/

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参考資料

▼関連書籍 

 

 

▼100分de名著公式サイト

www.nhk.or.jp

 

▼100分de名著"ペスト" オンデマンド配信サイト

www.nhk-ondemand.jp

 

〈レポート〉レクチャー「オンラインにおける場づくりのコツ」@WOMAN SHIFT勉強会

若手女性議員のエンパワメントの場・WOMAN SHIFTの勉強会「アフターコロナの議員のあり方を考える」にて、「オンラインの場づくりのコツ」をテーマにレクチャーさせていただきました。

note.com

 

当日は18名もの議員さんがご参加くださり、関心の高さを感じました。

 

オンラインの場は、施設の手配等がない分、金額を低く抑えられ、参加者にとっても距離を気にせず参加できる利点があります。

一方で、場の主催者やファシリテーターの「人としての魅力や技量」がシビアに問われます。このような状況でも、発信、ネットワーク、場づくりの経験を積んでいくことで培います。

 

 

場づくりとは、機会と関係をつくること。

どんな動機から、どんな目的をもって、誰を対象としてひらくのか。

来た人との間でどんな関係をつくりたいか、来た人にどんな状態になって帰ってもらいたいか。

一つひとつ、より明確に、より意図をもって、設計することが求められます。

 

レクチャーのあとは、「こういうときはどうすればいいか?」など、活発な質問や意見交換が絶え間なく行われ、わたしも大いに刺激を受けました。

 

▼WOMAN SHIFTさんのレポート

note.com

 


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社会を変えるためには、政策決定の場に女性がいなくてはならない!
でも、女性がテーブルにつこうと思える環境はどのようなものだろう?
議員を続けられるサポートってなんだろう?
......と、常々考えていたわたしにとって、今回のお声がけはとてもありがたいものでした。

仕事を通じて、自分にできる貢献があることを、とてもうれしく思います。

 

また、WOMAN SHIFTという場自体のすばらしさにも、非常に感銘を受けました。

全員が公人であるだけに、安心と安全が場の要となりますが、配慮に配慮を重ね、丁寧に場がつくられていました。

信頼と連帯のコミュニティを持ちながら、若手女性議員さんたちがそれぞれの地域で活躍されていることも、多くの方に知っていただきたいと思いました。

 

WOMAN SHIFTの皆さま、ありがとうございました!!

 

 

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『オンラインの場づくりのコツ』の講師承ります。
20分のレクチャー+40分のディスカッションなど、目的、人数に応じてカスタマイズいたします。ウェブサイトのコンタクトフォームよりご相談ください。

seikofunanokawa.com

 

場づくりのご相談承ります。オンライン・個人セッション・30分/60分

seikofunanokawa.com

〈お知らせ〉5/22 おうちで映画を観にいこう #3 『サーミの血』

〈おうちで映画を観にいこう〉第三弾ひらきます!

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気になってはいたけれど、観るタイミングを逸していたという方も多いのでは?

 

どこの地で生まれたか、どんな民族に生まれたか、どんな両親から生まれたか。
文化、風習、言語。
誰しもその人固有のルーツと血を持っています。
観る人の中には、自分のルーツを思い起こすかもしれません。

あるいは、サーミに人類学的な興味関心を寄せる気持ちをもって、観続けるかもしれません。
そのコミュニティから引き千切れるように脱出し、自立していく一人の少女の成長を見守る気持ちとのあいだで、葛藤するかもしれません。
観終わったときに残る風景、感情はどのようなものでしょうか。

遠い国の話のようで、日本で起こっていることでもある。
閉鎖的な(疎外された)コミュニティで生きるしんどさや、そこからの自立をはかる物語には普遍性があります。

 

映画『アナと雪の女王2』に登場するクリストフや、架空の⺠族「ノーサルドラ」のモデルになったと言われるのが、サーミ
大きな映画『アナ雪2』と小さな映画『サーミの血』の行き来もまた、おもしろいトピックでしょう。

 

ご参加お待ちしております!

 

※UPLINKのオンデマンド配信を同時再生して、鑑賞後にZoomで感想をシェアする会です。UPLINKや映画業界の応援にもつながります。

 

★詳細・申し込みはこちら★

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2019年版・1日1冊好きな本を投稿する7日間

去年の8月ごろに、「1日1冊好きな本を投稿する7日間チャレンジ」のバトンが回ってきたときに7冊の本を投稿した。

今年も、似たようなチャレンジがSNSで流行っていて、複数の方からバトンをいただいた。

やるかどうか、やるとしたらどんなふうにやるか、今考えているところ。

 

「表紙だけを投稿して説明はなし」ということだったけれど、あれは取り組みやすくという意図だったのかしら。

はじめた人が誰だかわからなくて、ルールだけが回ってくるので、人それぞれに反応や解釈があるようだ。

 

これはじめてで楽しいな!という人もいれば、
うーん、なんだか抵抗があるな、苦手だな!もあるし、
ルール改変してやっちゃう!なども。


人間ってほんとうに一人ひとり違う。

読んでいる本も、本との出会い方も、読み方も、違うしね。

 

わたしは、どうせなら、本を読んでもらえるように、紹介していきたいなぁ......。

読書体験を欲してほしい。刺激したい。

ここに紹介した本でなくてもいいから。

 

とりあえず去年出した本たちに説明をつけてみるところからやってみます。

「AからZまで買えるサイト」のリンクを貼っているけれど、まちの本屋さんや図書館が開いていれば、ぜひそちらで購入してもらえたらうれしい。

 

 

2019年版・1日1冊好きな本を投稿する7日間

 

『歌行燈』泉鏡花岩波文庫

www.instagram.com

https://amzn.to/2W2tH7O

青空文庫でも読める。モニター、横書き、ふりがなつきでも抵抗なく読める!という方はぜひこちらで。https://www.aozora.gr.jp/cards/000050/files/3587_19541.html

 
2013年ごろ、自分でブッククラブ(読書コミュニティ)を立ち上げようとしていたときに、出会った本。

地元の図書館で毎月1回、読書会がひらかれていて、その課題本だった。

図書館の主催ではなく、そういう活動をしている有志の会があって、図書館側は無料で部屋を貸したり、複本を集めて貸し出す手配をしてくれているようだった。

そういう運営っていいですよね。どこでもやればいいのに、と思う。

泉鏡花は、高校生の頃に一度『高野聖』を読んで夢中になった覚えがある。でも『歌行燈』は読んでいなかった。

この本は、薄いし、会話部分が多くて読めそう、読書会にも参加できそう!と思って読んだ。

読みはじめたら、夢中で一気に読んでしまった。明暗、音楽、着物の動き。一つひとつが繊細で、すべてが映像的でダイナミック!!ゾクゾクした。

ちょうどその頃、お能を見始めたばかりだったので、この小説のクライマックスで描かれている『海人』の舞の場面では、鳥肌が立った。

「そんな心動かされた体験を皆さんと話せるのか!」と、当日わくわくしながら読書会に行った。

ドアを開けてみたら、メンバーは60代〜80代ぐらいの方々ばかり15人ほど。わたしと同じぐらいの年齢の人はいなかった。

一人ひと言ずつ感想を話して一周していくスタイルだったが、「難しくて読めなかった」「とりあえず読んだけど意味がわからなかった」という人が大半で、あとは桑名に行った思い出や、泉鏡花についての知識の披露の場になっていた。

わたしだけが物語の感想を熱く語っていて、完全に浮いてしまった。

「また来てね、若い人が来るとうれしいわ」を言われたけれど、やはり足を運ぶことはできなかった。

そのときに、「そうか、年配の方だからといって、昔の物語を読みこなせるとは限らないのだ。それは学習であり習慣なのだ」と知った。

このときの経験は、わたしの場づくりにとても大きな問題意識を投げかけた。

同じ話をあと100回できるぐらい、わたしにとって重要な転換点のひとつだ。

 

 

うーん、なかなかひと言で紹介が終わらない。

これを7冊分はなかなか大変だ!という感じがしてきた。でもがんばるぞ!

 

 

『エクソフォニー 母語の外に出る旅』多和田葉子岩波文庫

www.instagram.com

https://amzn.to/2YBsPZp

そのタイトルの通り、まるで旅に連れて行ってもらうような本。

異なる言語、異なる文化。

多言語を操る人、ルーツと言語が異なる人、先天的に持っている人と後天的に身につけた人。〇〇人と、〇〇語と、〇〇国。

母語ひとつに強烈に囚われているわたしにとっては、「母語の外に連れ出された」これは、味わったことのない感覚。ものによっては、この先生きていてもぜったいに味わうことのできない感覚。

多和田葉子さんのエッセイは言語の話が多いのだけれど、一番はじめに読んだこの本が一番印象に残っている。ドイツ語の勉強をしていたときに出会った。多くの人が多和田作品に小説から入るのかもしれないが、わたしはエッセイから。

多和田さんは詩人でもあるので、どんな文章も、音読したくなる。

世界中で朗読会も頻繁にひらかれていて、二回参加したことがある。一回は上智大学、一回はゲーテ・インスティチュートのライブ配信

実際に自分で音読したものを録音して、自分で聴いてみることもある。楽しい。

 

 

 

吉野朔実は本が大好き(吉野朔実劇場ALL IN ONE)』吉野朔実本の雑誌社

www.instagram.com

https://amzn.to/35yNFdK

わたしの10代に吉野朔実さんがいてくれてほんとうによかった。

著作マンガはほとんど読んでいる。何回読んだかわからない。映画の本も持っている。

これは亡くなったあとに買った本。版元が「本の雑誌社」というところがまた良い。

亡くなったことが、いまだに悲しくてならない。

 

 

 

『李陵・山月記中島敦新潮文庫

www.instagram.com

https://amzn.to/2Sz8nF2

高校の国語の教科書で出会った『山月記』。

正確に言えば、書き出しの一文との出会い。

「こんな美しく完璧な文章があるのか!」としびれた。後にも先にもこれほどインパクトのある書き出しに出会ったことがない。

その後、読書会で『弟子』を取り上げたり昨年は中島敦展にも行った。

これからも少しずつ、いろんな方面から出会っていくだろう作家の一人。

 

 

 

『十階 短歌日記2007』東直子ふらんす堂

www.instagram.com

https://amzn.to/2WnZ4bY

近所の書店には短歌と俳句と詩だけの棚があって、わたしが知っている書店のどこよりも充実している。そこでサイン入りのこれを買った。

東直子さんの短歌が好きだ。

なにげない言葉も、詩人が使うとこんなにも生き生きとする。

クールとユーモアと優しさのどれでもない、でも確かに自分の中にあるこの感覚。

何か足りなかったんだよな、と思ったときにこの詩集をひらくと、ああ、これこれ!ということが多い。

 

 

 

『夜明けの図書館』埜納タオ(ジュールコミックス)1〜5(続巻)

www.instagram.com

https://amzn.to/2W4SVCt

こちらに記事を買いたので割愛。

https://hitotobi.hatenadiary.jp/entry/2020/03/05/175339

 

 

 

『月の輪船』長野まゆみ鳩山郁子(作品社)

www.instagram.com

https://amzn.to/2YGFM4a

絶版になっているかもしれない。

これも10代の頃に夢中になっていた、長野まゆみさんと鳩山郁子さんの黄金コンビ。

大切すぎて、そうそう感想は語れない。好きな人となら話せるかもしれない。

10代の頃の感性でたっぷりと受け取っていた美がぎゅっと詰まっている。

今後何度引っ越すことがあっても絶対に手放さない一冊。(正確に言うと、シリーズものなので全4冊)

 

 

全部書いてみるとけっこう時間がかかった。

でも今年は一箱古本市にも出られなかったから、こんなふうに本を愛でたり、本を通じて人と交流するのもよいかもな。

 

2020年版も投稿してみます。

テーマや軸、どうしようかなぁ。

単に「好きな本」「おもしろかった本」ならよく紹介はしているので、何か決めたい、という気持ちがあります。

 

展覧会のようにしてみたい。

 

まずはお散歩して、初夏の風に吹かれてみます。


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《お知らせ》5/8 おうちで映画を観にいこう #2 『ラ・チャナ』

〈おうちで映画を観にいこう〉第二弾ひらきます!

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金曜日の夜、一緒に映画を観にいきませんか?
といっても、映画館には行けないから、おうちで。

1. Zoomで待ち合わせしてこんばんは
2. 映画を個別に観て(UPLINKのオンデマンド配信)
3. 再びZoomに集って感想を語る。
という流れ。

前回は、『ホドロフスキーのDUNE』を観にいきました。

映画を観てすぐに語るって、それはそれでやっぱりなんともいえない熱があります。

 

 

映画『ラ・チャナ』は、一人のフラメンコダンサーの人生を追ったドキュメンタリー

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ラ・チャナの語りは詩人の言葉。
なぜ踊るのか?
なぜ生きるのか?
なぜわたしなのか?

モニターを超えて迫りくる肉体の存在感が、見るものの魂を震わせます。
一人のアーティストの生き様にあなたは何を見ますか?

異なる文化を知ることができるのも、映画のおかげ。
映画を語る喜びを分かち合いましょう!

 

 

ミニシアター応援企画

UPLINKのオンデマンド配信システムから作品をピックアップすることで、UPLINKも応援します!(配信は個々にお申し込み、個々にお支払いとなります)

アップリンク作品 60本見放題 
https://vimeo.com/ondemand/uplink60/

 

 

ご参加お待ちしております!お申し込みはPeatixまで!

ptix.at

演劇の力

先日、朗読のワークショップに出た。

朗読というか、朗読劇というか、演劇というか......なんだか不思議な時間だった。

演劇を学びはじめた友人がつないでくれた場で、先生は俳優であり演出家であり、とある演劇手法の講師の方。

たぶんふつうにレッスンを受けたらもっとお高いのだと思うけれど、はじめてのオンラインでの試みということで、たいへん気軽な価格で参加することができた。

 

わたしは演劇を観るのも好きだけど、演るのも好きだ。

小学生のときは人形劇クラブや演劇クラブに入って、全校生徒の前で発表したり、友達と台本を書いて、演じた音をカセットテープに録って楽しんでいた。

10年ぐらい前にふと思い立ってインプロのワークショップに出たらとても楽しくて、その後プレイバックシアターや、そこから派生したワークショップにあれこれ出ていたこともある。

 

考えてみれば、ポッドキャストも、演劇的な要素がある。

役や設定がある中で、創作していくことが楽しいのかもしれない。

 

演劇という形式でしか要求されない「勇気」みたいなものがある。

普段やっていないとちょっと怖いし恥ずかしいけれど、その勇気を持って超えていくと、事態が展開していく。そういう経験をたびたびしている。

 

今回わたしは、コロナ禍がもたらす膠着状態からの、精神の脱出を計りたくて参加した。

 

 

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他の参加者さんの演劇経験は様々で、プロとして舞台に立っている方もいれば、ほとんど経験がない方まで。

ウォーミングアップにたっぷり時間をかけて、身体の動かし方、表情の作り方、人物の造形の仕方、頭にあるイメージを身体に表出させるやり方など、先生が小さくステップをつけてくれるので、少しずつ演劇の世界に入っていける。

 

「やってみてどうか」「みていてどうか」の感想のやり取りをしながら進んでいくのも楽しい。

 
 

当日のメインは、「星の王子様」のXIIのパート。星の王子様が呑み助の住んでいる星に行って、少しやり取りをするところ。単行本にしても1ページちょっとぐらいの短い部分。

特定のセリフを口に出してみて、表情や意図を考えてみる。

「このシーンや言葉をわたしはこんなふうに解釈をした」と持ち寄り、見せ合い、刺激を与え合うやりとりは、とても読書会っぽい。

 

 

わたしは、呑み助の役をやらせてもらった。

この経験がまたちょっと今までにない感じだった。

星の王子様の関わりによって自分の中の呑み助に変化が起きる感じ。

また、わたしが造形して演じる呑み助を、鑑賞者がさらに豊かに造形してくれる感じ。

受け取ったものを言葉にして伝えてくれたときに、わたしの中の呑み助が喜んだり、感謝したりしている。

「こんなにダメな自分だけれど、チャーミングな部分をちゃんとわかってくれている人もいることがうれしい」という気持ちが自然にわいてきた。

これは驚いた。

 

 

また、ここにいない他者へも触手が伸びていくような感覚があった。

なぜ酒を飲むのか、なにを忘れたいのか、なにがはずかしいのか。

思考と想像を深めていくうちに、自分が日常で相入れないと思っている人たちへの、共感や理解したいという気持ちが湧いてくる。

お酒を飲むことに限らない、その人にしかわからない、抱えている何かへアクセスしようとする試み。想像の範囲だから安全だし、自由。

でもなりきってみると、自分のままでは行けなかったところまでたどり着ける。発見がある。

関わる他者も演劇の中だから安全。

 

演劇すごい!

 

 

他の参加者の方々の何気ないコメントに、ハッとさせられることばかりだった。

今起こっていることについて話しているのだけれど、普遍性も帯びていて、今日常で取り組んでいることがチラチラと刺激された。

 

 

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終わってみて、思ったのは3つ。

・普段、演劇としてはやっていないけれど、別のことで積んできたものをフル活用したという感じがある。爽快感。

・優劣の評価がない場、応援や挑戦を共有できる安心な場での表現は、自分でも思わぬものが出る。思わぬものを出すことが歓迎される。

・未経験のことでも、ステップを踏めば、できていく。人間の可能性は大きい。

 

 

今後も、よきタイミングに演劇に触れていたい。

場をひらく側としても、「演劇」という選択肢を常に持っておきたい。

 

よい体験をありがとうございました!

 

 

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▼前に書いた記事。これもたぶん演劇。

note.com


▼演劇について話した回。

note.com

 

▼今回教わった先生。

note.com

 

 

 
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〈レポート〉ファシリのお仕事「スペイン語学習について話そう!」

スペイン語学習について話そう!

という会のファシリテーションのお仕事をさせていただきました。

主催は、日本とスペイン語圏の架け橋として語学スクールや情報発信の活動をしておられる、イスパニカさん。代表の方がわたしの友人というご縁です。

わたしはスペイン語を学んではいませんが、語学を学ぶ経験はありますので、そういった当事者性も生かしながら、場を組み立てました。

 

お知らせのページ。

www.hispanica.org

 

告知していただいたところ、あっという間に8席が満席となりました。ありがたい!

 

事前のアンケート

スペイン語の学習歴は1年未満から10年以上まで様々。

場に寄せるみなさんの関心

スペイン語を学んでいる人ってどんな人なんだろう?

スペイン語圏のどんな文化に興味を持っているんだろう?
・今、人に会えない、スクールに通えない中で、どうやって勉強しているんだろう?

といったところ。


スペイン語という切り口でのお互いのことがわかった上で、
参加者同士の情報交換もしながら、
やりとりしながら世界が広がるような、
この場ならではの楽しみが生まれるような、
そんな進行を探りました。

 

www.instagram.com

 

このような流れで進めました。

・イスパニカの紹介

ファシリテーター(わたし)の紹介

・チェックイン(お名前、学習歴、今日楽しみにしていること)

・ひとつめの質問「みんなどうやって勉強していますか?」

・フリートーク

・ふたつめの質問「スペイン・スペイン語にまつわるものを見せてください!」

・フリートーク

・チェックアウト(きょうの感想)

(計60分)

 

「みんなどうやって勉強していますか?」
どなたも工夫して楽しみながらスペイン語の学習を続けておられました。「へえ〜そんなやり方が!」という刺激をお互いに受けていらっしゃるようでした。


「スペイン・スペイン語にまつわるもの、見せてください!」

画面に一斉に出していただきました。スペイン語を学びはじめるきっかけになったものなど、思い入れのある物が画面いっぱいに広がる景色はすてきでした。

 

その後の流れのフリートークでは
スペイン語圏の音楽、どんなの聴いてます?」の質問に、チャットに次々と書き込んでくださって、いろんなミュージシャンの名前が上がりました。
ここの盛り上がりがすごかったです!

 

●チェックアウトでは、

・初学者だけれど、長く学んでいる人の話を聴いて先の夢が広がった

・他の方の学び方や楽しみ方に刺激を受けて、もっとがんばりたくなった

・あらためてスペイン語圏の文化の多様さと豊かさを知った

・パデルやミートアップなど、いろんな場があるのを知った。外出できるようになったらいろいろやりたい

・イスパニカさんで企画してほしいことができた

・オンラインでいろんな場所の人とつながれてうれしい

・Zoomをはじめて使ういい機会になった

などの感想をいただきました。

 

 

ファシリテーターとしてのふりかえり

  • 60分とは思えない、想像していたよりずっとたくさんの量と濃さのコミュニケーションがありました。スペイン語をテーマの場の中で、学習者同士がコミュニケーションをとる、という目的は果たせたのではないかと思います。
  • オンラインの会話で集中できるのは、せいぜい60分〜75分程度。これを目安に最近は場を設計しています。
  • もしも話につまったときのためにと、場で出す質問を10個ぐらい考えたり、スペインにまつわるクイズなども用意していました。実際進めてみると、使う必要もなく、わいわいと楽しい場になりました。
  • Zoomの無料イベントでも、やはり会社や団体の主催であると安心して参加できるようでした。(逆に言うと、別の場の話だけれど、今までわたしの名前と過去の実績だけで参加してくださっている方の勇気には、感謝しかないですね......)
  • 参加者同士が交流する自由なおしゃべりの場にもファシリテーションが必要とのことでご依頼いただけたことがありがたかったです。
    ・みんなが楽しめる話題を出す(誰でも一言なにか言える)
    ・一人ひとりの話を聴いたり、話と話をつなげる
    ・話したそうにしている人に気づく
    ・一人しか知らないことを全体がわかるように共有する
    などを、誰か一人が目的を持って、その時間帯に一貫して引き受けることで、場に一体感が生まれ、参加者の居心地はぐっとよくなります。
  • 特にオンラインでの集いは、固定された画面の中で、間合いをはかる発言スタイルで、独特のコミュニケーションが求められるため、ファシリテーターの役割が非常に重要です。
  • 今回の主催の方も、ファシリテーションはできる方なのですが、あえて外部の人間をファシリテーターとして入れることによって、場の可能性を引き出す試みをされていました。その試みが次へとつながることを祈っています^^

オンラインの場にも、ぜひファシリテーターをご利用いただけたらと思います。

ご依頼はページ一番下のウェブサイトまでお気軽にどうぞ!

 

 

イスパニカさんについて

ツイッター

 

▼イスパニカさんの次回企画。スペイン語を学んでいなくてもOKとのこと。映画好きの方、ぜひ!

20200505almodovar.peatix.com

 

 

ファシリテーターのご依頼はこちらへ

seikofunanokawa.com

〈お知らせ〉5/3 オンラインでゆるっと話そう・映画『インディペンデントリビング』

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★5/3(日)は、オンラインで〈ゆるっと話そう〉!!

シネマ・チュプキ・タバタさんとコラボの映画対話の場、〈ゆるっと話そう〉をオンラインZoomで開催することになりました!!!

やったー!!!また皆さんと映画の感想を話せるのがうれしいです!!!

 

3月のゆるっと話そうは、配慮しながら開催して、

4月は映画館自体がお休みになって、

このまま5月はどうなるであろうか、と考えていたところだったので、お声をかけていただいたときには、とてもうれしかった!

 

わたしがこれまでオンラインで場をつくってきた数々の経験を活かして、チュプキさんとだからこそつくれる場をお楽しみいただけたらと思います。

 

映画のほうも素晴らしくてですね。

『インディペンデントリビング』という、障害者が自立生活を選ぶ中で、本人と周りの人との出会いや、変化や、成長のドキュメンタリーです。

 

予告がいいので、まず観てほしい。

映画にも出てくる「かわさき」さんの歌がいいんです、すごく。

 

 

障害者が自立生活を選ぶ。

自立生活を支えるための手が、社会にこんなに様々にあったのか、ということにまず驚きました。

映画の中で、当事者の方もおっしゃっていたけど、「そんなんできるんや!やってええんや!てつどうて(手伝って)もらえるんや!あきらめんでええんや!」という驚き。

プロってすごい!プロフェッショナリティとは、についても考えます。

 

そして、リスクや責任を負いながら、生きることにチャレンジしている人々の姿を映画の中に追いながら、ああ、そうだ、自分らしく生きるってことはタフなんだ、と思う。

ここまではできる、わかる、考えられる、こうしてほしいを伝える。

いちいち伝えていかないと、伝わらない。でも諦めない。

人とこすれあう、行き違う、疲れる。わかりあえなくて絶望する。

親子でも。親子だから。他人でも。他人だから。

だけど、優しいだけじゃないし、タフなだけじゃないからこそ、いい。

知る、理解する、伝わる。

してもらっているーしてあげているの関係を超える育み合い。

登りながら見える風景の変化。美しさ。

 

そしてそれを当たり前に望んでよいということ。望めば、叶う。

それを実感した人が、次の人のための場をつくっていくことにもまた、心が震えました。

 

これが生きるってことなんだなぁ。

 

自由ってなんだっけ?

自分らしさってなんだっけ?

どんな社会に生きたいんだっけ?

 

この映画がたくさんのヒントを差し出してくれています。

「この環境を受容することが、障害を受容するっていうことなの?」

今観るべき、可能性に満ち満ちた一本です。

 

少人数は変わらず。
映画を語る喜びをゆるっと分かち合いましょう。

ご参加お待ちしています!!

 

ご予約はこちらから

 

 

 

この逆風にもめげず、オンラインで封切った作品です。事前にネットでの上映を観て来てくださいね!https://vimeo.com/ondemand/filmil

配信は5月6日までですが、4月30日までに視聴すると、チュプキさんにも興行収入が入ります。日本で唯一のユニバーサルシアターの応援もどうぞよろしくお願いします。

 

 聴覚障害をお持ちの方:UDトークでのガイドあり。会話にはチャットで参加できます。お申し込みの際にお知らせください。

視覚障害をお持ちの方や、ガラケーや固定電話のみの方も、Zoomは電話からも参加できます。詳しい手順>>電話でZoomミーティングに参加する – Zoom-Support

 

 

チュプキさんとひらく場のうれしいところは、ユニバーサル対応を当たり前に考えられることです。

視覚障害の方、聴覚障害の方、車椅子の方、外出の難しい方にも参加していただきたい。普段わたしが出会いにくい人たちと出会える。

この打ち合わせをしていく中でも、「へぇそんなコミュニケーションの方法やツールがあるんだ!」と初めて知ることが多いです。

自分の視野が拡がっていく感じがたまらない!

 

5月3日、楽しみです!楽しみにしていてください!!

 

 

 

あ、その前に!

チュプキ代表・平塚さん進行による、田中監督、鎌仲プロデューサーのトークショーLIVE配信もあり!

4月29日(水)16時〜17時

YouTube配信URL
https://youtu.be/T60pLj-Nz_0
お知らせ詳細
http://chupki.jpn.org/archives/5586

 

お知らせ山盛りでしたが、どうぞよろしくお願いしまーす!!

 

 

ありがとう、MET Opera!

COVID-19感染拡大の影響で、公演ができなくなり、ライブビューイングも上映できなくなってから、毎日、良質の公演映像を無料のストリーミングで届けてくれる、メトロポリタン・オペラ。

https://www.metopera.org/

ライブ・ビューイングの過去のストックなどから配信してくれています。

 

 

きのうは、40人以上のアーティストが参加するライブ配信、"At-Home Gala"のプロジェクトがありました。自宅から、故郷から、美しい音楽を4時間以上にわたって届けてくれました。

ontomo-mag.com

 

アメリカでのこのウィルスの状況を考えると、もちろん単純に数字だけでは測れないけれども、日本の東京に暮らしているわたしとは、また全然違った感覚でいるであろう人々。

オーケストラの団員の中には、感染が元で亡くなった方がいたようで、賛美歌がその方に捧げられていました。

音楽を通して悼みを共にし、愛や友情や希望を奏でる姿に、涙が止まりませんでした。

 

 

この機会に、ドネイトしました。

 

このドネイションは、わたしにとって、日頃の感謝とサポートの表明でもありましたが、同時に、

・作り手や届け手への敬意を持ち続ける、
・無料コンテンツとして消費はしない、
・観客としての誇りを失わない、

という覚悟でもありました。

 

その芸術のクリエイションのために、どれほどの時間とエネルギーが割かれてきたかを考えれば、わたしだって決して家でだらりと観ていたいのではないんだ!

然るべき館で、然るべき服装で、然るべき金額でこの芸術の素晴らしさを受け取りたい。

無料に慣れたくないという話をきのう鑑賞仲間と交わしました。

 

もちろん、日常の暮らしの中で、一流のパフォーマンスにふれられるのは、一方ですごくうれしい。

家でごはん作りながら、お皿を洗いながら、パソコンで仕事をしながら、聴けるのはうれしい。鑑賞仲間とわいわいチャットしながら観られるのも、新鮮でうれしい。

今までハードルが高いと感じていた人が、気軽にオペラの世界にふれられるのは、全体の認知や販路拡大にも繋がって、うれしい。

 

ドネイションにしても、全員がそう「するべき」とも思わないし、全員がそう「できる」とも思わない。

 

ただ、その真価を知る者は率先してやることがある。

ドネイションに限らず。

それを、あらゆる芸術や文化に対してのわたしの態度としていく。

 

 

今回あらためて感じているのはもう一つ、「この大切な文化の存続のために、ドネイトしてね」とまっすぐにリクエストできることへの羨ましさ。

芸術や文化が社会にとって、市民にとって、大切なものとして存在している。社会とそのコンセンサスが取れている。歴史や土台。

わたしが生きている社会には、これがまだまだ足りないんだ、という悔しさ。

これもあらためて刻んで、自分のお仕事をしていこうと思います。

 

 

今後、公演や開催の形態は少しずつ変わっていくと思います。

わたしが生きている間にもバーチャルで体験できることは増えていくでしょう。

 

でも人間の身体の可能性に気づき拡張してくれるような、あの振動は、あの魂の震えは、まだしばらくライブでしか味わえないと思いたい。

 

わたしは、その体験をこそ、愛しているのです。

 


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*追記*

きょうのメトの配信は、ロッシーニの『チェネレントラ』。

カーテンコールまで観ていて、涙が出てしまった。

またこんなふうに人々が集って、美しい舞台を観ることができますように!!

 

《レポート》おうちで映画を観にいこう第1弾、ひらきました

おうちで映画を観にいこう第1弾、ひらきました。


▼イベントの内容はこちら

whydontwegotocinema1.peatix.com

 

これは、

UPLINKの映画配信システムから選んだ作品を、
参加者それぞれが、自分のおうちで同時再生して、
終わってすぐZOOMで集まって感想を話す。

という、今回参加者さんと共同で開発した、鑑賞対話ワークショップの型です。

 

平時であれば、映画館に観に行って感想を話す場がつくれればよいのですが、今は映画館は休業せざるを得ない状況。また、観客のほうも緊急事態宣言が出て、外出しづらい状況。

映画業界もサポートしながら、自分たちの交流や刺激のニーズも満たせる方法があるんじゃないの?ということで生まれたプログラムです。

場の中でお金をとって映画を再生するのではなく、映画料金は別途利益になるように払われている。

しかもUPLINKの「60本見放題」というプランを使っているので、このイベントが終わっても3ヵ月ずっと楽しめる。

www.uplink.co.jp

 

みんながハッピーになれる、我らながら大変すばらしいプログラムです!

 

 

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さて、今回の『ホドロフスキーのDUNE』、わたしは観るのは3回目でした。

 

いやぁ!

何回観ても衝撃だし、笑ってしまうし、美しいし、時間や場所を超えるし……まるで神話のようです。また元気が出ました。

スペシャルな能力を持った戦士たちを集めて旅をしていくところも好きだし、

ホドロフスキーの信念とチャーミングさにふれると(映画ごしだけれど)、なんだかすごく自分の中で励まされたり癒えるものがあって、いつも不思議なのです。

これぞサイコマジック!!

 

来てくれた方々は、「初めて観たけれど期待を上回ってすっごくよかった!」とのことでした。よかった。

 

上映が終わってからの感想では、

 ・ホドロフスキーがとにかく最高
・固定概念がふっ飛ばされる
・でも「オッサン」の過去の栄光話にならないどころか、見ていて気持ちいいの不思議
・自分もこんなふうにあとから映画にされたい
・生存者バイアスがかかっていい話になってるのか、陰で泣いてた人がいるのか
・絵コンテが美しい。あんなふうに絵描けるようになりたい
・このドキュメンタリーの監督は、伝説を残したい!絵コンテ動かしたいって思ったはず

などなど、

たくさんの話題が出て、1時間弱でしたが、みっちりたっぷり話しました。

\大満足/

思った以上に、ほんとうにみんなで映画を観に行った感じがしたし、解散して家に帰るのもすぐ(っていうかうちだし)というのもよかったです。

 

オンラインで観て話すには、やはり映画は90分程度の尺がちょうどよいですね。

次回は、
ラ・チャナ
・光のノスタルジア
顔たち、ところどころ
シーモアさんと、大人のための人生入門
・ラッキー
サーミの血
のいずれかからピックアップします。

金曜日か土曜日の夜に考えております。
リクエストがありましたら、お気軽にお知らせください!

 

seikofunanokawa.com

 

ただいま、カミュ『ペスト』を語ろうも募集中です。
4/26(日)午前です。

 

 

鑑賞を生きる力に。



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ひととびセレクションのはじめにあたり

ひととびセレクションのはじめにあたり

《ひととびセレクション》は、鑑賞対話ファシリテーター・舟之川聖子がセレクトする表現作品を真ん中に、感想をわいわい語り合う集いです。
本(読み物)、映画(映像)、舞台、美術など、さまざまなジャンルの、古典から現代までの作品を、毎回幅広く取り上げます。
わくわくの好奇心を手がかりに、一緒にめくるめく鑑賞の旅に出かけましょう。

 

日本に新型コロナウィルス(COVID-19)が上陸して以来、刻々と状況は変化に対応するため、わたしたちはたくさんの努力を払っています。

次々を流れてくる膨大な情報やコンテンツから、自分に有益なものを見つけ、瞬時に目を通してはストックする作業を習慣づけています。そして、いつの間にか、自分一人VS世界のサバイバルモードにいて、疲れきっている。そんな状態にありませんか?

少なくとも、わたしはそうなっています。

 

今回シリーズで場をひらくのは、一旦立ち止まって、他者との「鑑賞」の時間を持とう、という提案です。

 

静かな気持ちで、対象を手でさわって、目で見る、聴く。

よく観察した結果を場の中で話してみる。

言葉にして自分の音を聴く。人の音を聴く。

 

言語による自己表現は、
激流の中でも自分を失わずに、
今日を生き抜くためのサバイバルスキルです。

 

わたしが危惧しているのは、人々がなるべく表現しないように、話さないようにしよう、という方向へ向かっていくことです。

誰かを傷つけるかもしれない、間違っているかもしれない、糾弾されるかもしれない、ということを恐れるあまり、口をつぐみ、考えないようにし、感情に蓋をしたり、別の感情や論理にすりかえていくことです。


公には発信しづらい。かといって、雑談や放談では安全性が担保されにくい。

「うっかり」言ってしまったことによって、信頼や信用が損なわれ、人間関係が悪くなることは、今もっとも避けたいことです。

 

このようなときには、対話の場が役に立ちます。

ファシリテーターのいる、安心安全で健やかな対話の場です。

ルールを敷き、境界線を守りながら、自分の感情や意見を表現できるところです。

テーマそのものを語ると概念的で抽象的になるため、特定の作品や表現を真ん中に置き、鑑賞します。

 

芸術作品から、今まさに発されている同時代の表現者の記事まで、幅広い選択肢の中から、わたしがセレクトして鑑賞対象とします。

 

まずは、今もっとも語りたい作品、カミュの『ペスト』を皮切りに、週1〜2回のペースで開催していきます。

オンラインの場に気軽に参加してもらうため、時間は75分を目安とし、参加費も廉価に抑えます。

作品は無料または廉価に入手可能な素材で行います。

作品提供元に対しても益になる場を目指します。

 

今後、興味のある回がありましたら、ぜひご参加ください。

あなたにぴったりのタイミングに、ぴったりの作品と出会えますように。

 

 

こちらでお知らせしていきます。

Peatix

hitotobi.peatix.com

 

Facebook

https://www.facebook.com/funanokawaseiko

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鑑賞対話ファシリテーターへのご依頼は、こちらの公式サイトから。オンラインの場づくりもお任せください。

seikofunanokawa.com

 

Facebookページをつくりました

Facebookページをつくりました。
 

https://www.facebook.com/funanokawaseiko/


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Facebookでプライベートのアカウントで公私取り混ぜて発信していると、本業が見えにくくなったり、宣伝がしづらいなぁと感じ、分けてみました。

すっきりしました。

Facebookユーザーの方は、いいね👍していただけるとうれしいです。

 

 

他にもこのようなところで発信をしています。

twitterhttps://twitter.com/seikofunanok (日記、メモ、告知)
instagramhttps://www.instagram.com/seikofunanok/ (写真日記、展示)
blog: http://hitotobi.hatenadiary.jp (告知、開催レポート、鑑賞記録)
note: https://note.com/hitotobi (理論、意見、エッセイ)

 

コンセプト、サービス、実績、仕事依頼は公式サイトへ。

seikofunanokawa.com